去る2021年3月13日、日本オリンピック・アカデミー設立当初から長く副会長を務めた小野清子さんが逝去されました。85歳でした。
小野さんは、1964年東京五輪の体操女子団体の銅メダリストで、引退後は参議院議員として政治にたずさわった他、笹川スポーツ財団理事長や日本スポーツ振興センター理事長など、スポーツ界にも貢献されました。
日本が東京での2度目の五輪大会を2016年に招致しようとした時期には、第30回JOAセッションのシンポジウムに登壇されました。シンポジウムのテーマは「オリンピックが結ぶ『伝えたい想い』と『叶えたい夢』~ -2016 年東京オリンピックに向けた世代間対話-」でした。小野さんは1964年世代の想いを伝える登壇者の一人として、2016年世代を担う若手会員との対話をされました。2016年大会の招致は叶いませんでしたが、2020年大会(新型コロナウィルス感染症の影響により1年延期)の開催を見届けていただけなかったことがとても残念です。
心よりお悔やみ申し上げます。