クーベルタンと芸術の部屋

「ピエール・ド・クーベルタンと芸術」展について

オリンピック・ムーブメントを創始したピエール・ド・クーベルタン(1863-1937)は、由緒ある貴族の息子として、19世紀フランスにおける教育の伝統の中で育ちました。彼の父シャルルは、フランスで名高い画家でした。
 芸術とスポーツの相互作用は、ピエール・ド・クーベルタンの教育学の中に,深く染み込んでいます。それがオリンピック史上の形として表れた出来事のひとつは、1906年にパリで開催されたオリンピック・コングレスです。このコングレスでは、オリンピック大会の正式競技として「芸術競技」を行うことが承認されました。
 この部屋は,国際ピエール・ド・クーベルタン委員会による『ピエール・ド・クーベルタンと芸術』展の入口です。JOA House内で展示される予定でしたが,JOA Houseと同様,ヴァーチャル展示としてオンライン上で鑑賞していただけることになりました。展示の解説は4カ国語(日本語・英語・フランス語・ポルトガル語)でご覧いただくことができます。
 これまでほとんど知られてこなかったクーベルタン家の人々による芸術作品と共に、「オリンピズム=スポーツ+文化」という公式をこの展示によってご覧下さい。

企画:ノーベルト・ミュラー/クリスチャン・ヴァッカー
協力:ナヴァセル・ド・クーベルタン家
   イヴァン・ド・ナヴァセル・ド・クーベルタン
   マルシア・デ・フランチェスキ・ネート
©国際ピエール・ド・クーベルタン委員会
 www.coubertin.org
デザイン:イエスパー・リンネビヤウ
3D & VR design and production: Ronny Edelstein

解説日本語訳:建石真公子・田原淳子・和田恵子・來田享子
       (日本ピエール・ド・クーベルタン委員会メンバー)