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第158回JOAコロキウム 報告

第158回JOAコロキウム 報告

日 時:2015年9月25日(金)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:12名(学生2名を含む)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
① 各種情報紹介,カーディフのラグビー事情の紹介(舛本)
9月,10月開催予定のオリパラ関連のイベントやシンポジウムの情報紹介,IOCの動向(国連でのサステイナブル・ディベロップメント総会でのバッハ会長のスピーチ,2024年大会招致候補都市のニュースおよび新方式のBidding Raceの資料),2016リレハンメルYOGのアンバサダー決定ニュースなどの紹介.カーディフで開催された国際スポーツ哲学会でのソーシャルプログラムのウェールズVSイタリア戦の観戦報告を行いました.
② 2012年ロンドン大会開会式の後半(NHK:日本語 約1.5時間)
2012年ロンドン大会の開会式のテーマは「Isle of Wonder驚きの島々」.入場行進から見ることにしました.後半は主にセレモニーです.組織委員会会長のセバスチャン・コーは3回もオリンピック開催できる英国人としての誇りやスポーツの良さを訴えました.ロンドンがどれだけ素晴らしい都市で素晴らしい大会を開催できたと後世にきちんと伝えたいと述べていました.ロゲ会長は近代スポーツの母国,スポーツマンシップやスポーツ教育の発祥の地としてイギリスを称えていました.オリンピアンへの祝辞やボランティアへの感謝も忘れません.平和メッセージは自転車に乗った鳩たちの演出,平和ソングはビートルズの「Come Together」,「イマジン」でないのが残念な限り.選手宣誓や審判の宣誓,そして初のコーチの宣誓もありました.特に,見所は聖火の最終点火でした.ボートのベッカムからレドグレーブに,そして7人の若者達が主役に.入場行進で各NOCがもっていた銅の花びらに7人が点火し,それが立ち上がって一カ所に集まって聖火台を作り上げました.大会のテーマであるInspire a Generation! を上手く演出していたのでした.締めはポール・マッカートニーの「ヘイ,デュード」で会場の大合唱,いつまでも盛り上がりました.
終了後は,いつもの情報交換会.今夜も様々な話題に花が咲きました. 特に新国立,エンブレム,追加競技等々.

第157回JOAコロキウム 報告

第157回JOAコロキウム報告

日 時:2015年8月6日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:12名(学生3名を含む)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
①若手研究者報告(黒須朱莉さん)
英米の著名な人文社会系スポーツ研究ジャーナルの論文ジャンルの紹介です.これによって各誌の研究動向がどうなっているか,オリンピックやオリンピズム,IOCや平和研究などのキーワードで整理してくれました.黒須さんの執筆した最新刊『オリンピックが生み出す愛国心』も紹介されました.
① 2012年ロンドン大会開会式の前半(NHK:日本語 約4時間の前半)
つい先頃の2012年ロンドン大会の開会式,NHKのテーマソングは「いきものがかり」『風が吹いている』でした.開会式のテーマは「Isle of Wonder驚きの島々」.オープニングでは,テムズ川の源流から,イギリスの牧歌的なフィールド,田園風景から始まります.クリケットもプレーされています,そこで歌われた英国の第2の国歌と言われる「エルサレム」,スコットランド,北アイルランド,ウェールズとUK4地域の代表かが謳われました.イザムバード・キングダム・ブルネルという人物がその後の産業革命で重要な役割を果たしました.さらに,バッキンガム宮殿から007のJ・ボンドとエリザベス女王のやりとりは,国民に開かれた王室を良く演じています.続いてファンタジーの世界はGOSHという世界で最古の子ども専用病院の看護師達を交えたシーンです.英国の著名なおとぎ話や物語から登場する悪役達が暗躍する夜中,メリーポピンズ達が子どもたちを助けてくれます.英国といえばロックのオンパレードも圧巻です.さらに,Mr.ビーンが『炎のランナー』のオープニングシーンに紛れ込んで海岸を走る映像は英国流のユーモアを交えた素晴らしい開会式の出し物でした.
終了後は,いつもの情報交換会.今夜も様々な話題に花が咲きました. 特に新国立,エンブレム,カープのピースナイター等々.

第156回JOAコロキウム 報告

第156回JOAコロキウム報告

日 時:2015年7月8日(水)18:00-20:00(注意:定例の第3水曜日ではありません

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:8名(学生1名を含む)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:2010年バンクーバー冬季大会閉会式(NHK:日本語 約2.5時間)
閉会式会場はBCプレイス.あの2015年女子サッカーW杯決勝でナデシコが敗れた会場なのです.
見どころは,聖火の消えるシーン.しかし会場には聖火台に灯がともっていません.そのため,開会式では呆然と立ち尽くしていたカトリーナ・ルメイ・ドーンが,史上初めて閉会式で聖火点火をした大会となりました.これは,開会式の聖火点火で起きたハプニングを逆手に取った演出,そのユーモア感覚には敬服するしかありません.1,000人の若者達によるバンクーバー賛歌のパフォーマンスの後に選手団の入場.日本の旗手は浅田真央.男子50kmのクロカンの表彰式の後,ハンドオーバーセレモニーとソチ市のウェルカムセレモニーです.ロシアの文化とスポーツを代表する人物の登場.オーケストラにソプラノ歌手,ロシアを代表するバレエ団の演舞,ロシアの象徴が演じられていきました.VANOCファーロング会長のスピーチはまた長いもの.IOCロゲ会長の挨拶は” These are excellent friendly Games!”で締めくくられました.この後,閉会式は歌と踊りの大パーティになっていきます.I am Canadianというパートで著名人達がスピーチだけでカナダ自慢を主張していきました.ムース,ビーバー,メイプルリーフ,カナディアンギース,ロッキー山脈,湖とカヌー,皆様にはカナダの典型的なイメージは何でしょうか?
終了後は,いつもの情報交換会.今夜も様々な話題に花が咲きました.

 

第155回JOAコロキウム 報告

第155回JOAコロキウム報告

日 時:2015年6月17日(水)18:00-20:30

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:12名(学生2名含む)情報交換会から参加者3名,計15名

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
① 2010年バンクーバー冬季大会開会式後半(NHK:日本語 約1.5時間)
閉会式のパフォーマンスのテーマは「夢の景色」,カナダのローカル文化を中心に展開されます.「雪の賛歌,ありふれた恋,秋のリズム,青春の光と影,探求の極み,カナダ賛歌のポエム」と場面がカナダの歴史と自然風景とともに移り変わっていきます.後半の見どころは,史上初の屋内での聖火点火でした.ここでハプニングが起きました.1本聖火点火用の柱が立たなかったのです.そのため,カトリーヌ.ルメイ・ドーン1人が点火できなかったのです.(これは閉会式まで影響を及ぼすハプニングだったのです).最後は,アイスホッケーの英雄グレツキーがバンクーバーのウォーターフロントの特設聖火台に点火します.しかし,組織委員会のファーロング会長の挨拶は長かった.平和のメッセージを発したロゲ会長の開会スピーチがシンプルに感じられました.なんと言っても,平和ソングと鳩を象徴的に飛ばす場面の「ハレルヤ」のケイディ・ラングの歌は素晴らしい歌でした.開会宣言はミカエル・ジャン総督.ジャマイカ出身の女性総督です.場内聖火ランナーに車椅子のランナーを起用するなどダイバーシティに配慮されていたようです.
② 大学院修士プログラム,IOAユースセッション報告(藤沢奈津美さん)
IOAの修士プログラム受講中の藤沢さんによる写真を用いた紹介です.修士プログラムの科目や受講生達との受講状況,ソーシャルプログラムやオリンピア市でのマラソンイベント参加など,多様なプログラムの紹介がありました.大学院セッションおよび理事者セッション(舛本参加)との接点,青年セッションのコーディネーターとしてのご活躍など,興味深い報告がたっぷりでした.藤沢さん時間が少なくて残念でした.またの報告の機会を楽しみにしています.
終了後は,いつもの情報交換会.この会のために3人も駆けつけて頂き,様々な話題に花が咲きました.

 

 

第153回JOAコロキウム 報告

第153回 JOAコロキウム報告

・日 時:2015年4月1日(水)18:00-20:00 (エイプリル・フールの日ですが,実施します)

・場 所:「新中野切手サロン」
(地下鉄丸ノ内線「新中野」4番出口徒歩1分 LAWSONのあるボニータビル6F)

・テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

・内 容: 2008年北京大会の閉会式(NHK:日本語  約2時間もの)

アナウンサーは青山.内山の両アナ.閉会式の演出もチャン・イーモウ監督.テーマは,”Reunion of joy, reunion of friendship.” 監督は,選手のための閉会式を目指し,テーマの一つには中国の多様な民族の文化を表現するとされた.大太鼓の演出からスタートし,人海戦術で大パフォーマンスを展開する.途中には男子マラソンの表彰式が執り行われた.優勝したケニアの故ワンジルは日本で「ガマン」を教わったと青山アナが紹介する.新しく選出されたアスリート委員達がボランティアに花束を捧げ,リュー・キ組織委員会会長は,大会のテーマOne World, One Dream! の元,大成功を謳い上げた.IOCロゲ会長はTruly exceptional Gamesと北京大会の成功を称えた.ロンドンへのハンドオーバー・セレモニーでは,ロンドン名物のダブルデッカーが登場し,ギタリストのジミー・ペイジ(レッド・ツッペリン)の登場で盛り上がる中,イングランドサッカーチームのキャプテンであるD・ベッカムが登場し,ボールを選手団に向かって蹴り込み,ロンドン大会へのキックオフを演じた.ロンドンのテーマは「若者やこどもたちの参加」である.聖火が消える演出では,飛行機のタラップで旅立つ世界各国の選手団の代表が,開会式でも登場したあの絵巻物を使って,静かに消し去った.閉会式セレモニーの後は,大パーティとなるが,フィールド内に「記憶の塔」が演出される中,プラシド・ドミンゴが登場してデュエットで歌い上げた.平和のメッセージもが発せられたが目立たなかった.最後は花火で締めくくりである.こうして最後のパートのカーニバルが続く中,映像は終了した.

終了後は,いつもの情報交換会.様々な話題に花が咲きました.初参加の小林さんから紙芝居や2020年に向けた盛り上げ活動の話,プロ野球開幕の話題など話が弾みました.JOA観桜会も企画しましたので,参加の確認も.