JOAコロキウム」カテゴリーアーカイブ

第166回JOAコロキウム 報告

第166回JOAコロキウム報告

日 時:2016年5月13日(月)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

<内容>
① オリンピアでのIOAのNOA・NOC合同セッション報告(舛本)
5月7日-12日の間にレクチャラーとして参加したIOAのNOA・NOC理事者・役員合同セッションの報告を写真と旅行記で行いました。併せて、国際オリンピック休戦センターIOTC訪問とそこで発見した2004年アテネ大会のオリンピック休戦賛同者のサインボードの紹介をしました。IOTCの所長等は2020年東京大会に大いに関心を持っていました。オリンピア市には日本人の国分博士の銅像があります。稲沢市との姉妹縁組を仲介した哲学者です。そこには日の丸とギリシャの市民旗(初参加の吹浦さんから教えて頂きました)が掲げられていました。必見です。

② 「東京都のオリパラ教育映像教材を観る」(NHKエンタープライズ:日本語約20分x2本)
東京都教育委員会が作成したオリパラ教育映像教材の第1巻「オリンピック:オリンピズムが求める世界」(田原さん監修)、第2巻「パラリンピック:人間の可能性」(來田さん監修)を観ました。配付資料は教員用の手引きの両巻の内容紹介箇所です。映像は45分授業の中で活用できるように20分少々で編集されています。ナレーションにはNHKの専門アナウンサー達です。両巻を見た後、10分の意見交換を行いました。映像教材で良い内容や欲しい内容、問題の指摘など、様々な意見交換がありました。この映像教材には小・中・高の学校種別の内容がないので、低学年の先生方の活用には難しさがあるように思いました。また、オリンピックの問題点を考えさせる内容がないのが残念という意見もありました。さらには、一般市民向けのオリパラ教育の機会や教材が必要である、という意見もありました。JOAのメンバーが監修者ですが、シノプシスはNHKエンタープライズが作成しているので、内容チェックやアナウンス内容のチェックなどが監修の主な仕事です。映像入手の限界などもあると思われます。後は、学校での活用の仕方次第!
終了後は,いつもの情報交換会。賑やかで盛会の居酒屋談義でした。

第165回JOAコロキウム 報告

第165回JOAコロキウム報告

日 時:2016年4月18日(月)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
① 各種情報紹介:
2016年東京都オリパラ教育「ようい、ドン!」、IOCのOlympic Laurel Awardのニュース、エンブレム4候補概要、新刊書紹介「オリンピック文化プログラム」「東京文化資源区の歩き方」「オリンピック経済幻想論」(舛本)、ピョンチャンのチケットニュース(今井さん)

② 若手研究報告:第3回ユースセッション「中京大学豊田キャンパス」(青柳さん)
3月22-24日の2泊3日、東海地区を中心に中京大学で開催されたユースセッションの各種プログラムの様子が写真を元に紹介されました。参加者は高校生18名。講師9名、29名のサポートスタッフで成功裏に終了した。

③ 2014年ソチ冬季大会閉会式の後半(NHK:日本語 約2.5時間の後半約1.5時間)
閉会式は子供たち3人が登場し、彼らが案内人となって物語が進みました。ロシアの代表的な芸術文化が音楽とパフォーマンスによって展開されていきます。先ずは、シャガールの絵の世界を描きます。音楽の世界はピアニスト達の演奏で、バレエはボリショイとマリンスキーの両バレエ団の共演、文学の世界ではロシアの12人の文豪達、最後はボリショイサーカスの道化達とパフォーマー達。ラフマニノフのピアノ曲は浅田真央選手の演技曲。オリンピック旗のハンドオーバーセレモニーでピョンチャンに手渡されました。ウェルカムパフォーマンスは韓国の伝統的な琴の演奏とユネスコの無形文化遺産である「アリラン」はオペラ歌手、ジャズ風、クラシック風、ロック調と様々な趣向で歌い上げられました。さて、東京ではどのようなウェルカムになるのでしょう。公式儀式ではSOCOGのチェルニシェンコの「ロシアは約束を果たした」とのスピーチ。IOCのバッハ会長は「アスリートの大会だった」とともに平和、寛容、尊敬の社会を希求する大切さを強調しました。聖火を消すのは3体のマスコット達、1980年の閉会式のミーシャも映像で登場。ホッキョクグマが氷の息をフッと吹きかけると聖火は静かに消えて目には涙を浮かべたのです。マスコットに愛称がないのも不思議な大会。フィナーレは花火で華やかに、フィールドではダンスパーティへと変わっていくのでした。
終了後は,いつもの情報交換会。エンブレム談義など賑やかな居酒屋談義でした。

第164回JOAコロキウム 報告

第164回JOAコロキウム開催報告

日 時:2016年3月10日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:9名(学生2名を含む)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
①各種情報紹介
2016年JOAユース・セッション打合会報告(青柳君)、2月開催のJOA特別コロキウム報告他(舛本)、東京商工会議所によるオリパラ気運盛り上げの要望書の解説(対組織委員会)(今井さん)

② 若手研究報告:IOCによる「ROA」チーム結成というニュースを受けて(黒須あかりさん)
IOC理事会が3月2日に発表した難民オリンピック選手団結成というニュースを受けて、IOAとIOPなど国別参加でなく、オリンピック旗とオリンピック賛歌を用いる方式の歴史的な紹介。

③ 2014年ソチ冬季大会閉会式の前半(NHK:日本語 約2.5時間の前半約1時間)
閉会式は子供たち3人が登場し、彼らが案内人となって物語が進みます。ロシアの代表的なパフォーマンスが文化・芸術・音楽に乗せて展開されていきます。何と言ってもまずはボリショイサーカスの道化たちです。光の伝道師たち700人がフィールドで演じたのが、開会式で4輪しか開かなかった五輪マーク展開の失敗を逆手に取ったパフォーマンス。今回は開かなかった一つの輪が開いていき、観客から大拍手。このような演出はバンクーバーの閉会式でもありましたね。ロシアの国歌は1,000人の子供たちのコーラスで。軍隊のマーチングバンドの演出の後、88NOCの旗手たちの入場です。日本の旗手はカーリングの小笠原選手。続いて選手団の入場。日本選手団は日の丸とロシアの国旗の小旗を振りながらの入場。最近はバラバラの入場行進と言っても各国の選手団が固まって入場しています。ロシアチームは最後の入場。次は男女クロカン長距離の表彰式。女子はノルウェー、男子はロシアが表彰台を独占です。ノルウェーのマリー・ビョルゲン選手は通算6個の金、全部で10個のメダル獲得です。新アスリート委員2名の紹介の後、ボランティアへの感謝の花束贈呈。引き続きがロシアの文化・芸術をベースにしたパフォーマンス。乞う後半のご期待!
終了後は,いつもの情報交換会。今後のコロキウムの映像題材、東商の要望書、などなど賑やかな居酒屋談義でした。

第163回JOAコロキウム 報告

第163回JOAコロキウム報告

日 時:2016年2月24日(水)18:00-20:15

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:11名(学生2名を含む)+1名(情報交換会より)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
①各種情報紹介:(舛本)
2016リレハンメルYOG報告:写真情報と共に.YOGのlearn & Share, Norway Olympic Museum, 市内の文化プログラムを中心に情報提供を行った。また、2月7日開催のJOA特別コロキウムの会計報告を行った。

②2014年ソチ冬季大会開会式の後半(NHK:日本語 約3時間の後半約1.5時間)
後半はセレモニー中心です。テーマは「ロシアの夢」、ロシアの歴史を描いていきます。ギリシャ時代からの建国、帝政時代のロシアなどが描かれます。日体大仕込みの集団行動はピョートル大帝時代の軍隊の行進に用いられました。130台以上のプロジェクターを駆使したプロジェクション演出。テレビ向けの演出です。レーニンやスターリン時代は結構省略。参加者からは「尤もだろう」との声。平和メッセージはバレリーナ達の羽ばたく鳩で描かれました。しかし、このオリンピックの後、パラリンピック開催までの間にクリミア半島のロシア併合という大事件が起きるのです。バッハ会長の挨拶はIt is possible,,,の連続。パラリンピックの閉会式との連携を伺わせました。開会宣言はプーチン大統領。聖火リレーにはシャラポアやイシンバエアの姿が見えました。カレリンとカバエワの手を経て、最終点火者イリナ・ロドニワとアイホの名キーパーのトレチャック、点火はスタジアム外でした。火の鳥がモチーフです。

終了後は,いつもの情報交換会。この時間から駆けつける会員もいました。

第162回JOAコロキウム 報告

第162回JOAコロキウム報告

日 時:2016年1月13日(水)19:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:8名+1名(情報交換会より)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
① 各種情報紹介:(舛本直文)
リレハンメルYOG情報、IOCのオリンピック憲章改訂情報(2015年8月)、毎日新聞の「オリパラと多文化共生シンポジウム」の記事紹介、毎日新聞の「時点・点描」の玉木正之氏の記事、他のニュースを紹介しました.

② 若手の研究発表:「ユース年代におけるサッカーの国際大会のマネジメントに関する研究:選手の変容プロセスの視点から」(千葉洋平:国士舘大学大学院・特任助手)
今回は、千葉くんが昨年開催された「東京国際ユース(U-14)サッカー大会」に参加した某都道府県の選抜チームの12名を対象にしたインタビュー調査結果を報告してくれました。日本のユース選手たちが国際試合を経験することによって、競技力向上や課題解決や自己効力感の高揚などの意識変化から人間形成されていくプロセスを明らかにしようという研究報告でした。将来はサッカーで生きていこうという意識の強いこの年代が、父親の介在などでプレーの振り返りをしたり、外国選手と比較して自己確認したりしていくなど、面白いデータを紹介してくれました。ディスカッションも大いに盛り上がりました。
今回は時間の関係で映像を鑑賞する時間がとれませんでした。そのためソチの開会式の後半は次回回しとなりました。
終了後は,いつもの情報交換会です。この時間から駆けつける会員もいました。話題は尽きることなく延々と続きました。