2025年7月12日(土)、東京国際フォーラム ホールCにて、オリンピックコンサート2025が開催されました。オリンピックコンサートは、日本オリンピック委員会(JOC)が、オリンピック・ムーブメントの推進を目的に、オリンピズムに掲げられたスポーツと文化の融合をかたちにしたオリンピック映像とフルオーケストラが競演する唯一無二のコンサートです。1997年より、オリンピックデー(6/23)イベントの一環として開催されています(詳細はこちら→https://www.harmonyjapan.com/joc2025/)。
今回のコンサートは、来年のミラノ・コルティナ2026冬季大会を見据え、これまでのオリンピックをめぐる勇気と挑戦の名場面を壮大なシンフォニーにのせて振り返る内容でした。12名のアスリートによるトークや子どもたちからのインタビュータイムなども準備され、多様な視点からオリンピックを楽しめるプログラムになっていました。他方、JOAでは、JOCとの連携により毎年ブース出展の機会をいただいており、今回はコロナ禍を挟んで5年ぶりの出展となりました。
JOAブースの出展は、JOA広報委員会のオリンピック・コンサート部門によるもので、今回は青柳秀幸・唐澤あゆみ・木村華織・松原茂章委員に加え、東海大学:大津委員ゼミ4名、清和大学:青柳委員受講生3名の協力を得て行いました。すべての来場者に入場時の配布物としてJOAパンフレットを配布するとともに、入場口の横に設けられたブースには、大人気の聖火リレートーチとの記念撮影スポットを準備しました。記念撮影スポットには、日本オリンピックミュージアム(JOC)からお借りしたトーチ(平昌2018冬季大会、東京2020大会)と、猪谷千春最高顧問にお借りしたトーチ(パリ2024大会、東京2020大会)、合計4本のトーチが展示されました。来場者のみなさんは、トーチを手に取り笑顔で記念撮影していました。16:00の開場とともにJOAブースへの列ができ、開演までに250人近くの方が来場し、写真撮影を楽しんでいました。その後も休憩時間や公演終了後に列ができるなど、約400名の方々と交流することができました。
新たな取り組みとして、写真撮影用の手持ちポップ=「オリンピズム」や「クーベルタンの髭」(をイメージしたもの)を作成しました。これにより、来場者の笑顔とともにオリンピズムやクーベルタンが来場者の記憶と写真に刻まれました。オリンピズムおよびオリンピック休戦、平和、JOAについて紹介するフライヤーも作成し、用意した300枚をすべて配布することができました。大きなスクリーンには、来場者のみなさんからご回答いただいた〈オリンピックに惹かれる理由、感動する/した理由、シーン、要素、アスリートのお名前〉が表示・共有されました。JOAには、こうした価値や意義を、一人でも多くの方へアカデミーとして伝えていく役割があると再確認しました。今後は、JOAのSNSアカウントを立ち上げるなど、更なるムーブメントが期待されます。
2025年度の各種委員会編成に伴い、オリンピック・ムーブメントに関するあらゆる普及・啓発活動が模索・実施される予定です。今後は会員のみなさんにもご協力いただきながら、活動を継承・発展できたらと考えております。活動希望やアイディアなど、ぜひお寄せください。
JOCおよび関係スタッフのみなさん、サポート学生のみなさん、この度もありがとうございました。
文責:青柳秀幸・木村華織