年別アーカイブ: 2010年

第97回JOAコロキウム 報告

日 時:2010年8月25日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:9人(院生1名)(居酒屋から1名参加)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

題 材:IOC版「OLYMPICA!オリンピック100年の歴史」⑦(日本語吹き替え版55分)
登場選手:80年モスクワ大会では、男子走り高跳びのヴェッシクとウゾラの熱戦、メンネアとウェルズの男子陸上短距離などあまり知られていないシーン。
92年のシンクロでカナダのフレシェットが審判の採点ミスで2位となったが、93年に2人が1位になったエピソードはあまり知られていませんでした。64年東京の東洋の魔女の優勝シーンでは大松監督の心情をしつこく映し出していました。
ジャネット・エバンスのソウル女子水泳では人間風車ばりのストロークが話題を呼びました。56年メルボルンではダークホースのベティ・カスバートの女子陸上短距離での勝利。48年ロンドン大会の仏ミシェリーヌ・オステルマイヤーは金メダリストでありながらピアニストでもあったという逸話。68年メキシコ陸上男子200mの「ブラック・パワー・サリュート」では、カルロスは人権擁護のバッジを決勝で走るときにも付けていた事実。36年ベルリンの十種競技ではグレン・モリスら米国3選手の活躍など、14の映像でした。あまり見られない珍しい映像が多くありました。

後半:YOG体験報告会:OさんのYOGの写真スライドショーとVTRを見て、シンガポールの様子を皆で鑑賞しました。美しい映像が多く、盛り上がりました。ツイン交流校への訪問、SYOGOCのブリーフィング、楽しい宴会風景など、映像をもとに実感していただきました。この映像は12月のJOAセッションでも話題をよぶことでしょう。

終了後:いつもの居酒屋談義でしたが、今回はYOGのお土産争奪ジャンケン大会で盛り上がりました。いつもよりお酒も食事もすすみ、話も弾んだ夜でした。

JOA Review Online第7号刊行のお知らせ

JOA Review Online 第7号がホームページに掲載されましたので、ご案内します。
今回の号では、開幕直前の第1回ユースオリンピック(YOG)を特集しました。
まず、1)YOG開催の経緯と概要について桶谷敏之さん、2)間近で準備状況をみてこられたシンガポール在住の衣笠泰介さん、3)オリンピックと教育の原点についてクーベルタンの思想をわかりやすく解説される和田浩一さん、4)ユースオリンピックに関するIOAの講義を要約された和田恵子さんにご執筆いただきました。

下記URLからサイトに接続し、上部の<第7号>のタブをクリックしてください。

https://www.olympic-academy.jp/wordpress2/

【予告と原稿募集】
今後は、以下のトピックで「JOA Review」を発行する予定です。
編集委員会では、JOA会員の皆さまからの投稿を募集します。
★「ユースオリンピック」
★「アジア競技大会」
★オリンピック・ムーブメントに関する内容
第8号「ユースオリンピック(事後レポート)」
発行:2010年9月予定
原稿締切り:2010年8月末
第9号「アジア競技大会」
発行:2010年12月予定

JOA編集・出版委員会委員長 田原淳子
委員/荒牧亜衣、伊藤公、桶谷敏之、田原淳子、後藤光将、山本尚子、來田享子、和田恵子(五十音順)

第96回JOAコロキウム 報告

日 時:2010年7月21日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:7人(院生1名含む)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

題 材 前半:IOC版「OLYMPICA!オリンピック100年の歴史」⑥(日本語吹き替え版55分)
登場選手:トンプソンVSヒングセンの戦いで優勝したトンプソンの84年ロス十種競技は2日間競技を2パートで収録。最終のテレビ報道アメリカ中心を皮肉ったTシャツ姿は有名。ボロゾフ(72年ミュンヘン100m)のリラックスした走りは頬の筋肉のゆるみで分かる?モスクワの開会式ではマスコットのミーシャにミハイル・パタビッチという名前が付いていたとは、、。開会式の人文字で
「おースポーツ!汝は平和なり」というメッセージはボイコットの皮肉?バルセロナの開会式はカタロニア文化やシュールリアリズムのパフォーマンス。ソ連邦の崩壊や南アの参加が思い出されました。コーとオベットライバルの戦いも見物でした。68年メキシコのサッカー決勝ではラフプレーの応酬。レフェリーの頭にボールを投げつけた有名なシーンも収録されていました。チェルピンスキー(80年マラソン)やクロフォード(72,76年男子100m)などは有名選手ですが、その他、女子走り高跳びのヨランダ・バラシュ(東京大会にも参加)、フェルミン・カチョ(スペイン選手、バルセロナ男子1500m金メダリスト)、マーク・マッコイ(カナダ、92年バルセロナ男子110mH金メダリスト)等、あまり知られていないオリンピアン達の映像を見ることができました。

2010年度第1回オリンピック憲章勉強会 開催案内

日時:2010年7月8日(木)18時より

場所:岸記念体育会館内スポーツマンクラブ

話題:2010年2月にオリンピック憲章の一部が修正されたとのことです。このことをまずは久しぶりのテーマとしたいと思います。
情報の御持ちの方はぜひ持ち寄って下さい。

勉強会終了後、懇親会を開催する予定です。宜しければこちらにも参加して下さい。

JOA会員の皆様の参加をお待ちしております。
ゲストの皆様も御誘い合わせの上、御参加下さい。
資料準備の都合上、初参加の際にはJOA事務局メールアドレス(ホームページ下部に表示されています)まで、「オリンピック憲章勉強会への参加について」という表題をつけメールで御知らせ下さい。

第95回JOAコロキウム 報告

日 時:2010年6月23日(水)18:00-20:00(オリンピック・デーです。注意:定例の第3水曜日ではありません)

場 所:「新中野切手サロン」(地下鉄丸ノ内線「新中野」駅、4番出口)
電話:03-6454-1405
住所:中野区中央4-1-3 BONITA 新中野ビル6階
薬屋(一本堂)のあるビルの6階です。

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

題 材 前半:IOC版「OLYMPICA!オリンピック100年の歴史」5(日本語吹き替え版55分)

登場選手:84年ロス大会水泳リレーのM・グロスvs 米チーム(「グロスバスター」という異名をとった話)、76年米陸上チームはリレー2種目のみ金メダル獲得の低迷。60年ローマ大会開会式ではユベナリスの格言(「健全なる身体に健全なる精神」)の紹介や東西ドイツの統一旗入場、カラカラ浴場などローマ時代とのつながりなど。高見山にそっくりのアレクセーエフの活躍、ブールメルカがベールを脱ぎイスラム教のタブーを破った快走、エチオピアのベテランのイフターの80年モスクワでの快走、加藤澤男と中山彰規の体操の68年メキシコでの演技。さらには エドウィン・モーゼスと妻の心配、ジェシー・オーウェンスとルッツ・ロングの友情の物語(ヒトラーの一喜一憂する映像も盛り込まれていました)など17のお宝映像でした。
今回は時間があったので、IOC作成のヴァンクーバーの総括映像とコペンハーゲンのIOCコングレスの様子の映像を見ました(Olympic Review 誌の付録DVDです) 。残念なコペンハーゲンのアナウンスでした。

終了後はいつもの居酒屋談義です。オリンピック・デーを銘酒「十四代」で祝いました。

定 員:15名程度(ルームのキャパシティのため)

会 費:1,000円(会場使用料、資料コピー代、ドリンク代他)
なお、その後の居酒屋談義に参加される方は別途会費をご用意下さい。

申込先:初めて参加を希望される方は、JOA事務局メールアドレスに「JOAコロキウム参加申込」という題でメールにてご連絡ください。コピー資料の準備と居酒屋予約の都合です。