第167回JOAコロキウム 報告

第167回JOAコロキウム開催報告

日 時:2016年6月14日(火)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:15名(学生2名含む)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
① オリンピック関連情報の提供(舛本)  

シンガポールの「スポーツと環境シンポジウム」参加報告&シンガポールのスポーツ・ハブの紹介、東京都のオリパラ教育(重点校と夢・未来プロジェクト指定校の紹介)、2020年東京大会招致疑惑報道、東京2020大会広報メッセージ「みんなの輝き、つなげていこう。」の紹介、IOCのOlympic Channel、特別コロキウム企画案の紹介。吹浦さんの『なるほど、なっとく!世界の国旗』(新刊)の紹介。これは情報交換会でプレゼントされました。

② 「東京都のオリパラ教育映像教材を観る」(NHKエンタープライズ:日本語約20分x2本
東京都教育委員会が作成したオリパラ教育映像教材の第3巻「クーベルタン:夢と理想」(監修:和田浩一)、第4巻「嘉納治五郎:オリンピックへの道」(監修:真田 久)を観ました。配付資料は中学校教員用の手引きの両巻の内容紹介箇所です。各巻を見た後、今回も各10分間の意見交換を行いました。
クーベルタンの巻では、クーベルタンの格言をオリンピズムとして紹介しているナレーション、アンリ・ディドン神父が提案した「オリンピック・モットー」をクーベルタンが提案したと紹介した内容には少し問題があるという意見がありました。嘉納治五郎の巻では、平沢和重氏の招致演説の録音の存在に関心がありましたが、この件は不明です。嘉納の人物像は多面的であり、柔道家、教育家、体育人、国際派、IOC委員、1940年大会招致の立役者などなど多くの面がDVDで紹介されていて、フォーカスが難しいという意見もありました。女子柔道の推進者であったことの紹介も欲しいところです。また、1964年東京大会を紹介する際には入場行進が日本選手団からになるのは誤解される可能性、入場行進では、ギリシャを先頭にして欲しいという意見もありました。
終了後は,いつもの情報交換会。吹浦さんの著書のじゃんけん大会など、賑やかで盛会の居酒屋談義でした。