投稿者「joa_admin3」のアーカイブ

第163回JOAコロキウム 報告

第163回JOAコロキウム報告

日 時:2016年2月24日(水)18:00-20:15

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:11名(学生2名を含む)+1名(情報交換会より)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
①各種情報紹介:(舛本)
2016リレハンメルYOG報告:写真情報と共に.YOGのlearn & Share, Norway Olympic Museum, 市内の文化プログラムを中心に情報提供を行った。また、2月7日開催のJOA特別コロキウムの会計報告を行った。

②2014年ソチ冬季大会開会式の後半(NHK:日本語 約3時間の後半約1.5時間)
後半はセレモニー中心です。テーマは「ロシアの夢」、ロシアの歴史を描いていきます。ギリシャ時代からの建国、帝政時代のロシアなどが描かれます。日体大仕込みの集団行動はピョートル大帝時代の軍隊の行進に用いられました。130台以上のプロジェクターを駆使したプロジェクション演出。テレビ向けの演出です。レーニンやスターリン時代は結構省略。参加者からは「尤もだろう」との声。平和メッセージはバレリーナ達の羽ばたく鳩で描かれました。しかし、このオリンピックの後、パラリンピック開催までの間にクリミア半島のロシア併合という大事件が起きるのです。バッハ会長の挨拶はIt is possible,,,の連続。パラリンピックの閉会式との連携を伺わせました。開会宣言はプーチン大統領。聖火リレーにはシャラポアやイシンバエアの姿が見えました。カレリンとカバエワの手を経て、最終点火者イリナ・ロドニワとアイホの名キーパーのトレチャック、点火はスタジアム外でした。火の鳥がモチーフです。

終了後は,いつもの情報交換会。この時間から駆けつける会員もいました。

第162回JOAコロキウム 報告

第162回JOAコロキウム報告

日 時:2016年1月13日(水)19:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:8名+1名(情報交換会より)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
① 各種情報紹介:(舛本直文)
リレハンメルYOG情報、IOCのオリンピック憲章改訂情報(2015年8月)、毎日新聞の「オリパラと多文化共生シンポジウム」の記事紹介、毎日新聞の「時点・点描」の玉木正之氏の記事、他のニュースを紹介しました.

② 若手の研究発表:「ユース年代におけるサッカーの国際大会のマネジメントに関する研究:選手の変容プロセスの視点から」(千葉洋平:国士舘大学大学院・特任助手)
今回は、千葉くんが昨年開催された「東京国際ユース(U-14)サッカー大会」に参加した某都道府県の選抜チームの12名を対象にしたインタビュー調査結果を報告してくれました。日本のユース選手たちが国際試合を経験することによって、競技力向上や課題解決や自己効力感の高揚などの意識変化から人間形成されていくプロセスを明らかにしようという研究報告でした。将来はサッカーで生きていこうという意識の強いこの年代が、父親の介在などでプレーの振り返りをしたり、外国選手と比較して自己確認したりしていくなど、面白いデータを紹介してくれました。ディスカッションも大いに盛り上がりました。
今回は時間の関係で映像を鑑賞する時間がとれませんでした。そのためソチの開会式の後半は次回回しとなりました。
終了後は,いつもの情報交換会です。この時間から駆けつける会員もいました。話題は尽きることなく延々と続きました。

2015年度 第38回JOAセッション開催報告

12月5日(土)、第38回JOAセッションが「オリンピック・ムーブメントとこれからのミュージアムを考える 2020年東京大会とJOAのイノベーションを視野に」をテーマに、武蔵野大学有明キャンパスで開催されました。当日は、昨年を上回る151名の方にご参加をいただき、盛況のうちに終了することができました。  第1部「オリンピック・ムーブメントにおけるミュージアム」では、ローザンヌにあるIOCのミュージアムについて、新ミュージアム・プロジェクトの全貌やミュージアムの使命と活動を報告するとともに、フランシス・ガベ会長からのメッセージも紹介されました。

第2部「国内オリンピック関連ミュージアムの実態と動向」、第3部「オリンピック・ムーブメントにとっての理想的ミュージアムとJOAの革新」では、国内の代表的事例として札幌ウィンタースポーツミュージアム、長野オリンピックミュージアム、秩父宮記念スポーツ博物館についてご報告いただくとともに、今年度のセッションが開催されたベイゾーンにゆかりのあるパナソニック株式会社、株式会社乃村工藝社にもご登壇いただき、オリンピック・ムーブメントにおけるこれからのミュージアムのあり方について構想しました。

アカデミーの語源となったプラトンの学園には、学芸の神々<ミューズ>の神々を祀る神殿がありました。IOAでもオリンピアの古代競技場の見学とともに、ミュージアムを研修プログラムに活用しています。今回のセッションで、国内アカデミーであるJOAがミュージアムを取り上げることによって、これからの日本のオリンピック・ムーブメントの展開に関する多くのヒントが得られたのではないかと思います。JOAは2020年大会を見据え、「オリンピズムの普及と浸透」に向けた取り組みをさらに積極的に展開していきます。
第38回JOAセッションの開催に当たり、ご協力、ご支援頂きました皆様に改めて御礼申し上げます。

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2015年度 日本オリンピック・アカデミー(JOA)「JOA特別コロキウム」

<企画の趣旨>
2020年東京オリンピック・パラリンピック大会関連のニュースが新聞の紙面やテレビ画面を賑やかしています。東京都のオリンピック・パラリンピック教育も提言をまとめましたし、東京都の2020年への取り組みも策定されました。多くの方針がまとめられつつあります。各大学も組織員会と連携しながら、また独自の取り組みも展開しているところです。しかしながら、まだまだその取り組みの具体案が見えてこない感もあります。 平成26年度のJOA特別コロキウムは大学連携関連で2012年ロンドン大会の「PODIUM」の活動内容について設立時からの理事であるVassil Girginov氏を招聘して情報提供を得ると共に,2020年東京大会に向けた日本の大学連携のあり方についてディスカッションを行いました.
今年度のJOA特別コロキウムは、昨年度の大学連携関連のトピックを深めるべく、引き続き大学の貢献策についてロンドンの事例に学ぶことにしました。特に、ロンドン大会時のPODIUM元事務局長のMatthew Haley氏をお招きして、実務担当者の立場から事務局の具体的な活動や課題について、また、昨年度の招聘者のVassil Girginov氏にはイギリスの各大学の研究面へのインパクトについて行った調査研究に焦点を当てて報告をいただくことにしました。
(付記:なお、このコロキウムは、JOAコロキウム部門の定常経費の他、(公社)全国大学体育連合の大学体育研究補助金の一部と首都大学東京「2020年未来社会研究プロジェクト」の助成金の一部を用いて開催される研究フォーラムとなります。)

 

主 催:(NPO法人)日本オリンピック・アカデミー JOAコロキウム部門

日 時:2016年2月7日(日)14:00〜17:00

場 所:学習院女子大学 7号館734教室

内 容:大学連携事業第2弾

テーマ:「2012ロンドンから2020東京へ:大学のコントゥリビューションを学ぶ」

司 会:舛本 直文(首都大学東京、JOA理事 研究委員会委員長)

講演1.「2012年ロンドン大会のPODIUMの実際的展開」(仮題)
演 者:PODIUM前事務局長 Matthew Haley 氏(現UK Sport)

講演2.「2012年ロンドン大会による英国高等教育機関の研究資質向上への寄与」(仮題)
演 者:Brunel大学Leader Vassil Girginov(昨年度の招聘者)

休 憩:
全体討議:

参加費:無料

参加申込:参加を希望される方は、下記のJOA事務局アドレスまでお申込みください。
メール送信の際には、件名を「JOA特別コロキウム参加申込み」とし、お名前・ご所属をお書き下さい(配布資料準備の都合上、必ず申込みを行って下さい)。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

◎申し込み締め切り:2016年1月28日(木)12:00(必着)

<JOA事務局アドレス>
magazine@olympic−academy.jp(スパム対策のため全角表示しています)

備 考:本コロキウムには通訳はつきません。日本語と英語で行われますが、日本語の資料を準備します。

 

 

 

第161回JOAコロキウム 報告

第161回JOAコロキウム報告

日 時:2015年12月22日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:15名

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
① 各種情報紹介:(舛本)
東京都オリパラ教育有識者会議最終提言と概要、IOCの倫理コードの最新版、朝日新聞の野球6チーム問題の紹介、2月7日開催予定のJOA特別コロキウム案内、他のニュースを紹介した.

② 2014年ソチ冬季大会開会式の前半(NHK:日本語 約3時間の前半約1.5時間) NHKは阿部・廣瀬の両アナ。開会式では、少女ルゴフちゃんによって、ロシアの歴史、文化、風土などがオーケストラやボリショイバレエ、国立サーカス団などの世界一流のパフォーマーたち3,000人によって演出されていきます。テーマは「ロシアの夢」、演出家はロシアのテレビ局のコンスタンティン・エルンスト氏、ロシアのマイナスイメージを払拭したいと言うことのようです。聖火リレーが広大なロシア国内を巡る様が印象深く描かれていきます。その後、入場行進を全部見ました。冬季初参加国は7カ国。インドはIOCから資格停止をされて独立選手としてIOC旗を掲げての入場。日本は最終ロシアの前に小笠原歩選手を旗手に入場しました。今回は、入場行進時間を短縮するため半周しかしません。なお、ロシアは大会前に「同性愛宣伝禁止法」を制定したため、独仏米などの大統領や首相が開会式をボイコットしました。そんな中、安倍首相や習近平主席は参列していました。政治がらみの開会式でした。

③ 「東京オリンピック@1964:日本選手団公式ユニフォームの変遷から見えてくるもの」(安城寿子氏)64年の日本選手団の紅白のユニフォーム。それが誕生するいきさつやデザイナー・テーラーの望月晴之氏の活躍やこだわりが紹介されました。全国のデパートのショーウィンドをこのユニフォームは飾ったそうですが、この公式服装が実現するまでに52年のヘルシンキ大会からのこだわりがあったことは知りませんでした。あの赤い生地へのこだわりも紹介していただきました。秩父宮のアドバイス、「ナショナルカラーをつくれ」が大きな役割を果たしたようです。

終了後は,いつもの情報交換会.参加者が多くて会場が大変でした。今回はプレゼント交換大あみだくじ大会も開催し、参加者にはオリンピックグッズを中心に素晴らしいプレゼントが手渡されました。