第143回JOAコロキウム 報告

  • 日 時:2014年6月19日(水)18:00-20:00
  • 場 所:「新中野切手サロン」
  • 参加者:10名
  • テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
  • 内 容:2000年シドニー大会の閉会式(NHK:日本語 約2時間)
    20世紀最後、2000年代最初のオリンピック大会とされるシドニー大会、大成功だったとされる大会の閉会式。オープニングは暴走する芝刈り機。カオスの幕開けです。最初の歌姫はクリスティン・アヌー、トーレス諸島人でアボリジニと並ぶ現地人のスターです。日本選手団の旗手は高橋尚子選手。選手たちは走っての入場。ノーベル平和賞を狙っていたとされるサマランチ会長はIOC会長として最後のスピーチですが、なんと「オジ・オジ・オジ…」の挨拶から。あの南北朝鮮の合同入場行進やオリンピック休戦についてスピーチで触れるとともに、閉会に当たってはあの有名な「best Olympic Games ever」で締めくくりました。この大会では8名のアスリート委員が選ばれ、その紹介もされました。次期アテネ大会へのハンドオーバー・セレモニーでは22人の巫女姿の女性たちが登場。「お帰りオリンピック、2004年アテネ大会」とサマランチは告げます。ソルトレイク・スキャンダルを受け、オリンピックの原点回帰を訴えたのです。聖火台の下にニッキ・ウェブスター嬢が細いタワー上で、あたかもサモトラケのニケ風にドレスをなびかせて歌います。その後、上空にジェット戦闘機が飛び、それとともに聖火は空に帰っていきました。ロックとダンスの大パーティが繰り広げられましたが、アボリジニの国旗のTシャツ、sorryと書いたTシャツを着て「和解」をテーマとしたメッセージをロッカー達が伝えていました。ゴルフのレジェンド、シャークの異名をとったグレッグ・ノーマンも登場。オーストラリアで人気や当たり前とされる文化紹介とそれらをふんだんに取り入れたパフォーマンスのオンパレードでした。 終了後は、黒須さんによる「国際スポーツ競技大会における国歌国旗の扱いについて①」の報告がありました。ユニバ、ワールドゲームズとの比較など、興味深い報告。質問のオンパレードでしたが、最後は恒例の「もんし」で引き続きの情報交換会でした。初参加者やゲスト、居酒屋談義からの参加者もあり、盛り上がったのでした。