- 日 時2014年2月26日(水)18:00-20:10
- 場 所:「新中野切手サロン」 参加者:8名
- テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
- 内 容:1998年長野冬季大会の開会式(NHK:日本語2.5時間)
1998年長野大会の開会式を観ました。16年前の映像です。有働由美子、藤井康夫アナに有森裕子さんがゲストです。開会式は昼間。映像を駆使した演出はできません。5万人収容の仮設スタンド。総監督は浅利慶太さん。日本の伝統文化のすばらしさを伝える、というのがコンセプトです。しかし、和洋折衷と言った方が良いかもしれません。建て御柱と木遣り、道祖神のダンス、曙の土俵入り、クリスムーン氏の聖火ランナー、森山良子氏の歌と雪ん子たちの歌とダンス、小澤征爾氏指揮の5大陸の5都市(ベルリン、シドニー、ニューヨーク、北京、ケープポート)を結んだ地球交響曲の大合唱、地球に優しい素材でできた風船による放鳩のシーン、聖火の最終点火者は伊藤みどりさん。その時の音楽はプッチーニ。何故でしょう? 長野のテーマは「子ども達の参加」「美しく豊かな自然との共存」「平和と友好の祭典」の3つでした。一校一国運動の子ども達が開会式ではピースアピールソング、聖火入場、各国選手団入場行進と大活躍しました。サマランチIOC会長はオリンピック休戦に言及するだけでなく、1998年は世界人権宣言の50周年記念の年と重要な言及をしています。オリンピックの価値は、敬意、寛容、尊厳、協力であるとして、「オリンピックの理想を通じて平和な世界を築いていこう」とスピーチしています。そんな重要なアピールが公式報告書には掲載されていません。大変重要なメッセージでしたが、NAOCには関心がなかったのでしょうか? 残念です。 後半は、2014年ソチ冬季大会の視察報告を行いました。坂本先生と舛本の現地視察報告の他、佐藤次郎さんには新聞で発信されたソチへの思い、2020年東京への教訓を紹介していただきました。
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第138回JOAコロキウム 報告
- 日 時2014年 1月15日(水)18:00-20:15
- 場 所:「新中野切手サロン」 参加者:7名
- テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
- 内 容:①1996年アトランタ大会の閉会式(NHK:日本語2.5時間)
100周年記念大会の閉幕は68年ぶりのマラソンの表彰式からスタートしました。マーチングバンドとコメディアンの駆け引きはあまりうけません。後に正式種目となっていく若者受けのパフォーマンス(スケボーやBMXなど)と音楽の共演。日本の布袋氏のロック演奏がありましたが公式報告書には記載がありませんでした。選手団の入場では最も印象的な選手がIOCのアントワープ旗を持つことに。それは短距離のマイケル・ジョンソンが勤めました。日本選手団の旗手は有森裕子選手。オーケストラが「聖なる休戦」のテーマを演奏しましたが、印象は今ひとつ。サマランチ会長のスピーチでは、爆弾テロとミュンヘンの11名の犠牲者に対して「いかなるテロもOMを破壊することはできなかった。希望と平和な社会を作り上げる」と語り、黙祷を捧げました。この閉会式では、スティービー・ワンダーによる「イマジン」の演奏・独唱による平和希求のメッセージは圧巻でした。6-12才の子ども達600人によるテーマソング「パワー・オブ・ドリーム」のコーラスも心温まるシーンでした。IOC旗のトランスファー・セレモニーののち、次期シドニー大会の紹介パフォーマンスでは、アボリジニ文化の紹介。ディジャリドゥの演奏とダンス、ワルチング・マチルダが演奏される中、カンガルー、大輪の赤い花や鳥、そしてオペラハウスの登場。これぞオーストラリア! シドニーへの招待パフォーマンスでした。