JOAコロキウム」カテゴリーアーカイブ

JOAコロキウム 第236回報告&第237回開催案内

第236回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年7月27日(水):18:00-20:00
・場 所:Online  Zoom会議
・参加者:11名
・テーマ:2022年度IOAヤング・オリンピック・アンバサダー・セッション参加報告、「東京2020大会」オリンピック1周年記念イベント参加報告、1周年記念報道等

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.「第62回IOAヤング・オリンピック・アンバサダー」セッション参加報告(唐澤会員)
・今までの若者セッションIOA Youth SessionからIOA Young Olympic Ambassador (YOA)と名称が変わり、年齢もこれまでの20~35歳から20~30歳に引き下げられた。今年のIOAの全体テーマは「e-Sports」。
・今年のYOAのテーマはThe Olympic Movement and Olympism in Digital Era – The Promotion of Physical Activities via Digital Engagement of Strategies and Virtual Sports
・世界80か国から125名が参加、日本からは唐澤さん(日体大院生)と山崎さん(中京大院生)の2名が参加。この2名は昨年度online参加者。世界には今年が初参加の人も参加。
・毎日のレクチャー、グループ討議は必修、スポーツアクティビティと文化プログラムへの選択参加。コロナ感染拡大で帰国が相当遅れることに。さらに、全体でアテネに戻る際のデルフィの遺跡とミュージアムの見学が残念ながら中止に。
・IOAの研修所はリノベーションされ、大部屋を廃止し、快適な住環境に。各部屋にはオリンピックチャンピオンの名前が冠され、室内に選手の偉業の解説とオリンピックの有名なシーンの写真が掲示されているとのこと(例:伊調 馨選手)。
・同じ討議グループに米国のパラリンピアンがいてinclusiveに対する視野が広がったそう。そのパラリンピアンはオリンピック・パラリンピックを統合したらパラリンピック運動の発展はないだろうと主張していたとのこと。
・IOAの講義や討議では、身体運動を促進しようとするvirtual sports とTVゲームのようなgamingはしっかり区別されていたが、しかし、両方ともe-sportsと呼ぶのでややこしくなることもあったそう。
・学びと考えたこととして、以下の4点の報告:
①それぞれの国へのリスペクト、しかしexcellenceへの共存の難しさも ②昨年度のonline参加でもfriendshipの構築は可能 ③JOAのネットワークを大切にしつつ自覚と責任を ④D&Iでdiversityを意識している間は不十分。

・参加者との様々な側面からの意見交換:
AI導入による多角的な判定の可能性とAIに仕事を奪われる危惧や共感不足の問題、講師のJim Parry は身体運動を欠くgamingに批判的、参加者の様々な声の様子や参加国や講師のバランスは?、パラリンピックとe-sportsの身体運動の欠如という類似性からくる危惧、新オリンピック・モットーのtogetherに合致する可能性(ゆるスポーツもその可能性)、勝利至上主義を変えていく可能性、インクルージョンを促進する可能性(男女、年齢、障害の有無などの壁の排除)、コミュニケーションにおける表情や身振り等の重要性、IOCのe-sportsという用語の使用の慎重さ(対戦型gamingを避け、online上で参加したり身体運動を促進したりするvirtual sportsの重視)、一方ではIOCは2021年からOlympic Virtual Service を開始し、スポンサードも含めたオリンピック・ビジネスとしての関心はあり。

2.「東京2020大会」1周年記念イベント参加報告(今井委員)
・7月23日に新国立劇場で約1万5千人(募集2万人)の参加者の元に、100名超のオリンピアン・パラリンピアンを含め多くの関係者達の入場行進も見所であった。選手達は感謝を表す場としては好都合。開幕前から長時間会場内に滞在し、秩父宮記念ギャラリーや聖火台など各所の見物も行った。
・儀式は、IOCバッハ会長、IPCパーソンズ会長とも安倍元総理への長い追悼も(エスタンゲ2024POCOG会長は別)。小池都知事、橋本元TOCOG会長、室伏スポーツ庁長官の挨拶もあり。
・参加者の約半数はボランティア経験者のようであった。
・新国立競技場への危惧:アルコールも含め飲食ブースの不十分さ、座席の前後間隔が狭く移動が大変とのこと、トイレ混雑も予想されそれらへの危惧も。
・意見交換:聖火台の設置はどこに? 座席の間隔が狭くて「政治的プロパガンダ」があっても直ぐの静止は不可能であるし出場も迷路のよう、今後レガシー化していくようなイベントやメッセージなどは無し、当日反対デモの可能性のアナウンスがあったが問題なし、事前開催の日仏ラグビーでは6万人収容でも大丈夫であった、等。

3.「東京2020大会」の1周年に関するメディア報道等に関して(自由意見交換)
・7月23日の前後に主要メディア各紙を含め、「東京2020大会」の振り返りや「レガシー」特集が組まれていることに対して、自由に意見交換した。
・東京都生活文化スポーツ局による「レガシー設置物」のプレス発表を含め、メディア各紙の検証・総括の報道資料および参考資料として『オリンピズムの伝道館』の「そぞろ歩記NO.25」:「東京2020大会」1周年記念行事に向けて:「オリンピックのレガシー」に関する取材を契機に! を事前に配布しておいた。
https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%BC%9D%E9%81%93%E5%B8%AB%E3%81%AE%E9%80%8D%E9%81%A5%E8%A8%98%E3%81%9D%E3%81%9E%E3%82%8D%E6%AD%A9%E8%A8%98#h.uhye0h44vnv1
・総括などの公式報告書などには関心がなく1周年記念イベントも知らず、という感想も。
・レガシーキューブを参考にして、「東京2020大会」のレガシーを整理し分析してはどうか、という意見も。
・競技場や収支報道が中心、wellbeingに向けてどう利用していくかが重要。意図して遺そうと思って残すことが重要。
・一番のレガシーは人々の記憶に何が遺るかが重要。1964年大会は人々に強烈なインパクト(プラスの評価)を残した。さて、「東京2020大会」は?ゴタゴタ続き、無理矢理開催などの経緯からあまり期待できないとは思われるが、、。記憶に残っていくものこそ大切という意見も。
・スケートボードの若者たちの競技ぶり(「真夏の大冒険」と名付けられた)にみるチャレンジ精神と肩車したリスペクトのシーンはオリンピックに新しい風を吹かせたという意見も。
・D&Iに関しては、女性スポーツに関しても同様にダイバーシティを意識してケンケンガクガク議論している間は不十分という意見も。
・一方、「インクルーシブ」という用語の使用状況への問題視も。つまり、文化人類学上は「支配的なものの中に入れる」という力関係のある用語として簡単には使用しない用語であるという。例えば、「アーバンスポーツ」もこれまでスポーツではなかったものをスポーツに入れてあげる、というような意識が見られるという。言葉の使用には敏感であるべきであって、今までのルールや枠組みを見直すきっかけとなれば良いが、、。
・「多様性」という考え方に基づけば、「デモがある社会の方が健全」であると考える必要があろう。
・e-sportの議論の中で、身体運動が少ないとパラも同様に排除されかねないという危惧が示されたという報告に対して、スポーツの前提として先ず身体運動があり、さらに身体を肉体と脳に区分して考える思考法が反映されてはいないか。実践レベルではきちんと分けられないはずなのに、という意見も。 

4.近況報告の中で情報提供
・3年ぶりにSportechに参加、結構な盛況ぶり。東海大学ブース見学し、IOC委員の渡辺守成氏などに関して質問したが余り関心がなさそう。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回も、バルセロナからの参加者も含め、様々な話題に関して自由に意見交換をしました。

 

第237回JOAコロキウム開催案内

日 時:2022年8月23日(水)18:00〜(定例の第3水曜日ではありません。ご注意ください。)
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!

〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年8月20日(土)17:00

JOAコロキウム 第235回報告&第236回開催案内

第235回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年6月23日(水):18:20-20:00(Olympic Day)
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:8名
・テーマ:公式映画、ロシア・ベラルーシ対応、「2030札幌招致」関連、IFのジェンダー対応など

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.「オリンピック・パラリンピック人権宣言」と日中韓3か国共同宣言に関連して(森田会員)
・2012年ロンドン大会のオリンピック閉会式の日に、イギリス、ロシア、ブラジル、韓国の連続して大会を開催する4か国が「オリンピック・パラリンピック人権コミュニケ」を出したこと。それが東京大会で途切れてしまったこと。
・2018年の平昌冬季大会に向けて、2016年に日中韓3か国が東アジアの平和構築のためにオリンピック・パラリンピック大会を通じて未来志向で協力すると謳った「平昌宣言」が重要である。
・その後、2年毎に日中韓3か国のスポーツ大臣会合が開催されて、大会の2年前に「東京行動計画」や「北京共同声明」として協力して取り組む内容が調印され公開されてきた。
・その内容は文科省のwebsiteにも掲載されてきていたが、2020年「北京共同声明」に関しては未公開であった。
・森田会員が文科省に情報開示請求したところ、6月3日に文科省のwebsiteに掲出された(舛本が昨年文科省にメールで内容確認をしたときには、無視されたのだが、今回は情報公開請求故か?)
・重要なことは、この「北京共同声明」では、平和と人権の理念的な内容がなくなっている(中国の現状を反映か?)
・なお、2024年江原道YOGのために、第4回目の日中韓3か国のスポーツ担当大臣会議が2022年中に開催予定であるが、韓国がホスト国故、日本政府は韓国からの連絡を待っているとのこと。
・この第4回目の声明に何が盛り込まれるのか注目される。
・森田会員は、次の3点を盛り込むように要求してはどうかという提案がなされ、意見交換した。
 1.東アジア地域における平和的で包括的な関係構築
 2.世界人権宣言と同様、全ての人々の人権と基本的自由の保障
 3.Olympic Agenda 2020+5に含まれているAthlete Rights and Responsibilities Declarationの重要性に触れる
・現在のロシアによるウクライナへの軍事侵攻問題がこの3か国宣言に含まれることが可能かどうか?
・中国の人権弾圧状況からみて、このような内容を盛り込むことが可能か?

2.「東京2020大会」公式映画「SIDE:A」関連(鑑賞したメンバー中心に)
・芸術作品に偏向せず、アスリートの準備などスポーツの価値を前面に出した中立的な記録としての映画。無駄な色づけがされていないとの感想があった。
・観客が不入りでがらがらの映画館。内容は面白かったが日本選手の活躍が描かれておらず、日本のスポーツ関係者にしたら怒るであろうと推測するような内容であるとの感想も。
・男子柔道と女子バスケットボールの内容が多く割かれている。ビゼール会長まで。嘉納治五郎は登場しないが。
・木下グループが目立たないがあちこちに露出。同社のこの映画制作における位置づけが不明である。
・柔道48kg級のウクライナの選手を使って、ウクライナ戦争の現状を踏まえた取り上げ方に工夫があっても良い。
・ノーナレーション、字幕スーパー使わないドキュメンタリー手法をしっかり踏襲。しかし、東京2020大会を知らないと何のことか分からないことが多い。また、内容にピックアップした選手と何を捨てたのかは同義。監督の判断次第。
・バランスが重要であるが、ラストのバランスはどうだろう?名監督の演出に問題を感じた。特に、育児のために女子バスケットボールの日本代表を辞退した大崎佑圭選手とカナダのキム・ゴーシェ選手の成田空港での対面やスタンド観戦。
・なぜ二本にしたのか?一本としてのまとまりが欲しかったとの意見も。
・河瀨監督が、スポーツではなく自分を見せたいというような雰囲気の映画であるようだ。
・テクスト・コンテクスト・メタテクスト(「コンテクストに応じてメタテクストに配慮しながらテクストを解釈する」)という映像解釈の定式(1999年舛本提示)に応じて考えると、先入見に応じて様々な認識の枠組みが生じて解釈が多用になる難しさ。(参考:『オリンピズムの伝道館』の「そぞろ歩記NO.23参照」
「東京2020大会」公式記録映画 SIDE:Aを鑑賞して
https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%BC%9D%E9%81%93%E5%B8%AB%E3%81%AE%E9%80%8D%E9%81%A5%E8%A8%98%E3%81%9D%E3%81%9E%E3%82%8D%E6%AD%A9%E8%A8%98#h.n5gmdzkucqmo
・2016年リオ大会の記録映画が良い。リオの町全体が選手達を受け入れ歓迎している姿が良く映し出されている。

3.「2030年札幌冬季大会」の招致運動に関して(自由意見交換)
・ここに来てスペインが辞退。2030年札幌、34年ソルトレイクの2大会同時決定の可能性もある。
・外国2都市の住民の支持率高い。それをバッハがどう判断するかが要点。
・札幌招致計画では、開催意義だけでなく、札幌ドームの維持可能性、選手村分散問題、空港移動問題など、本気で対応すべき問題が多い。
・IOCの流れは、招致に手を上げる都市が減少する中、日本が開催に向けて乗ってくれるように躍起となっている感がある。
・日本の組織委員会メンバーは東京大会終了後燃えていない現状が見受けられる。終わってスッキリした、清清した感もあるようだ。7月23日の1周年記念に向けて同窓会ミーティングなどする部署も見られるが、、。 

4.FINAのトランスジェンダー選手の扱い
・国際水泳連盟(FINA)がトランスジェンダー選手制限方針を出したことに対して、IF任せのIOCと言う批判があるが、IF間で手を取り合って対応していくべき問題であろう。
・もう一点、セメンヤ選手などの高テストステロンの女性選手の問題がある。男女二元で分けることの問題の複雑さ。
・日本の女子サッカー代表チームで活躍する選手たちの傾向にも窺える問題も見られる

5.冬季大会の複合種目廃止問題
・スキーの複合競技(ジャンプと距離)の廃止がIOCでも話題に。男女同数の基本方針に向けて、女子を増やすのではなく男子部門を廃止する方向はどうであろうか?
・女子ジャンプ競技にもラージ種目がないが、、?
・複合は競技人口減の現状。競技の難しさがあるがそれが面白さに通じたはず。King of Skiの称号はどこに?
・ジェンダー問題や男女同数志向に関連して、IOCは男女差のない「e-sport」の可能性を考えているとの発言もあり。
・これに対して、感銘する意見であるが、「e-sport」のオリンピック加入は許したくないと言う考えも。
・IOCは「e-sport」という語の使用を慎重に避けて、「virtual sport」という語を用いて、実際のスポーツ振興に資するようなテレビゲームを考えている。
・IOCもIFもジェンダー問題に真剣に取り組んでいない。論ずること自体がタブーになっているような感がある。
・IFは建前に丸投げ、IOCはIFに丸投げ、メディアもそう。軽々には論じられない問題ではあるが、スポーツの在り方も含めて正面からの議論が必要である。
・将棋やチェスの扱い、男女一緒の競技にするか? マインドスポーツの方がより容易いのかも。

6.IOC・IPCのロシア・ベラルーシ対応関連
・ウィンブルドンの制裁のように、トップアスリートの排除の現実に関連して、オリンピックが最高の選手が参加しない種目(例えば、ゴルフ、サッカー、テニスなど)はオリンピックに不要ではないかという意見があった。
・あるいは、オリンピックは2流以下の選手の競技会で良いのか?という点を考慮すべきであろうという意見。
・テニスのようにプロ化が進みシステム化されている超プロ化の種目では、ランキングにも関係なく賞金もないオリンピックに対して、スケジューリングの難しさも含めて一流選手に参加してもらうにはもう限界に来ている。何処かで妥協する必要があるとの意見も。 

7.近況報告の中で情報提供
・JOCの「オリンピック・ミュージアム」の新装オープン関連で、過去の国旗の問題が示された。第4回ロンドン大会の前までは国別参加ではなく個人参加であったため、それまでの3回大会の参加選手の国旗の掲出は不要のはずとの意見が。しかし、それを譲らないJOCサイドの問題がある。
・IOCの文化ヘリテイジ財団の編成の経緯に関しての質問があったが、IOC理事会及び総会の議事録確認する必要あり。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回も、自由参加で様々な話題に対して自由に意見交換をしました。

 

第236回JOAコロキウム開催案内

日 時:2022年7月27日(水)18:00〜
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!

〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年7月24日(日)17:00

JOAコロキウム 第234回報告&第235回開催案内

第234回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年5月19日(水):18:20-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:8名
・テーマ:IOC・IPCのロシア・ベラルーシ対応および「2030札幌招致」関連

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.IOC・IPCのロシア・ベラルーシ対応関連(野上会員のコメントも含め意見交換)
・今回のウクライナ戦争でIOCとIPCが課した、あるいは課そうとする制裁に対して、事前に野上JOAコロキウム委員に以下の3点の資料を提示し、当日にコメントを求めることを依頼しておいた。
・IOCの役割とオリンピック大会の場として役割をきちんと区別すべきである。IOCの立ち位置や役割は、オリンピックの場の外での戦争には批判声明を出し、さらにオリンピックの場が代理戦争にならないようにすべきである。オリンピックの場は、スポーツには国境がない世界市民・地球市民が集う場であり、そのフィールドで平和希求する場(野上)。
・個人参加の道を開くべき。ロシア・ベラルーシの選手だけに反戦の意思表明するよう求めるべきなのか?他国の選手には求めないのに。大会はNOCが参加主体で国ではないはず。同じ国土にいただけで同罪にする制裁には疑問。
・「スポーツに国境がない」というのは夢物語。ドーピングも国と国との問題となってしまったように、国別参加形態である限り、優位な差を求める国対国の感情が支配することになる。
・IOCのオリンピック運動は任意団体が行っているに過ぎない。IFが1票を持っているわけでもなく、会長推薦を含め115名のIOC委員が決定権を持っている。それはそれで良いものとして130年も継続してきた。IOCが政治から離れている方が良いし個人参加を認めても良いが、今の状態でそれが可能かどうか?また1992年のIOCのオリンピック休戦前の1991年のサダム・フセインの問題に時にはIOCは何も行っていないはず。今回のプーチン・ロシアのウクライナ侵攻に対しては、西洋だからIOCは動いたのか?文句を言われないように動いたのか?
・ロシアは自分達ではなく他国が悪いと思っているのでは。国旗・国歌無しで個人参加の形で競技するしかない。
・亡きオシム監督を想起する。ユーゴが分裂している中のw-cupサッカーでの監督手腕ぶり。1986年メキシコ大会のマラドーナの神の手事件があった大会では、マルビナス戦争(イギリスvsアルゼンチンの戦争)下での因縁の対決も。
・IOC・IPCには難民選手団のカテゴリーがある。政治的主張ではあるが個人参加のチャンネルがある。このように、国の代表枠と信条としての個人参加の枠の両方を提案しても良いのでは?
・ラグビーのような参加資格も参考になる
資料1:オリンピズムの伝道館、そぞろ歩記No21「ロシアとベラルーシのIPC加盟と資格問題」参照https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%BC%9D%E9%81%93%E5%B8%AB%E3%81%AE%E9%80%8D%E9%81%A5%E8%A8%98%E3%81%9D%E3%81%9E%E3%82%8D%E6%AD%A9%E8%A8%98#h.t9ngoh11v5lc
資料2:Exclusive: Russia and Belarus to face vote on IPC membership in November (ITG 7 May 2022)https://www.insidethegames.biz/articles/1122850/russia-belarus-ipc-membership-vote-egm
資料3:スポーツが未来を変える 五輪と平和、問われるIOCの覚悟 黒須朱莉(産経新聞 2022年5月6日)https://www.sankei.com/article/20220506-XJC43YQUWRL3BEWX65CDD5YF6M/

2.「2030年札幌冬季大会」の招致運動に関して(自由意見交換)
・2030年札幌、34年ソルトレイクの2大会同時決定の可能性もある。ここに来てスペインの人脈を元にしたバルセロナ・ピレネーチームの巻き返しも気になる(但し、コロキウム後にスペインチームの意見不一致のニュースも)。札幌計画では、帯広のスケート会場の観客席の少なさ、札幌ドームの2030年までの維持可能性、分散開催による選手村分散問題、スケート人口減問題など、懸案事項多しとの意見。
・1972年札幌大会をイメージして、同じようなオリンピック開催計画にして欲しくはない。スケート人口減も気になる。
・儲かるという経済効果のみ関心のある札幌招致に関わる人々にはあきれるほかはない。東京2020大会は住民投票がなかった。札幌では住民投票が行われるか?行われても政治にきちんと反映されるのか?
・泊原発は2029年に40年を迎えるはず。廃炉にするのか、継続活用か?現状のエネ政策では継続が既定路線か?
・ロシアの北方領土での軍事演習などから北海道侵攻の心配は?
・アイヌの人々は文字を残さないので、歴史学的に過去を調べることは難しいの考古学の対象。しかし、ロシアが北海道に侵攻するとは考えられない。1988年に定められた現在のヨーロッパの国境も変えられないように。
・札幌の計画には理念不足。東アジアの平和構築への寄与も見受けられない。2024年には江原YOG大会が予定され、2022年には日中韓3か国のオリンピック・パラリンピックを通じた平和構築宣言の第4回目が出される見込み(2016年平昌宣言、2018年東京行動計画、2020年北京声明として出されてきた過去から)。そのような内容にも一切触れてもいない開催計画案で、札幌開催の意義など道民や国民に賛同されるとは思えないが、、。

3.近況報告の中で
・ロシアのウクライナ戦争中にIOCやJOCの発信ぶりを見て、「スポーツがいかに無力かを痛感した」との声。「スポーツ界は、普段からスポーツと社会の関わりについて常に幅広く発信し続けなくてはならない」という考えが示された。
・漫画家の北沢楽天に関しての情報提供:Wikiから:(きたざわ らくてん、1876年7月20日 – 1955年8月25日)は明治から昭和にかけて活躍した日本の漫画家、日本画家である。本名は保次(やすじ)。楽天は『時事漫画』や『東京パック』等の新聞や雑誌を中心として、多数の政治風刺漫画や風俗漫画の執筆で活躍した。楽天は日本初の職業漫画家とみなされる事もあり、その漫画の人気は、現代における「漫画」という用語が広く一般に普及するのに多大な影響を与えた。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回も、自由参加で様々な話題に対して自由に意見交換をしました。

 

第235回JOAコロキウム開催案内

日 時:2022年6月23日(木)18:00-20:00(オリンピック・デーです!)
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!

〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年6月20日(月)17:00

JOAコロキウム 第233回報告&第234回開催案内

第233回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年4月20日(水):18:20-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:9名
・テーマ:「2020東京パラリンピック大会」記録映像他

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.「2020東京パラリンピック大会」記録映像関連
(1)パラリンピック記録映像作成の経緯について(師岡会員)
・1964年東京パラリンピック大会での記録映像は非公式。角川の協力の下、残された映像を上智大学で上映。関心呼ぶ。
・2020大会ではIPCとNHKが協力して記録映像化決定、森喜朗元組織委員会会長の尽力もあった。
・3月29日深夜のNHK放映は、3月24日の組織委員会理事会の配付資料にも掲載済み。各メディアは取り上げず周知されなかった。JPCもNHKのパラスポーツ担当者も知らず。PR不足であり広報の目詰まり感あり。
・5月3日18:10-NHKのBS1で再放送予定。今後は、IPCが編集し、英語字幕をつけて公開予定。
・河瀬監督のオリンピックの公式記録映画は2本立て:6月3日、6月24日に公開予定
・参考:その後、予告編が公開されました:https://www.youtube.com/watch?v=NMxbMwKDyo8&t=5s

(2)記録映像の概要(舛本)
・17本の物語構成。東京パラ大会の競技パフォーマンスではなくヒューマンストーリーに焦点。事前に登場人物を決定して、家族など追いかける、Bud Greenspan的な構成。パラリンピアンだけでなく、パラ開会式で独演した森田かずよ氏や「ギソクの図書館」で義足を体験する子どもたちなどの姿も収録されている。
・大会のテーマソングがないことが、記録映像化でインパクト不足の原因にも。(オリンピックでもマスコットでも同様か)
・参考:『オリンピズムの伝道館』の『映像記録 東京2020パラリンピック』字幕解説 (逍遥=そぞろ歩記NO.20 ) https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/ホーム/オリンピズムの伝道師の逍遥記そぞろ歩記#h.qoemjsrjanfx

(3)自由意見交換
・競技パフォーマンスに焦点化して欲しい。ヒューマンストーリーに関心がある人と分かれるかも知れないが。
・東京都や文科省がオリンピック・パラリンピック教育上でどのような対応をするのか関心がある。しかし、コロナ禍の現状、各学校では観覧推奨することは難しい状況。東京都の「学校2020レガシー」プログラムでも方向性は不明である。
・組織委員会は小規模化で残務整理のみ。人手不足。教育面では布村副会長にアプローチする方が良いであろう。既に東京都もオリンピック・パラリンピックには無関心。外部からの圧力がないと動かないのが官僚組織。
・D&Iとしてのパラリンピック競技大会の方向性のもと、日本の障害者団体にとってはどのような位置づけに? 障害者をパターン化して「やればできる」的に見なすべきではない。パラアスリートは特別な存在であること、よりwell beingで過ごせるような取り組みこそが大切。スポーツをするしないは別の問題。また、エイブリズムの問題も考慮する必要があろう。
・スポーツとして扱われることには賛同あり、しかし超人として見られることには違和感あり。 Sport for all は健常者の障害者も同じ方向。スポーツを楽しめる方向こそ望ましい。

2.「2030年札幌冬季大会」の招致運動に関して(自由意見交換)
・第3期スポーツ基本計画にもぎりぎり間に合わせた。招致が前提となっている。しかし、一部の人たちだけが動いている感じでもある。意向投票の数字も変化している。環境問題、コロナ対策のほうが先決、ロシアの北海道侵攻の危惧などのほうの関心が大である。特に、ロシアへの対応やつき合い方を決定する必要がある。IOCの守備範囲を超えるが政治を巻き込んだ議論が必要。また、現状日本が開催できる国力があるのかどうか?
・日本ハム球団が移動した後の札幌ドーム球場の存続可能性とそこで大会の開閉会式を計画する案の問題。北海道全体の具体的なスポーツ問題との関係が重要。長野のスパイラル再利用にかかるお金の問題も不明。
・招致計画自体が都市開発と経済振興であり、オリンピズムなどに基づいた理念や開催意義が不明である。
・2030年はSDGsのゴール達成年度である。ウクライナ戦争で気候変動への対応などが遅滞する中、人権問題なども含めSDGsへの配慮が重要である。
・2030年までのあと8年間で新しいオリンピック・パラリンピックの姿を作り上げていく発想が大切。IOCに提案するためにも、開催計画案には「アジェンダ2020+5」などの理念を再確認すべきである。さらに、地球温暖化が進行する中、夏季大会の屋内種目を冬期に移行するなど、大胆なオリンピック改革が必要であろう。
・IOCが一方的に開催費負担を押しつける開催都市の持ち回り方式の要再考。アテネ、ローザンヌなど大会の定点開催案も考慮すべき。
・北海道は不景気の状況下、企業の体力は弱い。対ロシアの問題でもサケマス交渉、北方領土問題、軍事演習など問題が大きい中、金のかかる冬季大会が開催できるのか?
・考えるべきことはオリンピックの開催がスポーツ振興には繋がらないというデータがあること。国民のwell-being、健康で楽しめるスポーツの振興のための普及と環境整備が重要。
・日本全体が、スポーツは観るものとなってしまった。大会開催がスポーツ振興にはマイナスにはならないであろうが。

3.山下JOC会長の個人的なプーチン批判声明に関連して(自由意見交換)
・この個人的声明の発信に関して、「それだけ?」「今頃?」など批判的な感想が多い状況である。タイミングが悪い。
・JOC自体としてのステートメントは出されていない。(これは日本のスポーツ界全体に言えることではあるが、、。)
・「オリンピックは戦争を止める力があるのか?」というようなトーク企画があるが、その発想にも問題が。
・ロシア&ベラルーシ選手団の排除は国際水泳連盟も立場を変更した。ウィンブルドンは未決定(このコロキウムの後、AELTCは両国選手の排除の方針を打ち出したが、、。)
・条件つけて受け入れる方向も考えられる。

4.4月6日の「開発と平和のためのスポーツ国際デーIDSDP」関連
・4月6日は「開発と平和のためのスポーツ国際デーInternational Day of Sport for the Development and Peace (IDSDP)」でした。IOCはそのためのメッセージと動画を配信しました。その動画には、これまでのオリンピック開閉会式で歌われた『イマジン』の映像が編集されています。2024パリ大会組織委員会もイベント開催しました。
・残念なことに日本では何もイベントやメッセージが配信されませんでした。札幌冬季大会招致はニュースになっても、オリンピズムの究極的な目標である世界平和希求運動は全く理解されていないようです。
・何故4月6日なのかは、近代オリンピック大会の第1回である1896年アテネ大会の開会式の日だからです。
・参照:『オリンピズムの伝道館』「世界平和に向けたオリンピック・ムーブメント」の一例(逍遥=そぞろ歩記NO.19) https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/ホーム/オリンピズムの伝道師の逍遥記そぞろ歩記#h.hpzcb6j9o8oo

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回も、自由参加で様々な話題に対して自由に意見交換をしました。

 

第234回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2022年5月19日(木)18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!

〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年5月16日(日)17:00

JOAコロキウム 第232回報告&第233回開催案内

第232回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年3月23日(水):18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:8名
・テーマ:「2020年北京冬季大会を語る」他

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.「2022年北京冬季大会」関連(自由な意見交換)
・まだウクライナへの軍事侵攻前であったが、国連の事務総長の挨拶は素晴らしかった。しかし、ロシアの休戦決議破りの軍事侵攻後の国連の事務総長の対応はどうだろう?
・ウクライナ侵攻という世界の動向とオリンピックは連動している。ロシアと中国という拡大主義を続ける強権国家が2014年、2022年とオリンピックを開催した。ウクライナ侵攻はプーチンの保身以外の何物でもないが、オリンピックが強権国家でないと開催できないという現状が問題である。
・JOAの抗議声明が「オリンピック休戦決議違反」というスタンスであるが、それでは不十分である。スポーツ界は戦争を放置しておくべきではない。芸術界もスポーツ界も言論を武器にして、このロシアの蛮行に対応すべきである。
・日本も国民国家(ネイション・ステイト)としてオリンピックを利用した歴史がある。この傾向はEUの形成や拡大で変わっていくと想像していたが、今回ロシアは19世紀型の戦争を仕掛けた。今後どうなっていくか心配である。
・ロシアの選手達はオリンピズムやオリンピック・ムーブメントを学んだことがあるのか? 一応は2014年ソチ大会でオリンピック教育を展開してはいるが? ドーピング問題も改善されないなど課題が多いままである。
・IOCはIFや開催組織に対してロシア・ベラルーシの排除を勧告したが、国際水泳など足並みをそろえていない団体も。
・ロシアの水泳メダリストのリロフ選手はプーチンに利用された感もあるが、どういう考えによってモスクワで開催されたプーチンのクリミア併合8年記念式典に参加したのか?
・ワールド・ゲームスも緊急声明でロシア・ベラルーシの排除を決定。世界フライングディスク連盟は、選手には問題ないので戦争に反対すれば出場可という方針。
・2月24日のニュースでは、開戦前ではあるが、緊張関係にあったロシアとウクライナの選手が互いに称え合ってハグするニュースも報道された。
・今回のロシアの軍事侵攻への批判は正当なものではあるが、ロシアがここまで追い込まれたのは西側による排除が原因でもある。中国も途上国へのワクチン支援は西側が見捨てたために支援したのであり、片方にだけ肩入れする姿勢ではなく、バランスを取る必要がある。
・オリンピックは国際平和希求運動であり、そのため国際政治となる。そこで、スポーツの政治利用と政治貢献(国際平和構築への)とを区別すべきである。
・スポーツは文化活動の一つであり自己表現の一つ。大きな社会の中の一つとして他の政治活動などと共に社会を形成している。プーチン、習近平、キム・ジョンウンのようにスポーツを政治利用する人物も存在する。IOCのバッハ会長も自分の保身のためにオリンピックを支援する国に従うだけなのかも知れない。
・残念ながら、日本のスポーツ界には人がいない、としかいえない状況にある。
・1956年メルボルン大会時の戦争とオリンピックの関係で、IOCのブランデージ会長はどのような対応をしたのか?ロシアによるハンガリー侵攻とスエズ動乱のため、ボイコットする諸国が出る中で、IOCは会長として初めて「オリンピック休戦」を発動してハンガリー選手団のメルボルン参加を可能とした。大会後に選手達は亡命したが、、。
・IOCはこれまでの戦争時にオリンピックを中止した歴史があるのか? これまでの大会中止は組織委員会決定なのか? 中止決定の権限に関しては、IOC総会や理事会の議事録を確認しないと分からない疑問ではある。
・IOCはこのスポーツ界の分断した状況下で、次の対応をどうしようとしているのか? IF等に丸投げしているが、Next Stepが不明である。どうなれば、ロシア・ベラルーシの選手達は復帰できるのかなども不明である。
・FINAは両国を排除していないため、次の国際大会でアーティスティック・スイミングの競技が心配。世界1位のロシアと3位のウクライナのチームが同じプールで練習や競技ができるのであろうか?
・日本の若者たち、特にZ世代には全く響かないオリンピック・パラリンピックになってしまっている。彼らはSDGsなど、どう地球に貢献するのかなどへの関心はあるが、、。「東京2020大会」にも関心がない若者が多かった。これからの担い手達に響かないオリンピック・パラリンピックには持続可能性がない。自然消滅していく可能性もあろう。
・オリンピックだけでなく、スポーツ自体も響かなくなっている。「より速く・より高く・より強く」というモットーが示す成長神話が若者たちに無関心を形成しているのではないか?
・コロナ禍でメディアも大変であったようであるが、メディアが伝えなかった中で、北京大会の文化プログラムやオリンピック教育の実情が全く分からなかった。
・北京市以外の深圳や上海などではオリンピック・パラリンピックへの関心がなかったようである。マスコット人気も含め、オリンピック・ムーブメントも北京市内だけのようであった。「オリンピック休戦」決議提案国でもある中国では、「和平」は大切な概念のはずであろうが、、。

2.「2030年札幌冬季大会」の招致運動に関して
・札幌市内の様子の写真による招致運動の紹介(青柳会員)
・地下道の大型ポスターには羽生選手や高梨選手などの写真もあり、選手達が利用されている感もある。スローガンには「2030、人も街も次のステージへ」「目指せ2030! 感動を再び!」「届け、みんなの”想い” 2030年は君たちの番だ!!」など。子どもたちのメッセージも利用。バス停にも招致の大看板が!2014年ソチのパラリンピック閉会式の「I’m Possible」の写真も利用(ロシアのウクライナ侵攻後も使用するのか???)
・札幌市のwebsiteには、招致関連のイベントが目白押し。既定路線で進めている中、政府も積極的支援を表明した。
・意向調査は、いつ・誰に対して・どんな内容で聞くか、が重要。今回の調査結果で52%の賛成というが2014年調査からは18%減と大幅に反対意見が増えているが、住民投票はせず。国税投入にもかかわらず国民全体の意向は聞かず。
・都市のインフラ整備と観光開発、経済効果しか関心のない発展途上国型の招致計画。新しいオリンピック像などは皆無。
・大会理念を掲げるとなると都市開発などスポーツに関係のない事項が掲げられるのが常。建前的にならざるを得ない。
・オリンピック自体がどのような大会となるのか? 道民にとってのオリンピックとは? などオリンピックに特化した理念が必要。
・オリンピックを取り巻く環境はこれまでと全く異なって180度も違う方向に向かっている。そんな中、若手の研究者達には全く違った立脚点からオリンピック論を展開するように期待する、という声も。
・産業界は大変な事態に追い込まれることが予想される。そんな中、スポンサーがつくのか? 予算も気がかりである。
・北海道の過疎化現象が進行し、2001年頃から招致計画が展開されてきたが、住民投票は必要ないのか? 
・IOCのオリンピックの改革案である「2020+5」などの理念などを再確認すべきである。さらに、地球温暖化が進行する中、夏季大会の屋内種目を冬期に移行するなど、大胆なオリンピック改革が必要であろう。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム
・今回も、自由参加で様々な話題に対して自由に意見交換をしました。

 

第233回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2022年4月20日(水)18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:「2020東京パラリンピック大会」公式記録映画他
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!

〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年4月17日(日)17:00