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JOAユースセッション2007 <人見絹枝生誕100年記念シンポジウム>

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 今年は、日本女性最初のオリンピアンであり、メダリストでもある人見絹枝さん(1907-1931)の生誕百年にあたる。岡山出身の人見さんは、陸上競技選手として、また新聞記者として、当時まだ男性中心であった日本のスポーツ界への女性進出の先導役を担うと共に、海外遠征で遭遇・実体験したスポーツ本来のよさを伝え、広めようとした。短い生涯でありながらリーダーとして献身した人見さんの努力とはどういうものであったのか、それを、アスリートや指導者としてスポーツ界、教育界を担おうと志している若者へ伝えたい。また、人見とオリンピックとの関係に焦点をあて、彼女が記した日記や著作、新聞記事などを手がかりに、オリンピックの本来的意義を再確認すると共に、2016年夏季オリンピック大会の日本招致に当たり、誇りをもって国内外に提示しうる、類のないオリンピックの開催意義、理念が見つかることも期待している。

日 時:2007年8月4日(土) 13:00~17:00
     ※人見さん命日8月2日 ※※4日は「オープンキャンパス」開催中
会  場:環太平洋大学 http://www.ipu-japan.jp/
     ※所在地:岡山市瀬戸町観音寺721(*JR山陽本線「東岡山駅」から車で5分)
対  象:オリンピック・ムーブメントに関心のある大学生、中高生、および教員・スポーツ指導者ほか約300名
参加費:無料  ※JOAの社会貢献活動として実施
主  催:NPO法人日本オリンピック・アカデミー(猪谷千春会長)
共  催:環太平洋大学、筑波大学オリンピック・ムーブメント研究室
後  援:岡山県、財団法人岡山県体育協会、財団法人日本オリンピック委員会、
     財団法人日本陸上競技連盟、特定非営利活動法人日本オリンピアンズ協会、
     毎日新聞社、山陽新聞社、日本放送協会岡山放送局、OHK岡山放送、
     RSK山陽放送、TSCテレビせとうち
協  力:日本女子体育大学、人見家

内 容
●オープニングスピーチ 13:00~13:30
  猪谷 千春 (JOA会長・IOC副会長)
    「オリンピック・ムーブメントにはたす若者と日本への期待」
●シンポジウム「人見絹枝にみるオリンピック精神」 13:45~15:45
  シンポジスト
   永井 純 (環太平洋大学体育学部長)   ※アスリートしての人見の活躍と功績より
   小笠原敦子(毎日新聞社岡山支局長)   ※新聞記者としての人見の活動や言葉より
   來田 享子 (中京大学准教授、JOA理事) ※女性スポーツの振興者としての献身より
  コーディネーター
   竹村 瑞穂(筑波大学博士課程、JOA指導・普及委員会委員)
   真田 久 (筑波大学准教授、JOA理事)
●特別講演 16:00~17:00
  有森 裕子
   「私にとっての人見さん、そしてオリンピック・ムーブメント」

イアン・ヘンリー(Ian Henry)氏 講演会開催要項と報告

【報 告】

イアン・ヘンリー氏講演会風景

イアン・ヘンリー氏講演会風景

12月10日、中京大学名古屋キャンパスにて、イアン・ヘンリー教授をお迎えして講演会「オリンピック・ムーブメントとスポーツ政策」が開催されました。
 参加者は、20名で、東京都の東京オリンピック招致本部より2名、北は福島から南は兵庫まで遠方からもご参加いただきました。
 イギリスのオリンピック調査・研究センターは、ブリティッシュ・オリンピック・ファウンデーション(NOCの公益・教育部門)とのパートナーシップでラフバラ大学に設立され、海外の共同研究者とも連携して多彩な活動を展開しています。「オリンピック憲章」で「スポーツは人間の権利である」と謳われています。この理念を促進するオリンピック・ムーブメントとして、EU諸国が抱える難民・亡命者の問題に焦点を当て、スポーツを活用することでこうした人々が個人的な資本のみならず、市民社会における他のグループとの結びつきを作ったり、暴力の現象、教育、住居、雇用機会の改善にもつながった例など、盛りだくさんの示唆に富む内容が講演されました。
 質疑応答では、イギリスにおける招致活動と研究との関係、東京招致のコンセプトとして期待されるものは何か、スポーツ政策の対象が男性に偏ることによる社会的な男女格差の拡大、などついて意見が交わされました。
 ヘンリー講師には、記念品として、名古屋訪問の記念にという意味も込めて、美濃焼きの銘々皿のセットが贈呈されました。
 お蔭様で、大変有意義なまた内容の濃い講演会を和やかに行うことができました。
 講師をご紹介いただいた内海和雄会員をはじめ、関係者の皆さまにお礼申し上げます。

 なお、当日の配布資料(パワーポイント資料日英対訳、講師プロフィール)をご希望の方は、JOAまでご連絡ください。 JOA事務局(担当:田原理事)までご連絡ください

 

【開催要項】
 内海和雄会員(一橋大学教授)の紹介により、イギリスのラフバラ大学教授、オリンピック研究・調査研究センター所長のイアン・ヘンリー(Ian Henry)氏をお招きし、下記のとおりJOA主催の講演会を開催いたします。

 ヘンリー氏は、スポーツ政策の専門家で、IOA講師やIOC、EUからの委託研究なども意欲的にこなされています。また、イギリスのオリンピック・アカデミーに相当するBOFとの関係も密接で、イギリスにおけるオリンピック研究の中心的役割を担っておられます。大変貴重な機会ですので、ぜひ講演会にご参加いただければと思います。
なお、JOA会員以外の方の参加も歓迎しますので、関心をお持ちの方にお知らせいただければ幸いです。

テーマ:「オリンピック・ムーブメントとスポーツ政策」
      オリンピック・ムーブメントと、イギリスやEUのスポーツ・フォー・オール、女性のスポーツ参加促進、
      多文化主義などのスポーツ政策がどのように相互に影響しあい、反映されているのか。
      また、そこでの関係機関における協力関係などについてもご講演いただきます。
日 時:2006年12月10日(日)
      13:00~受付
      13:30~15:30講演会
        (終了後にティーパーティ)
場 所:中京大学 名古屋キャンパス センタービル8F 0801教室
       http://www.chukyo-u.ac.jp/koho/gaiyo/map/kotu.html
主 催:NPO法人日本オリンピック・アカデミー
主 管:オリンピック研究・教育委員会、東海支部
参加費:無料
その他:逐次通訳が入ります。

◎参加される方は、準備の都合上、2006年11月30日(木)までに、JOA事務局メールアドレスまで
  「教育・研究担当宛」として、参加される方のお名前をご連絡ください。