2009年度」カテゴリーアーカイブ

第87回JOAコロキウム 報告

日 時:2009年10月21日(水) 18:00-20:00 (定例の第3水曜日)
場 所:「新中野切手サロン」(地下鉄丸ノ内線「新中野」駅、4番出口) 電話:03-6454-1405
住所:中野区中央4-1-3 BONITA新中野ビル6階
(薬屋(一本堂)のあるビルの6階です)
参加者:13人(院生3人)+居酒屋談義から1人(クーベルタン効果でしょうか?)
テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:原点に帰れシリーズ:第4回目
題 材:『近代オリンピックの父:クーベルタン』(NHKBS1 2004.5.6放送分)(50分もの)

原点回帰シリーズ第4回目はクーベルタン特集でした。今回はクーベルタン委員会のメンバーでもありクーベルタンに詳しい和田さんが神戸から参加してくれました。「世界の有名人物で一番知られていない人」と称される彼の生涯をマッカルーンなどの専門研究者が詳しく語り、紹介していました。マイケル・ビディス、ビル・マロン、ジャン・デュリ、ノイベルト・ミューラーらが紹介していきましたが、クーベルタンの姪の息子でありクーベルタン委員会の初代会長でもあるジョセフ・ナバセル・ド・クーベルタンの紹介が印象的でした。彼がクーベルタンが失ったメルヴィルのお城を買い取ったのでしょうか。オリンピックを復興した真の思い、アメリカのサリバンとの確執、アテネ大会後のギリシャとの対立、女性アスリートの排除、晩年の貧困生活などなど、、。見所の多い映像でした。やはりBBC制作故かも知れませんね。
後半は2016年大会東京招致失敗について自由意見交換を行いました。様々な考えがおありのようで、居酒屋談義まで持ち越しとなりました。新しい方、久しぶりの方、若い人も参加し、居酒屋談義も盛り上がりました。

第86回JOAコロキウム 報告

日 時:2009年9月9日(水) 18:00-20:00
     (ご注意:定例の第3水曜日ではありません)
場 所:「新中野切手サロン」(地下鉄丸ノ内線「新中野」駅、4番出口)
      電話:03-6454-1405
      住所:中野区中央4-1-3 BONITA新中野ビル6階
           薬屋(一本堂)のあるビルの6階です。
テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:原点に帰れシリーズ:第3回目

題 材:『古代ギリシャからの贈り物』(NHKBS1 2004.5.6放送分)(50分もの)

1.原点回帰シリーズ第3回目:古代オリンピアの祭典競技の様子の映像でした。BBCが放送したもののNHKBS1版です。当時のオリンピアの祭典競技の様子を再現していくのですが、シドニー大会の現代オリンピック映像と比較したコラボレーションのつくりでした。英国のスワドリング教授が主な解説をし、ギリシャの研究者も補足する形で話が進みます。宗教上の祭典からレスリングなど裸の身体を賛美した当時の価値観をうまく構成していました。アリストテレスはペンタスロンを当時の最高の競技と称えたのこと。アスリート(アスロン=賞品を求めて競技する者)がポリスで賞品や地位などで優遇されたが、しかし、勝利という結果のみでなく流儀や気品も重んじられたそうで、これが現代のプロアスリートとの違いがあるのかも知れません。不可解な立ち幅跳びの技術はやはりわかりにくいですね。紙などの文字文化がまだの時代でしたから記録が不十分なのでしょう。

2.評価レポート解説:サマリーにある文言の表現から順位を予想し、具体的な改善指摘が何か紹介しました。

終了後は、いつものように「もんし」にて居酒屋談義で盛り上がりました。

第85回JOAコロキウム 開催報告

日 時:2009年8月19日(水) 18:00-20:00
場 所:「新中野切手サロン」
参加者:10人(学生・院生2名含む)
テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:原点に帰れシリーズ:第2回目題 材:『Ancient Olympia: The Museum』(オリンピアで購入してきた8か国語版のDVD)(63分もの)

 原点回帰シリーズ第2回目は古代オリンピアのミュージアム(「オリン
ピア考古学博物館」)の展示物の映像でした。ゼウス神殿を飾っていたとされる「東西の破風」、オイノマオスとペロプスの神話、ラピュタイとケンタウルスの神話が飾られていたとされます。また、ヘラクレスの12の偉業のレリーフもゼウス神殿を飾っていました。これらはミュージアムの一番広い部屋に飾られていますが、その再現の感受性には驚くものがあります。ヘラ神殿から発掘された「プラクシテレスの赤子のディオニソスを抱くヘルメス像」はさすがに圧巻です。ゼウス神殿前の三角柱の上に鎮座していた「パイオニオスのニケ像」も飛翔感あふれています。このDVDでは、各室の展示物が古い順に飾られている様子が相当詳しい解説とともに見られました。残念ながら日本語はおそらく機械翻訳かも・・・。古代オリンピアの祭典競技関連のものは今は古代オリンピックミュージアムの方に飾られています。

 終了後は、いつものように「もんし」で居酒屋談義で盛り上がりました。(今回は、懐かしい顔の参加がありました。)

第84回JOAコロキウム 開催報告

日 時:2009年7月8日(水) 18:00-20:00 (定例の第3水曜日ではありません。ご注意下さい。)

場 所:「新中野切手サロン」(地下鉄丸ノ内線「新中野」駅、4番出口) 電話:03-6454-1405
     住所:中野区中央4-1-3 BONITA新中野ビル6階:薬屋(一本堂)のあるビルの6階です。

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:原点に帰れシリーズ

題 材:『Ancient Olympia: The Holy Site of Zeus』(オリンピアで購入してきた8か国語版のDVD)
 8年目に入ったので、原点回帰しリースにしようと言うことになりました。第1回目は古代オリンピアの祭典競技の聖域と競技場のDVDを見ました。相当詳しい解説でした。聖域(アルティス)内のゼウス神殿、ヘラ神殿、フィリッペイオンや宝物館、ザーネス像などなど、、。競技施設にはおなじみのスタジオン、ギムナシオン、パレイストラ等ですね。競技の様子の再現映像など興味深いものがたくさんありました。日本語訳は人名などに問題がありましたが・・・。

 終了後は、いつものように「もんし」で居酒屋談義で盛り上がりました。

第83回JOAコロキウム 開催報告

日 時:2009年6月17日(水) 18:00-20:00
場 所:「新中野切手サロン」
参加者:7人
テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
題 材:『オリンピック:20世紀の記録全10巻』(IOC公認、制作NHK、監修JOA後藤忠弘氏、各巻約70分)

第10巻:1998年第18回長野冬季大会、及び 2000年第27回シドニー大会の2大会。(最終版)

「愛と参加、美しく豊かな自然との共存」をテーマに建て御柱と曙の土俵入りの開会式。伊藤みどりの聖火点火は卑弥呼風でBGMはプッチーニ。スラップスケートの清水の金の滑り、岡崎朋美の銅メダル、タラ・リピンスキー、ショートトラックの西谷選手、里谷のモーグル、原田、舟木の美しい飛型などが記録されていました。世界に誇るべき日本発のオリンピック教育プログラム「一校一国運動」は残念ながら見ることができませんでした。
 2000年20世紀最後の大会は南半球のシドニー。女性の参加100年記念大会、東チモールの参加、「和解」をテーマにキャシー・フリーマンが最終点火者に。、高橋尚子のスパート、田村亮子の悲願の金、井上康生の「天国の母に送る金メダル」、滝本誠、野村忠弘らの活躍。女子水泳陣、柔道男女がたくさん記録されていました。篠原対ドイエの微妙な判定はやはりおかしいとの声が大です。「めっちゃ、くやしー」と銀メダルを悔しがったのは日本女子水泳の田島選手。最速の陸上100mの勝者は3Mの一角モーリス・グリーン。後の2人はマイケル・ジョンソンとマリオン・ジョーンズ。彼女の記録はまだ消えていません。ソープを脅かしたホーヘンバンドの存在も記録されていました。シンクロや野球、ソフトの活躍も記録されていました。

終了後は、いつものように「もんし」で居酒屋談義、特に7周年を記念して盛り上がりました。