第172回JOAコロキウム 報告

第172回JOAコロキウム報告

日 時:2016年11月15日(火)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:7名(学生1名を含む)情報交換会から1名参加

テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

①オリンピック関連情報の提供(舛本)
ATR Analysis: Will President Trump Support LA Olympics? 、R25:オリンピック競技「地方開催」で新たに生じる論点とは、東京2020オリンピック・パラリンピック教育フェスティバル開催レポート、筑波大学名誉博士授与式にけるトーマス・バッハIOC会長の講演:オリンピックの価値-スポーツと教育の役割、TIASスポーツカンファレンス「スポーツと教育の力」開催レポート、朝日新聞社説:文化と五輪 豊かな発信をするには、東京都オリンピック・パラリンピック教育コーオーディネート事業:オリンピック・パラリンピック伝道講座(首都大案)

②「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」視察報告(舛本)
11月19-22日に京都と東京で開催された文化庁・スポーツ庁主催の文化プログラムのキックオフイベントに参加したので、その視察報告を写真紹介と共に行った。京都での全体会の様子、アール・ブリュット展の様子、東京の障がい者アートシンポジウムの様子などを報告した。→詳細の報告内容はここをクリック

③2004年アテネ大会の公式記録映画(Bud Greenspan, 約2時間、英語版の前半3本の物語)
第1話:アメリカのフェンシング女子サーブルのMariel Zagunisのバックアップ要員から金メダル獲得までの物語。アメリカのNo.1選手はSada Jacobsonであったが、マリエルが中国のTan選手を破って予想外の優勝。フェンシングの歴史も交えて興味深いストーリーに。

第2話:ギリシャの重量挙げの英雄Pyrros Dimas の4回連続優勝への挑戦物語。アルバニア生まれのギリシャ系移民のDimasは1992年バルセロナから3大会連続金メダリスト。旗手も務めたアテネでは膝のけがのために銅メダルに終わるが、スタンドの観客からは健闘をたたえた大歓声。後に政治家に転じる英雄をたたえた。

第3話:ポーランド初の水泳金メダリストのOtylia Jdrzeiczakは200mバタフライで優勝する。100mバタと400m自由形では準優勝。帰国すると大歓迎のパレード。なんと、彼女は金メダルを公開オークションにかけた。落札した約8万ドルを全額白血病の子供たち専門の病院に寄付したのである。知られていない美談であった。