投稿者「joa_admin3」のアーカイブ

第178回JOAコロキウム 報告

第178回JOAコロキウム 報告

日 時:2017年5月17日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:13名(ゲスト2名を含む)(情報交換会から3名参加)

テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(舛本・飯塚)
2020東京大会ロードレースコース調整、多様な性、東京五輪で発信:組織委で研修、取引先に基準(朝日新聞)、I’m POSSIBLEを使った初めての公開授業(パラサポセンターニュース)(舛本)。五輪・パラリンピック教育(結城和香子さん記事)(飯塚会員)

②2000シドニーパラリンピック大会開会式録画(NHK放送3時間:前半)
松本和也アナ、ゲストに長野冬季大会で活躍した松江美季さんと高橋明元バスケ監督による中継放送。2000年10月18日の開会式のテーマは「The Fire Within(心の内から燃える炎)」。演出はカレン・リチャーズ氏。122ヶ国、3,881名のパラリンピアンが参加。本パラ大会のために作詞作曲された歌も障害者シンガー達によって披露される。“ザ・チャレンジ”や”Move strong, sing fast”等である。シドニーの15の学校から2,000人の子供たちが動員され、「ピクセル・キッズ」と名づけられ、フィールドに様々な色を塗ってアボジリニの絵を描いていく。開会式もだんだん派手なパフォーマンスでテレビ観客向けに演出されていっているようである。選手入場はアルファベット順。子供たちが大きなボールの中に各国の国旗の色の小さなボールが入った「カントリー・ボール」を抱えて選手達がその後に続く。演奏は5大陸の音楽をいくつかのバンドで繋いでいく。車椅子のホイールを豪州国旗で飾った英国チームの姿も。日本選手団は米沢さん(アーチエリー)を旗手に選手を片手に選手達が入場。頭に日の丸のペインティングや黄金色に染めた選手も。韓国は3色の曲玉模様に内輪を持って入場である。パラ競技の発祥のストークマンデビル病院のルートビッヒ・グットマンの紹介もアナウンサーから。トルクメニスタンの選手が逆立ちと腕力だけでの入場シーンがアップされ、スタンドから大歓声で迎えられる。(ここまで1時間半:残り約1時間半)
終了後は10名での居酒屋談義。オリンピック・コンサート企画、プロ野球談義、新国立競技場問題など今宵も話題はつきませんでした。

 

<JOA事務局アドレス>
inform@olympic−academy.jp
(スパム対策のため全角表示しています)

 

 

第177回JOAコロキウム 報告

第177回JOAコロキウム 開催報告

日 時:2017年4月19日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:11名(情報交換会から1名)

テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

① オリンピック関連情報の提供(舛本・吹浦)
東京2020年教育プログラム関係、2018平昌教育カリキュラム、ブライトン・プラス・ヘルシンキ2014宣言署名式、受動喫煙防止策、I’mPOSSIBLEシンポジウム案内、男性自認のレスリング選手、女子大会でV 米で波紋、開発と平和のためのスポーツ国際デー関連ニュース、石川幹子さんインタビュー「新競技場に欠けたもの」など。小学校道徳教科書「東京オリンピック 国旗に込められた思い」(吹浦さん)

②組織委員会NOC担当部署の活動報告(谷口さん)
オマーンで開催されたOCAの地域フォーラムに参加して、Gender Equalityが中心議題となったこと。女性の参加者が多く、イスラム研からも参加者が多いとの報告。4月17日にはJOCが「NOCビジット」にようやく参加したときの報告。TOCOG内のNOC担当部局は現在6名体制で多忙である様子が報告された。

③ 2010バンクーバー冬季大会の公式記録映画(Bud Greenspanが死去後チームによる編集:英語版後半)
Bud Greenspanが完成を待たずに死去し、残った彼のチームが完成させた記録映画です。第3話:スピードスケートのクララ・ヒューズ物語。カナダのゲータン・ブッシュの活躍に憧れスケートも。1996年アトランタ大会の自転車競技で銅メダル、トリノの5000mスケートで金メダルを獲得し、夏冬両大会でメダリストとなった初の女子選手。バンクーバーでも3位になっている。彼女はヨハン・オラフ・コスのRight to Playに賞金を寄付し活動も担っている。第4話:ノルディック種目でアメリカの男子チームが活躍する物語。ビル・デモン、ジョニー・スピレーン、トッド・ロドウィックの3人が男子複合団体で銀メダル、個人でも10kmラージヒルで1,2位となっている。第5話:骨折しても走り抜いたクロカンのペトラ・マジッチ物語。スプリント予選の練習中に転倒・コースアウトして肋骨5本も骨折したが、決勝も出場して3位となった激痛に耐えながらの不屈のレースぶり。最後はアイスホッケー物語。カナダの国技であるホッケーの歴史から男女の英米の闘いを描く。「Hockey is a Canada’s Game」というプラカードを掲げて応援する観客も。予選でアメリカに負けたカナダが決勝で雪辱する。バンクーバーの街中はテレビ観戦する人たちで一杯。記録映画は、相変わらずの過去の因縁やライバルなどの対決の物語にインタビューを加えた構成である。

 

<JOA事務局アドレス>

inform@olympic−academy.jp
(スパム対策のため全角表示しています)

 

 

2018年第9回国際スポーツビジネスシンポジウム発表募集ご案内

第23回オリンピック冬季競技大会(韓国・平昌)期間中、第9回国際スポーツビジネスシンポジウム「冬季オリンピック競技大会とレガシー」が、韓国・春川にある江原大学(Kangwon National University)にて開催されます。

 

<募集内容>

第9回国際スポーツビジネスシンポジウムでは、2018年冬季オリンピック競技大会および過去・未来のオリンピック競技大会、ユースオリンピック競技大会、パラリンピック競技大会などのオリンピックビジネスに関わる研究報告を募集しています。オリンピックメディア、レガシー、ツーリズム、消費者、組織、財政、経済、環境、パラリンピック、政治、その他のオリンピックに関連するトピックの研究報告が望まれます。レガシーやサステナビリティ(持続可能性)に関連するあらゆることは、重要なトピックであり特に歓迎します。

 

<開催日・会場>

開催日:2018年2月21日(水)

会 場:江原大学(Kangwon National University, Korea)

 

<言語>

抄録および発表の公用語 英語

 

<発表申込締切・申込方法>

■発表抄録600語と履歴書1ページを作成し、以下の日程までにEメールにて提出する。

①発表申込:2017年4月15日締切(受理連絡:2017年4月30日)
②抄録最終提出:2017年5月30日締切(受理連絡:2017年6月30日)

■発表抄録提出先:

Dr. Holger Preuss
E-mail: preuss@uni-mainz.de

 

シンポジウムの詳しい情報は、下記のリンクからご覧下さい。
The 9th International Sport Business Symposium要項

 

2017年ピエール・ド・クーベルタン賞募集のご案内

 

今年で第4回目となる「ピエール・ド・クーベルタン賞」は、オリンピックの理念に関する知識の創造や普及に大きく貢献する博士または修士論文、あるいは同等の研究活動による出版と普及を促進するために2008年に創設されました。

 

<ピエール・ド・クーベルタン賞募集概要>

■受賞対象者

大学院生または大学院修了生
若手研究者

■コンテスト

コンテストは、修士論文、博士論文(あるいはそれぞれに相当する研究論文等)の2つを表彰対象のカテゴリーとする。

■研究分野

・ピエール・ド・クーベルタンの生涯、業績、理念に関する研究
・スポーツ倫理
・著名なスポーツ選手が与えた影響
・社会におけるオリンピズムの価値、重要性、影響
人文・社会科学(歴史、哲学、芸術、人類学、スポーツ教育、体育、経済、政治学など)の様々な領域からの独創的・創造的な研究を対象とする。

■言語

提出する論文(作品)は、英語またはフランス語で作成されたものであること

■応募申込み締め切り

2017年5月31日

■応募申し込み方法

作品の電子ファイル(可能であればPDF)を締め切り日までに、以下の2つのアドレス宛に提出する。
①国際ピエール・ド・クーベルタン委員会(International Pierre de Coubertin Committee)
提出アドレス→ Jean- Loup.Chappelet@idheap.unil.ch
②表彰委員会委員長オットー・シャンツ(Otto Schantz, chair of the awards committee)
提出先アドレス→ schantz@uni-koblenz.de

■賞金

修士論文カテゴリー: 1500€、 博士論文カテゴリー: 3000€

※ピエール・ド・クーベルタン賞は2年ごとに授与されます。賞を授与するか否かは、提出された研究の質に応じて審査員が判断し、決定します。

 

2017年ピエール・ド・クーベルタン賞募集の詳細については、下記リンクからご覧下さい。
“PIERRE DE COUBERTIN PRIZE 2017”募集要項

 

第176回JOAコロキウム 報告

第176回JOAコロキウム 報告

日 時:2017年3月21日(火)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:14名(情報交換会から1名参加)

テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

内 容:
① オリンピック関連情報の提供(舛本)
IOCの2024・2028オリンピック招致関連記事、開催都市のジェンダー契約条項、2020年関係では、霞ヶ関CC女性正会員問題記事、男女混合競技の導入、大会経済波及効果、聖火リレー問題など。その他、AOCのASPIRE教育ニュース、AOC会長選挙情報、など。

②第8回札幌冬季アジア大会ボランティア参加記(今井氏)
32ヶ国と最多の国々が参加した冬季大会。約4,000名のボランティアが大会を支えた。9割は札幌近郊から。開会式の輸送とホテルのボランティアを担当された今井氏の報告。東チモールからの参加はニュースになっていました。

③ トリノ視察報告(舛本)
2月末に冬季大会後10年経過したトリノを再訪した。トリノ大学のオリンピック・メガイベント研究所OMEROと選手村跡地の活用、オリンピック休戦の壁の確認が主な目的であった。写真を元に、OMEROで得たレガシーの様子、民間の平和運動団体SERMIGの視察、市の都市開発センターでの取材、選手村跡地の様子、Lingottoオーバルや希望の架け橋など報告。選手村跡の利用では空き部屋も多いようで、共用施設の荒廃ぶりなど残念な風景を紹介した。

④ 2010バンクーバー冬季大会の公式記録映画
(Bud Greenspanが死去後チームによる編集:英語版前半)
Bud Greenspanが完成を待たずに死去し、残った彼のチームが完成させた記録映画です。開会式ではリュージュの練習中に事故死したジョージアのノダル・クマリタシビリ選手への弔意がIOCロゲ会長から示されました。第1話:女子モーグルのジェニファー・ハイル(カナダ)とハンナ・カーニー(アメリカ)のトリノ大会からの因縁の対決。トリノ大会から雪辱したカーニーの滑りとジャンプ。上村愛子は登場せず。第2話:フィギュアスケートペア競技の中国の3チーム対ロシアのサフチェンコ・ゾルコヴィ組の戦い。中国の申雪・趙宏博組が中国のペア史上初の金メダル獲得。龐清・佟健組は2位となった。両組とも過去にリンク上でプロポーズしたカップルである。従来、最強であったロシアペアは3位に沈んだ。相変わらずの過去の因縁やライバルなどの対決の物語にインタビューを加えた構成である。

 

<JOA事務局アドレス>

inform@olympic−academy.jp

(スパム対策のため全角表示しています)