2008年度第78回JOAコロキウム 報告

日 時:2009年1月21日(水) 18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:9名(ゲスト院生1名含む、居酒屋から院生1名参加)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

題 材:
『オリンピック:20世紀の記録全10巻』(IOC公認、制作NHK、監修JOA後藤忠弘氏、各巻約65分)
第5巻:1976年第21回モントリオール大会、1980年第22回モスクワ大会 及び 1976年第12回インスブルック冬季
大会、1980年第13回レークプラシッド冬季大会の4大会

<報告>
 オイルショックでモントリオール大会の赤字の様子、スタジアム未完成、AA諸国のボイコットなど時代状況を写します。コマネチの10点ラッシュ、男子体操人の活躍では加藤、監物、塚原らの雄姿、レスリングの高田の活躍など昔を懐かしく思い出しました。モスクワ大会では高田選手の涙の訴え、山下の発言なども、、。五輪旗で入場する国などのボイコットの様子が描かれていました。閉会式でのミーシャの涙も映し出されます。競技風景はディチャーチンの活躍とチェルピンスキーのマラソン2冠が目立つ程度でした。個人で参加した英国のセバスチャン・コーとスティーブ・オベットの戦いは映りませんでした。残念。冬季大会ではステンマルクの姿を懐かしく拝見しました。
 残された時間、参加者が入手した「1964年東京大会のJOC技術映画」(監修:日本陸上競技連盟)を見ました。マラソンの20分間だけでしたが、一般人の乱入や寺沢、君原の力走ぶりもしっかり記録され、市川崑監督の映像美とはまた違う楽しみ方ができ、参加者の間では好評でした。次回以降も見ていく予定です。

終了後は、「もんし」で新年会。院生1名も駆けつけてくれ、来る1年に期待を込めて乾杯しました。