第147回JOAコロキウム 報告

  • 日 時:2014年10月15日(水)18:00-20:00 (定例の第3水曜日)
  • 場 所:「新中野切手サロン」 (地下鉄丸ノ内線「新中野」下車、4番出口 徒歩1分 LAWSONのあるボニータビル6F)
  • テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
  • 内 容:2004年アテネ大会の閉会式(NHK:日本語 約2.5時間)
    前半:若手研究者報告:近代オリンピックにおける国歌国旗廃止案について③(黒須朱莉)
     1973年オリンピック・コングレスの前後の理事会や総会の議事録から,IOCにおける国旗国歌廃止案がどのような展開を見せたか,特にブランデージ体制からキラニン体制へと移行するにつれて,IOC委員の中で意見の変容が見られることを議事録から実証した報告でした.ナショナルアイデンティティ確認と過度なナショナリズムのせめぎ合い,重要な論点です.発表後は質問や意見が百出.大いに盛り上がった研究報告でした.この研究はまだまだ継続されていきます.今後も乞うご期待.
    後半:オリンピックの母国ギリシャの2004年アテネ大会閉会式像鑑賞。(NHK:日本語 約2.5時間)
    アテネ大会の閉会式です。パパイアアノウ監督はギリシャの歌とダンスの共演を披露します.フィールドには麦畑,ギリシャのローカリズムの演舞,ワイン造りも演じられます.閉会式の最中には男子マラソンの表彰式.バルディニ(伊)が優勝,走路妨害されたリマ(伯)選手を覚えていますか?202カ国の旗手の入場後,選手達は走って入場です.アンゲロプロス女史が閉会挨拶,ロゲ会長はギリシャ語で挨拶開始.リスペクトとフェアプレーの大切さと,選手達が自国に戻っての普及を祈る.子ども達の参加はここまでは少ない.ハンドオーバーセレモニーと北京のウェルカムセレモニーでは,舞台をチャン・イーモー監督が勤めました。テーマはdancing Beijing.女子12楽房の派手な演出と太極拳の演舞など中国文化を披露し,北京大会をアピールしました.聖火は少女のフォディニちゃんがランタンに火を分け,中国の子供も含めて分け与えます.会場にライトが広がった後,少女がフーッと息を吹きかけると,聖火台の炎は静かに消えていきました. 居酒屋談義は7人で盛会に!誕生日前夜祭で「もんし」の店長から純米吟醸の差し入れも.嬉しい限りです!