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2011年度JOAセミナー&オリンピック・レクチャー012 開催案内

2011年度JOAセミナー

日 時: 2011年5月29日(日) 10時30分〜14時30分

場 所: 明治大学アカデミーコモン 9階309B

資料代: 1,000円(学生は無料)

昼食代: 500円

司会: 木村華織(第49回IOA青年セッション参加者)

2011年5月29日(日) 10時30分~14時30分 明治大学アカデミーコモン 9 階 309B 1,000 円(学生は無料)

1. クーベルタンについて
10:35〜11:05 発表 25 分 質疑5分 田原淳子(国士舘大学)

2. 嘉納治五郎とオリンピック
11:05〜11:35 発表 25 分 質疑5分 真田久(筑波大学)

3. オリンピズムの価値と平和
11:35〜12:05 発表 25 分 質疑5分 舛本直文(首都大学東京)

(休憩・昼食をとりながら)

4. 第 11 回 IOA 理事者セッション参加報告
12:20〜12:40 発表 15 分 質疑 5 分 嵯峨寿(筑波大学)

5. 第 50 回 IOA 青年セッション参加報告
12:40〜13:00 発表各 10 分  森岡庸介(広島市役所)・江藤 貴美子(早稲田大学学生)

6. 第 14 回マレーシア NOA ユースセッション参加報告
13:00〜13:10 発表 10 分   木村華織(中京大学大学院)

7. 第 51 回 IOA 青年セッション参加者あいさつ
13:10〜13:20        佐野 総一郎 (日本スポーツ振興センター)・岡野 弥恵子 (東海大学学生)

JOA オリンピック・レクチャー012

第 1 回 夏季ユースオリンピック競技会の評価 〜日本選手団役員の立場から〜
13:30〜14:30 発表 50 分 質疑 10 分
柳谷直哉(JOC 総務部副部長、第 1 回ユースオリンピック選手団本部役員)

第105回JOAコロキウム 報告

日 時:2011年4月13日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:12名(+2名居酒屋談義から)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

題 材:グリーンスパン特集②『栄光のオリンピック伝説:勇気と感動の100年史 100 years of Olympic Glory』(上)(Bud Greenspan,1996,文藝春秋社、日本語版、89分(前半部45分)

1994年のIOC設立100周年を記念して制作されたオリンピックヒーロー賛歌です。近代オリンピック初の優勝者ジェームス・コノリー(3段跳び)やエラリー・クラーク、マラソンのスピリドン・ルイスなどのプロローグから、4本の物語を観ました。時代状況も反映した興味深い映像が目白押し。
物語1:フィンランドの長距離王国(ヌルミ&ビレン)ミュンヘン10000mで転倒しても起き上がり優勝するビレン、勝利後のファン4人が国旗を持ってゴールする映像など今では考えられないシーン。
物語2:女子走り高跳びの熱い戦い:16歳の最年少金メダリスト、ウルリケ・マイファルトVSサラ・シメオニのライバル物語。シメオニがロスで負けても戦いに満足そうな笑顔が美しい。
物語3:男子高飛び込み物語:若きルガニスの登場とコーチのサミー・リー。イタリアのクラウス・ディビアシが68,72,76と3連覇する。
物語4:1948年ロンドン大会の偉業物語:①タカチのピストル左手での金メダルは不屈のアスリート伝説に②ハリソン・ディラードの100m優勝 ③ファニー・ブランカス・クンの陸上4冠(100,200,80H,4K)「空飛ぶ主婦」の異名、夫に励まされた4冠、英国国王入場により国歌演奏で負けたかもの心配などなど。残念ながら日本語吹き替えのため、グリーンスパン特有のLay Lymanの抑揚を押さえたナレーションがありませんでした。

後半:「院生による情報提供」:黒須あかりさんにより1971年ルクセンブルクIOC総会議事録紹介:ラジオ放送局問題(米ソ冷戦時代にアメリカのラジオによる東圏への介入を「オリンピック休戦」として要求したソ連や東欧圏とIOC
の対応の紹介)

終了後:2人が駆けつけ、いつものように居酒屋談義で大いに盛り上がりました。

第104回JOAコロキウム 報告

日 時:2011年3月9日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:10名

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

題 材:グリーンスパン特集①『Nagano ‘98 Olympics: Stories of Honor and Glory(1998年長野冬季オリンピック大会公式記録映画』(Bud Greenspan,1998,118分、英語版)後半

第1部:Bud Greenspanの長野後のニュースステーション報道の様子を紹介。

第2部:映像鑑賞:3本の物語と挿入(清水の快走と女子アイホ決勝)。
第1話は2人乗りボブスレーの白熱レース:カナダとイタリアの2チームが同タイム優勝。4本のレースで決着がつかない偶然と必然。
第2話は女子アルペン3大会連続金メダリストとなったデボラ・コンパニューニのけがからの復活と勝利への執念。
第3話は日本スキージャンプ陣:特に原田物語。因縁のリレハンメル大会の失敗ジャンプ、日の丸飛行隊と称された札幌の笠谷のジャンプも交えた個人と団体の飛翔を描き出す。最後はGreenspan がいかに原田に執着していたかを示す映像であった。ニュースステーションでGreenspanが語った書き出しと実際の記録映画とは違っていた。いつもながらLay Limanの抑揚のない押さえたナレーションが特徴的でした。

終了後:いつものように居酒屋談義で盛り上がりました。

第103回JOAコロキウム 報告

日 時:2011年2月16日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」(地下鉄丸ノ内線「新中野」駅、4番出口)
電話:03-6454-1405 住所:中野区中央4-1-3 BONITA
新中野ビル6階(薬屋「一本堂」のあるビルの6階です)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史Bud Greenspan追悼シリーズ

題 材:
①「ニュースステーションNS」Greenspan特集(10分)
②グリーンスパン特集①『Nagano ‘98 Olympics: Stories of Honor and Glory(1998年長野冬季オリンピック大会公式記録映画』(Bud Greenspan,1998,118分、英語版)<前半4本の物語>
①1998年2月の長野大会前にNSは「Naganoを撮る男:グリーンスパンの世界」と題してグリーンスパン監督特集と長野の記録映画撮影の進行状況を放映した。1952年の初映像作成から興味深い映像が続いた。
②おなじみのオリンピック・ロマンチストが撮ったオリンピックヒーロー物語:J・リュック・クレチエとB・ステンムルのダウンヒル(勝負は下駄を履くまで分からない)、女子フィギュアでリピンスキーとクワンの戦いの陰に隠れた陳露(ルー・チェン)が3位に(涙の復活の物語)、ビョルン・ダーリと若手T・アルスガールの同村のヒーロー達の戦い(史上最強のXカンランナーの物語)、D・ホラムとK・ホラム親子のスピードスケートへの挑戦(ジュニア世界新達成した目立たない親子の物語)の4本を先ず観ました。里谷のモーグルはほんの挿入的扱い。

第102回JOAコロキウム 報告

日 時:2011年1月19日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン

参加者:9名(院生2名)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

題 材:IOC版「OLYMPICA!オリンピック100年の歴史」⑪(日本語吹き替え版55分)

第1部:Bud Greenspanの死去を悼み各紙の報道の様子を紹介。

第2部:映像鑑賞:60年ローマと64年東京のアべべの快走では、ゴール後の整理運動が一緒でしたね。92年重量挙げのスレイマノグルと怪力ぶり、88年ソウルのジョイナーの快走、72年ミュンヘンのマラソンでのショーターの勇姿、円
盤投げのアル・オーターの4回連続金メダルの活躍ぶりなど。64年東京大会の開会式では整然とした行進の様子が皆の関心を呼びました。76年モントリオールの開会式ではエリザベス女王の姿、開会式で五輪旗の引き渡しがあったこと、男女高校生が聖火リレー最終走者で翌大会のモスクワに五輪旗を引き渡しに行ったと解説されました。メキシコ大会では、「モンテスマの祟り」でメキシコのムニョスの水泳金メダル、60年ローマの十種競技でレイファー・ジョーンズとUCLAの級友である楊伝広とのデッドヒートなどです。

第3部:<新企画「院生による情報提供」>黒須かおりさんよりOfficialReport による”Olympic Truce”について報告され、白熱した議論が交わされました。

終了後:いつもの居酒屋談義で新年会となりました。