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2017年度 15周年第180回記念「JOA特別コロキウム」開催要項【最終版】

2017年度 15周年第180回記念「JOA特別コロキウム」

 

申込み:JOAの専用サイトからお申込みください。

 

↓ 「JOA特別コロキウム」開催要項・最終版(7月1日付)

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<開催趣旨>

オリンピズムの3本柱は「スポーツ・文化・環境」であることは周知の通りである。2020年東京大会に向けた準備は競技会場の整備や開催経費負担などのハード関係に関心が高い。一方、文化プログラムや教育プログラムのようなソフト面のプログラムも出遅れている感がある。なかでも、「環境プログラム」に関する関心は最も低いと言わざるを得ない状況にある。今日では「サステイナビリティ」という大きな枠の中に取り込まれた感のある「環境プログラム」であるが、これまでIOCは国連環境計画(UNEP)とも連携して開催都市や国の環境プログラムに関して大きな関心を払ってきているし、オリンピック大会影響研究OGIの大きなテーマの一つでもある。

そのため、今回の15周年記念JOA特別コロキウムでは、環境プログラムを含むサステイナビリティに焦点を当てることにした。基調講演には、新国立競技場の環境デザインに対して興味深い計画を発信されている石川幹子教授にお願いした。シンポジウムではオリンピックと環境に関わる研究や部署に携わっている方々に現状報告や持論を展開して頂き、2020年東京大会に向けて建設的な意見の集約や課題の把握に努めたいと考える。

<テーマ>
オリンピックのサステイナビリティ:特に「環境プログラム」に焦点づけて

・日 時:2017年7月22日(土)13:00-17:00 (受付:12:30-)

・場 所:武蔵野大学有明キャンパス 1号館2F 1-207室

アクセス: http://www.musashino-u.ac.jp/guide/campus/access_ariake.html

・主 催:JOA研究委員会JOAコロキウム部門

・協 力:武蔵野大学(会場および受付の学生ボランティア、広報等)

・参加費(資料代):JOA会員1,000円、非会員1,500円(JOA学生会員、および武蔵野大学学生は無料)

・司 会:舛本 直文(首都大学東京特任教授、JOA副会長・研究委員会委員長)

13:00- 企画主旨説明舛本直文

13:10-14:00 基調講演
テーマ:「新国立競技場の環境デザイン:渋谷川の有効活用も含め」(仮題)
石川幹子(中央大学教授・環境デザイン・都市環境計画)

14:15-17:00 シンポジウム
司会:舛本直文

1.オリンピック環境プログラムの現在
大津克哉(東海大学准教授・JOA理事)

2.オリンピックの環境問題:札幌1972・恵庭岳滑降競技場建設問題を教訓に
石塚創也(公財 日本体育協会スポーツ科学研究室研究員・JOA会員)

3.組織委員会の目指す環境プログラム(仮題)
林 俊宏(公財 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 持続可能性企画課課長)

4.石川幹子先生:パネリスト兼コメンテーター

◎パネルディスカッションおよびQ&A

17:30-19:30 情報交換会
武蔵野大学有明キャンパス1号館13F1-13B会議室
会費:5,000円(学生3,000円)

 

 

申込み:JOAの専用サイトからお申込みください

お問い合わせ:joa_colloquium@olympic−academy.jp
上記アドレスの@以下を半角に変更してメールをお送りください。

申込み締め切り:2017年7月5日(水)(記念ポロシャツの発注締め切りのため厳守願います。)

 

 

 

 

 

 

第179回JOAコロキウム 報告

第179回JOAコロキウム 開催報告

・日 時:2017年 6月21日(水)18:00-20:00

・場 所:「新中野切手サロン」

・参加者:8名(学生2名含む)(情報交換会から1名参加)

・テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

①    オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(舛本・今井)

月刊パラニュース(産経)、パラ陸上、東京2020参画プログラム拡大、追加種目、セーリング会場艇移動問題、24・28年オリンピック一括選定、選手のCM出演緩和、TOCOGと日本財団の締結、ピョンチャンでの平和教育フェスティバルニュース、IOC倫理委員会へのBan Ki-moonの就任、McDonaldのTOP撤退、JOCオリンピック・コンサートニュース(以上、舛本)。McDonald撤退ニュース、スタジアム・アリーナ改革ガイドブック(今井会員)

② 2000シドニーパラリンピック大会開会式録画(NHK放送3時間:後半)

松本和也アナ、ゲストに長野冬季大会で活躍した松江美季さんと高橋明元バスケ監督による中継放送。開会式のテーマは「The Fire Within(心の内から燃える炎)」。122ヶ国・地域、3,881名のパラリンピアンが参加。パラリンピックの語源や意味について松本アナが解説。後半のメインはセレモニー。グラント組織委員会会長は東ティモールの選手参加を紹介する開会挨拶、ステッドワードIPC会長は、初めてテレビで全世界への放送実現について述べる。女子選手の参加拡大にIOCのソリダリティのサポートがあったことを紹介し、サマランチIOC会長に謝辞(サマランチ会長は奥さんの葬式でオリンピック開会式は欠席)。ディーン総督の開会宣言後、パラリンピック旗の入場。同時にパラリンピック賛歌が初めてパラ大会で演奏された。選手宣誓、審判員の宣誓後、聖火の入場である。5人でリレーしながら会場の中央で点火、その火は吹き飛ばされてスタンドの上部にある聖火台に点火された。最後はワルティング・マチルダのハーモニカ演奏と詩の朗読。アボリジニのロックバンドによる演奏などのパフォーマンスで締めくくり。

終了後は8名での居酒屋談義。組織委員会のマック撤退余波問題など、話題が尽きませんでした。

 

 

 

第178回JOAコロキウム 報告

第178回JOAコロキウム 報告

日 時:2017年5月17日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:13名(ゲスト2名を含む)(情報交換会から3名参加)

テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(舛本・飯塚)
2020東京大会ロードレースコース調整、多様な性、東京五輪で発信:組織委で研修、取引先に基準(朝日新聞)、I’m POSSIBLEを使った初めての公開授業(パラサポセンターニュース)(舛本)。五輪・パラリンピック教育(結城和香子さん記事)(飯塚会員)

②2000シドニーパラリンピック大会開会式録画(NHK放送3時間:前半)
松本和也アナ、ゲストに長野冬季大会で活躍した松江美季さんと高橋明元バスケ監督による中継放送。2000年10月18日の開会式のテーマは「The Fire Within(心の内から燃える炎)」。演出はカレン・リチャーズ氏。122ヶ国、3,881名のパラリンピアンが参加。本パラ大会のために作詞作曲された歌も障害者シンガー達によって披露される。“ザ・チャレンジ”や”Move strong, sing fast”等である。シドニーの15の学校から2,000人の子供たちが動員され、「ピクセル・キッズ」と名づけられ、フィールドに様々な色を塗ってアボジリニの絵を描いていく。開会式もだんだん派手なパフォーマンスでテレビ観客向けに演出されていっているようである。選手入場はアルファベット順。子供たちが大きなボールの中に各国の国旗の色の小さなボールが入った「カントリー・ボール」を抱えて選手達がその後に続く。演奏は5大陸の音楽をいくつかのバンドで繋いでいく。車椅子のホイールを豪州国旗で飾った英国チームの姿も。日本選手団は米沢さん(アーチエリー)を旗手に選手を片手に選手達が入場。頭に日の丸のペインティングや黄金色に染めた選手も。韓国は3色の曲玉模様に内輪を持って入場である。パラ競技の発祥のストークマンデビル病院のルートビッヒ・グットマンの紹介もアナウンサーから。トルクメニスタンの選手が逆立ちと腕力だけでの入場シーンがアップされ、スタンドから大歓声で迎えられる。(ここまで1時間半:残り約1時間半)
終了後は10名での居酒屋談義。オリンピック・コンサート企画、プロ野球談義、新国立競技場問題など今宵も話題はつきませんでした。

 

<JOA事務局アドレス>
inform@olympic−academy.jp
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第177回JOAコロキウム 報告

第177回JOAコロキウム 開催報告

日 時:2017年4月19日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:11名(情報交換会から1名)

テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

① オリンピック関連情報の提供(舛本・吹浦)
東京2020年教育プログラム関係、2018平昌教育カリキュラム、ブライトン・プラス・ヘルシンキ2014宣言署名式、受動喫煙防止策、I’mPOSSIBLEシンポジウム案内、男性自認のレスリング選手、女子大会でV 米で波紋、開発と平和のためのスポーツ国際デー関連ニュース、石川幹子さんインタビュー「新競技場に欠けたもの」など。小学校道徳教科書「東京オリンピック 国旗に込められた思い」(吹浦さん)

②組織委員会NOC担当部署の活動報告(谷口さん)
オマーンで開催されたOCAの地域フォーラムに参加して、Gender Equalityが中心議題となったこと。女性の参加者が多く、イスラム研からも参加者が多いとの報告。4月17日にはJOCが「NOCビジット」にようやく参加したときの報告。TOCOG内のNOC担当部局は現在6名体制で多忙である様子が報告された。

③ 2010バンクーバー冬季大会の公式記録映画(Bud Greenspanが死去後チームによる編集:英語版後半)
Bud Greenspanが完成を待たずに死去し、残った彼のチームが完成させた記録映画です。第3話:スピードスケートのクララ・ヒューズ物語。カナダのゲータン・ブッシュの活躍に憧れスケートも。1996年アトランタ大会の自転車競技で銅メダル、トリノの5000mスケートで金メダルを獲得し、夏冬両大会でメダリストとなった初の女子選手。バンクーバーでも3位になっている。彼女はヨハン・オラフ・コスのRight to Playに賞金を寄付し活動も担っている。第4話:ノルディック種目でアメリカの男子チームが活躍する物語。ビル・デモン、ジョニー・スピレーン、トッド・ロドウィックの3人が男子複合団体で銀メダル、個人でも10kmラージヒルで1,2位となっている。第5話:骨折しても走り抜いたクロカンのペトラ・マジッチ物語。スプリント予選の練習中に転倒・コースアウトして肋骨5本も骨折したが、決勝も出場して3位となった激痛に耐えながらの不屈のレースぶり。最後はアイスホッケー物語。カナダの国技であるホッケーの歴史から男女の英米の闘いを描く。「Hockey is a Canada’s Game」というプラカードを掲げて応援する観客も。予選でアメリカに負けたカナダが決勝で雪辱する。バンクーバーの街中はテレビ観戦する人たちで一杯。記録映画は、相変わらずの過去の因縁やライバルなどの対決の物語にインタビューを加えた構成である。

 

<JOA事務局アドレス>

inform@olympic−academy.jp
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