第177回JOAコロキウム 報告

第177回JOAコロキウム 開催報告

日 時:2017年4月19日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:11名(情報交換会から1名)

テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

① オリンピック関連情報の提供(舛本・吹浦)
東京2020年教育プログラム関係、2018平昌教育カリキュラム、ブライトン・プラス・ヘルシンキ2014宣言署名式、受動喫煙防止策、I’mPOSSIBLEシンポジウム案内、男性自認のレスリング選手、女子大会でV 米で波紋、開発と平和のためのスポーツ国際デー関連ニュース、石川幹子さんインタビュー「新競技場に欠けたもの」など。小学校道徳教科書「東京オリンピック 国旗に込められた思い」(吹浦さん)

②組織委員会NOC担当部署の活動報告(谷口さん)
オマーンで開催されたOCAの地域フォーラムに参加して、Gender Equalityが中心議題となったこと。女性の参加者が多く、イスラム研からも参加者が多いとの報告。4月17日にはJOCが「NOCビジット」にようやく参加したときの報告。TOCOG内のNOC担当部局は現在6名体制で多忙である様子が報告された。

③ 2010バンクーバー冬季大会の公式記録映画(Bud Greenspanが死去後チームによる編集:英語版後半)
Bud Greenspanが完成を待たずに死去し、残った彼のチームが完成させた記録映画です。第3話:スピードスケートのクララ・ヒューズ物語。カナダのゲータン・ブッシュの活躍に憧れスケートも。1996年アトランタ大会の自転車競技で銅メダル、トリノの5000mスケートで金メダルを獲得し、夏冬両大会でメダリストとなった初の女子選手。バンクーバーでも3位になっている。彼女はヨハン・オラフ・コスのRight to Playに賞金を寄付し活動も担っている。第4話:ノルディック種目でアメリカの男子チームが活躍する物語。ビル・デモン、ジョニー・スピレーン、トッド・ロドウィックの3人が男子複合団体で銀メダル、個人でも10kmラージヒルで1,2位となっている。第5話:骨折しても走り抜いたクロカンのペトラ・マジッチ物語。スプリント予選の練習中に転倒・コースアウトして肋骨5本も骨折したが、決勝も出場して3位となった激痛に耐えながらの不屈のレースぶり。最後はアイスホッケー物語。カナダの国技であるホッケーの歴史から男女の英米の闘いを描く。「Hockey is a Canada’s Game」というプラカードを掲げて応援する観客も。予選でアメリカに負けたカナダが決勝で雪辱する。バンクーバーの街中はテレビ観戦する人たちで一杯。記録映画は、相変わらずの過去の因縁やライバルなどの対決の物語にインタビューを加えた構成である。

 

<JOA事務局アドレス>

inform@olympic−academy.jp
(スパム対策のため全角表示しています)