参加の部屋

JOAハウスでは、開設期間中にオンライン・イベントを開催しまました。自由に意見交換するフォーラムや海外のオリンピック・アカデミーメンバーとの交流イベントイブニング、海外から講師を招いての講演“特別レクチャー”に国内外から多くの方に参加していただきました。

JOAハウス opening記念「JOAフォーラム」
 2021年7月24日(土)17:00-19:00

テーマ:東京2020大会に期待すること/期待すべきこと
コーディネーター:飯塚俊哉(JOA会員)
飯塚俊哉 会員

JOA HOUSEの開設を記念し、「東京2020大会」の競技の初日に、このコロナ禍の東京大会に「期待すること」および「期待すべきこと」について自由に意見を述べ合いました。 たとえば、共生社会、SDGs、ジェンダー平等、平和運動などなど。何人かの方に基礎的な情報の提供もお願いしました。

参加者数:37名(最大時)
 (申込み者数 国内25名、海外11名)

 

「台湾・イブニング」(英語逐語通訳付き)
2021年7月26日(月)17:00-19:00

テーマ:台湾におけるオリンピック・ムーブメント
    (台湾オリンピック・アカデミーの活動やオリンピック教育の紹介)
コーディネーター:舛本直文+荒牧亜衣 (JOA会員)
講師:Leo Hsu(許 立宏)+高校教員他
Leo Hsu 講師
Felix Chan 講師
Kathy Ko 講師
舛本直文 会員
荒牧亜衣 会員

台湾のオリンピック研究の第1人者による台湾のオリンピック・ムーブメントについての紹介。特に、大学のオリンピック養育実践、国立台湾体育大学のオリンピック・ミュージアムの紹介などを中心に。後半は台湾の高校教員から、彼らが実践しているオリンピック教育の様子を紹介していただきました。

参加者数:33名(最大時)
 (参加申込み者数 国内24名、海外33名)


<講師プロフィール>
Leo Hsu(許 立宏)

National Taiwan University of
Sport(国立台湾体育大学)教授。
国際オリンピック・アカデミー(IOA)の講師、日本体育大学の客員教授なども務める。国立台湾体育大学に台湾初のオリンピック教育センターを設立。これまで何度も来日し、現在は日本語も習得中。マスターズ水泳にチャレンジしつつ、オリンピック教育を研究。国際スポーツ哲学会会員でもある。オリンピック教育関連の著書・論文多数。荒牧会員は共同研究者のひとりです。

Felix Chan

オリンピックボランティア、教師。
台湾国際ボランティア協会会長。2009年にIOAに参加。「私はどのようにオリンピックと出会い、それは私の人生をどう変えたのか」をテーマにスピーチする予定。

Kathy Ko

国立台東専科学校保健体育教師。2016年にIOAに参加。

 

「シンガポール・イブニング」(英語逐語通訳付き)
2021年7月29日(木)17:00ー19:00  

テーマ:Our Olympic Journey @Bendemeer Primary
コーディネーター:唐澤あゆみ+大津克哉 (JOA会員)
講師:Lim Kim Gek(リン キム ゲク校長)+Mrs. Teo-Koh Sock Miang(SOA会長)+Loo Chuan Long Richmond先生+Sulasteri Binte Mohammed Sidek先生
Lim Kim Gek 講師
Loo Chuan Long (ペンデミア小学校保健体育教師)
Sulasteri Binte Mohammad Sidek (ペンデミア小学校保健体育教師)
唐澤あゆみ 会員
大津克哉 会員

シンガポールは2010年に世界初のYOGを開催。そのレガシーとしてのYOGパークやYOGオリンピック・ミュージアムも設置。最近はSOAが国際オリンピック・アカデミー・セッションを開催し、日本からも若手のJOA会員が参加しています。Tam-Lim Kim Gek SOAフェローには、シンガポールのオリンピック・ムーブメントの様子を紹介してもらいました。Bendemeer小学校でのオリンピック教育の紹介に応じて意見交換を行いました。

参加者数:34名(最大時)
 (参加申込み者数  国内24名、海外41名)

<講師プロフィール>
Lim Kim Gek

シンガポールのBendemeer Primary Schoolの校長。シンガポールのオリンピック教育を実践。IOAの参加メンバー。同校のオリンピック教育を推進。テニス愛好者、サイクリストでもある。日本には何度も来日。しまなみ海道も自転車で走破。錦織 圭選手のファン。写真はJOCのオリンピック・コンサートでJOAブースに来訪時のもの。英国留学。なお、唐澤会員はSOAの国際ユースセッションの参加者です。

 

 

「特別レクチャー」(英語逐語通訳付き)
2021年8月2日(月)17:00-19:00

テーマ:2012年ロンドン大会のレガシーとしての“Get Set”
コーディネーター:本間恵子(JOA会員)
講師:Vassil Girginov(ワシル・ギルギノフ)
Vassil Girginov 講師
本間恵子 会員

著名なオリンピック研究者であり、2012年ロンドン大会のレガシーの評価もしている立場から、ロンドン大会から始まった英国のオリンピック教育「Get Set」について報告してもらいました。今も継続しているこのオリンピック教育はどのようなものであったのか? 今ではどのような学習活動をしているのか?レガシーはどうなのか? などJOA会員にとっても貴重な情報提供の場となりました。

参加者数:23名(最大時)
 (参加申込み者数 国内25名 海外38名)

<講師プロフィール>
Vassil Girginov
(ワシル・ギルギノフ)

英国ブルネル大学(ロンドン)のレクチャラー(Reader in Sport Management)。専門は、オリンピック研究、スポーツ・マネジメント。ブルガリアオリンピック・アカデミーの設立メンバーでもある。オリンピックレガシーに関する著書多数。彼は、IOCのオリンピックの無形のレガシープロジェクト研究を実施。また、欧州スポーツ・マネジメント学会会長でもある。JOAの特別コロキウムの講師としても何度か来日。本間会員と共同研究も実施している。

 

 

「ドイツ・イブニング」(英語逐語通訳付き)
2021年8月5日(木)17:00-19:00

テーマ:German Olympic Academy(DOA):
 Five Rings – One Idea – Many Ideals
コーディネーター:舛本直文+岩瀬裕子(JOA会員)
講師:Holger Preuss(ホルガー・プロウス)
Holger Preuss 講師
舛本直文 会員
岩瀬裕子 会員

ドイツのオリンピック・アカデミー(DOA)の活動紹介を中心に情報提供して頂きました。IOAとの連携プログラムだけでなく、ドイツのNOCや政府との連携プログラムについて情報提供頂きました。また、IOCのサステナビリティ&レガシー委員会の委員としての活動の他、レガシー・キューブに代わるレガシー・フレームの概要について情報提供して頂きました。

参加者数:29名(最大時)
 (参加申込み者数 国内23名 海外37名)

<講師プロフィール>
Holger Preuss

ドイツ・マインツのヨハネス・グーテンベルグ大学のスポーツ経済学とスポーツ社会学の教授。カナダのオタワ大学非常勤講師。専門はイベントのレガシー研究、中でもレガシー・キューブの提案者として有名。2006年以来、オリンピック開催の2年毎に「国際オリンピック・スポーツ・ビジネス・シンポジウム」を主催。残念ながら、今回は8月26日にonline開催の予定。IOCのサステナビリティ&レガシー委員会のメンバーでもある。ドイツオリンピック・アカデミー理事、UIPM(ペンタスロン)委員会メンバー。IOAには参加者、コーディネーター、講師として何度も参加。IOAのユースセッションのコーディネーターからレクチャラーに初めてなったという逸話も。1999年IOAユースセッションで舛本と一緒にレクチャラーを務め、オリンピアのIOA宿舎の部屋が隣同士であった仲。日本にも、「東京2020大会」関係の講演やシンポジウムで何度も来日している。

   

JOAハウス closing「JOAフォーラム」
2021年8月9日(月)17:00-19:00

テーマ:東京2020大会を評価する:未来への継承(警鐘?)とは
コーディネーター:野上玲子(JOA会員)
野上玲子 会員

「東京2020大会」のオリンピック大会閉会式後に、このコロナ禍の東京大会の中途ですが、一端評価をしたいと思います。共生社会、オリンピック・パラリンピック教育、環境対策、SDGs、ジェンダー平等、平和運動などなど、いくつかのサブテーマに応じて、自由に意見を述べ合いました。

参加者数:34名(最大時)
 (参加申込み者数 国内35名 海外18名)

付記:参加の部屋のイベントのうち英語逐語通訳付きのイベントでは、通訳者の人選および調整にはJOAの和田恵子理事にご尽力頂きました。また、海外への告知のための英文作成および配信、参加証の発行も和田理事にお願いしました。