JOAコロキウム」カテゴリーアーカイブ

第89回 JOAコロキウム報告

日時:2009年12月25日(金) 18:00-20:00(注意:定例の第3水曜日ではありません)
場 所:「新中野切手サロン」(地下鉄丸ノ内線「新中野」駅、4番出口)
電話:03-6454-1405
住所:中野区中央4-1-3 BONITA新中野ビル6階:薬屋(一本堂)のあるビルの6階です。
テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:原点に帰れシリーズ:第6回目
題 材:『西田ひかるの痛快人間伝:嘉納冶五郎』(NHK1993年)(45分)、その他嘉納もの

原点回帰シリーズ第6回目は日本のオリンピックの原点「嘉納冶五郎」を2本見ました。15年以上も前の嘉納冶五郎の映像は子供向けの作品で「柔道の父」としての嘉納像が中心でした。嘉納記念研究センターの映像は「日本のオリンピック・ムーブメントの父」としての嘉納像でした。初めて嘉納について知り得たという方もいました。嘉納がオリンピックにどうして関心を持ったか、残念ながらそこは詳しくは描かれてはいませんでした。ストックホルム大会参加のための予選会の映像も欲しいところです。
終了後は忘年会&プレゼント交換会で盛り上がりました。

第88回 JOAコロキウム 報告

日時:2009年11月18日(水) 18:00-20:00 (定例の第3水曜日)
場 所:「新中野切手サロン」
参加者:7人(院生1人、学部生1人)
テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:原点に帰れシリーズ:第5回目
題 材:『Pierre de Coubertin: Yesterday and Today』(IOC2005)(52分英語版もの)

原点回帰シリーズ第5回目は再びクーベルタンについて学びました。DVD画像はクーベルタン委員会(現会長ノイベルト・ミューラー教授)が制作したもので、しかも英語版でクーベルタン像を観ました。英語版は結構つらいという声もありましたが、貴重な映像が多くありました。「アポロンの歌」も利用したパリ会議の様子も写されていました。ミューラー、ナバセル・ド・クーベルタン、ワッソン、ジャン・デュリらクーベルタン委員会の面々やクーベルタン・スクールの活動の様子も紹介されていました。クーベルタンの教育者としての像がよく描かれた映像でした。最後に『アポロンの歌』(NHK1992年放映版)でクーベルタンにかかわる映像を見て閉めました。
終了後は、いつもの「もんし」で居酒屋談義。今回も若い学生さん達の参加で賑わいました。

第87回JOAコロキウム 報告

日 時:2009年10月21日(水) 18:00-20:00 (定例の第3水曜日)
場 所:「新中野切手サロン」(地下鉄丸ノ内線「新中野」駅、4番出口) 電話:03-6454-1405
住所:中野区中央4-1-3 BONITA新中野ビル6階
(薬屋(一本堂)のあるビルの6階です)
参加者:13人(院生3人)+居酒屋談義から1人(クーベルタン効果でしょうか?)
テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:原点に帰れシリーズ:第4回目
題 材:『近代オリンピックの父:クーベルタン』(NHKBS1 2004.5.6放送分)(50分もの)

原点回帰シリーズ第4回目はクーベルタン特集でした。今回はクーベルタン委員会のメンバーでもありクーベルタンに詳しい和田さんが神戸から参加してくれました。「世界の有名人物で一番知られていない人」と称される彼の生涯をマッカルーンなどの専門研究者が詳しく語り、紹介していました。マイケル・ビディス、ビル・マロン、ジャン・デュリ、ノイベルト・ミューラーらが紹介していきましたが、クーベルタンの姪の息子でありクーベルタン委員会の初代会長でもあるジョセフ・ナバセル・ド・クーベルタンの紹介が印象的でした。彼がクーベルタンが失ったメルヴィルのお城を買い取ったのでしょうか。オリンピックを復興した真の思い、アメリカのサリバンとの確執、アテネ大会後のギリシャとの対立、女性アスリートの排除、晩年の貧困生活などなど、、。見所の多い映像でした。やはりBBC制作故かも知れませんね。
後半は2016年大会東京招致失敗について自由意見交換を行いました。様々な考えがおありのようで、居酒屋談義まで持ち越しとなりました。新しい方、久しぶりの方、若い人も参加し、居酒屋談義も盛り上がりました。

第86回JOAコロキウム 報告

日 時:2009年9月9日(水) 18:00-20:00
     (ご注意:定例の第3水曜日ではありません)
場 所:「新中野切手サロン」(地下鉄丸ノ内線「新中野」駅、4番出口)
      電話:03-6454-1405
      住所:中野区中央4-1-3 BONITA新中野ビル6階
           薬屋(一本堂)のあるビルの6階です。
テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:原点に帰れシリーズ:第3回目

題 材:『古代ギリシャからの贈り物』(NHKBS1 2004.5.6放送分)(50分もの)

1.原点回帰シリーズ第3回目:古代オリンピアの祭典競技の様子の映像でした。BBCが放送したもののNHKBS1版です。当時のオリンピアの祭典競技の様子を再現していくのですが、シドニー大会の現代オリンピック映像と比較したコラボレーションのつくりでした。英国のスワドリング教授が主な解説をし、ギリシャの研究者も補足する形で話が進みます。宗教上の祭典からレスリングなど裸の身体を賛美した当時の価値観をうまく構成していました。アリストテレスはペンタスロンを当時の最高の競技と称えたのこと。アスリート(アスロン=賞品を求めて競技する者)がポリスで賞品や地位などで優遇されたが、しかし、勝利という結果のみでなく流儀や気品も重んじられたそうで、これが現代のプロアスリートとの違いがあるのかも知れません。不可解な立ち幅跳びの技術はやはりわかりにくいですね。紙などの文字文化がまだの時代でしたから記録が不十分なのでしょう。

2.評価レポート解説:サマリーにある文言の表現から順位を予想し、具体的な改善指摘が何か紹介しました。

終了後は、いつものように「もんし」にて居酒屋談義で盛り上がりました。

第85回JOAコロキウム 開催報告

日 時:2009年8月19日(水) 18:00-20:00
場 所:「新中野切手サロン」
参加者:10人(学生・院生2名含む)
テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:原点に帰れシリーズ:第2回目題 材:『Ancient Olympia: The Museum』(オリンピアで購入してきた8か国語版のDVD)(63分もの)

 原点回帰シリーズ第2回目は古代オリンピアのミュージアム(「オリン
ピア考古学博物館」)の展示物の映像でした。ゼウス神殿を飾っていたとされる「東西の破風」、オイノマオスとペロプスの神話、ラピュタイとケンタウルスの神話が飾られていたとされます。また、ヘラクレスの12の偉業のレリーフもゼウス神殿を飾っていました。これらはミュージアムの一番広い部屋に飾られていますが、その再現の感受性には驚くものがあります。ヘラ神殿から発掘された「プラクシテレスの赤子のディオニソスを抱くヘルメス像」はさすがに圧巻です。ゼウス神殿前の三角柱の上に鎮座していた「パイオニオスのニケ像」も飛翔感あふれています。このDVDでは、各室の展示物が古い順に飾られている様子が相当詳しい解説とともに見られました。残念ながら日本語はおそらく機械翻訳かも・・・。古代オリンピアの祭典競技関連のものは今は古代オリンピックミュージアムの方に飾られています。

 終了後は、いつものように「もんし」で居酒屋談義で盛り上がりました。(今回は、懐かしい顔の参加がありました。)