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第33回JOAセッション&オリンピックレクチャー開催のお知らせ

第33回 JOAセッション開催のご案内

以下の要項にて、第33回JOAセッションが開催されます。
非会員の方でも参加していただくことができます。
ご希望の方は、参加申込書をダウンロードして必要事項をご記入の上、FAX(03-5300-1240)をお送りいただくか、お名前、ご住所、電話番号、ご所属、JOA会員・非会員の別、学生の場合は学部生・院生の別、参加を希望される行事名を明記の上、JOA事務局メールアドレス宛にメールをお送りください。メールで申込みをされる方は、必ず件名に「JOAセッション参加申込」とご記入ください。

FAX、メールともに、参加申込みの締切りは12月6日(月)です。

要項および参加申込書はこちら(33rd_joasession.pdf)(PDFファイル)

期 日 : 2010年12月12日(日)
会 場 : オリンピック記念青少年総合センター センター棟417室(セミナーホール)
〒151-0052東京都渋谷区代々木神園町3番1号
Tel. 03-3469-2525(小田急線参宮橋駅より徒歩7分)   http://nyc.niye.go.jp/
テーマ : 第1回ユース・オリンピック・ゲームズ(YOG)
趣 旨 :  ユース・オリンピック・ゲームズ(YOG)が本年の8月、シンガポールにて初めて開催された。1980年代以降、商業主義、プロスポーツ界との融合などにより、世界最大のイベントに成長したオリンピック大会。その過程の中で揺らいできた青少年のスポーツ参加や文化・教育面の復興をめざして、ジャック・ロゲIOC会長の強い意向のもと、ユース・オリンピック・ゲームズは創設された。国際平和・青少年教育・環境への貢献など、オリンピック・ムーブメントの重要なテーマを進展させる契機となるのであろうか。
本セッションでは、第1回ユース・オリンピック・ゲームズにさまざまな立場から関わった方々を招いて、今後のユース・オリンピック・ゲームズとオリンピック・ムーブメントのあり方を展望したい。

<主 催>
NPO法人 日本オリンピック・アカデミー
<共 催>
財団法人 日本オリンピック委員会(予定)
<後 援>
国際オリンピック委員会(予定)
国際オリンピック・アカデミー(予定)
文部科学省(予定)
財団法人 日本体育協会(予定)
NPO法人 日本オリンピアンズ協会(予定)
財団法人日本障害者スポーツ協会,日本パラリンピック委員会(予定)
財団法人 ミズノ国際スポーツ交流財団(予定)
一般財団法人 嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター(予定)

■内 容■
13:00〜  受付開始
13:30〜13:45 開会式
主催者あいさつ  猪谷千春日本オリンピック・アカデミー会長
共催者あいさつ  竹田恆和日本オリンピック委員会会長(予定)
来賓あいさつ   布村幸彦文部科学省スポーツ・青少年局長(予定)

13:50〜14:30 基調講演
「第1回ユース・オリンピック・ゲームズを振り返って」
水野正人 日本オリンピック委員会副会長

14:45〜16:30  シンポジウム
「ユース・オリンピック・ゲームズと今後のオリンピック・ムーブメント」
(コーディネーター)
和光 理奈氏(中京大学)・後藤 光将氏(明治大学)
(シンポジスト)
オリンピアンの立場から 田辺 陽子氏(柔道,ソウル大会銅メダル,
バルセロナおよびアトランタ大会銀メダル、JADAアスリート委員会委員)
オリンピック教育の立場から 阿部 生雄氏(筑波大学理事・学校教育局長)
大会関係者の立場から 衣笠 泰介氏(シンガポール・スポーツ学校)
(特別ゲスト)
参加アスリートの立場から  佐藤 優香さん(トライアスロン、YOG金メダリスト)

参加費 : 会員1,000円  非会員1,500円  学生・大学院生 無料
懇親会 : レストランさくら(D棟9階) 17:00〜19:00(会費5,000円)

JOAオリンピックレクチャー開催のご案内

今年は、モスクワオリンピックからちょうど 30 年目にあたることから、わが国のオリンピックムーブメント における苦い歴史とあらためて対峙すべく、2つのレクチャーを開催します。
オリンピック・レクチャー010 は、2004 年アテネオリンピック時のギリシャ駐在日本大使であり、また、2016 年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の国際担当委員を務めた望月敏夫氏(外務省参与)をお迎え し、国際政治と外交の視点よりオリンピックムーブメントの意義や課題についてうかがいます。モスクワオリ ンピック不参加のダメージをとらえる新たな視点、見方が得られると共に、招致活動に再び挑戦する際の国際 戦略について考える機会となるでしょう。
オリンピック・レクチャー011 では、1980 年当時、日本体育協会の職員としてモスクワ不参加にいたる経緯 を間近にみていた伊藤公氏(JOA会員・オリンピック評論家)をお迎えします。日体協、JOC、政府等関 係機関の意思決定と行動の軌跡をたどり、苦い体験を通して学んだ教訓が今日のオリンピックムーブメントに どのような形で生きているかを語っていただきます。30 年の月日が経過した今だからこそ見えてくる、日本の スポーツ界がそれによって得たもの、失ったものについてあらためて考えてみたいと思います。
*JOAオリンピック・レクチャーについて オリンピックに関わる専門的あるいは時機に適ったテーマを取り上げ、そのことに詳しい講師をJOA内外から招き、1時間程度じっくりと講義を聴講する機会として 2006 年から始まりました。5年目の今年、記念す べき 10 回目のレクチャーを開催できる運びとなりましたが、カウンターが 100 に達した暁には、オリンピック・ カレッジあるいはオリンピック・ユニバーシティを発足するのが夢です。
日 時:2010 年 12 月 12 日(日) 10:00~12:00

場 所:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 4 階 417 室(セミナーホール)
渋谷区代々木神園町3-1 http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html
主 催:特定非営利活動法人日本オリンピック・アカデミー(JOA)
主 管:JOA ユース&レクチャー委員会オリンピック・レクチャー部門

<プログラム>

10:00~
<オリンピック・レクチャー010>
「オリンピックムーブメントと国際政治・外交」
望月敏夫氏(元駐ギリシャ大使、東京オリンピック招致委員会国際担当委員)

11:00~
<オリンピック・レクチャー011>
「モスクワオリンピック不参加30年後の回想と展望」
伊藤公氏(オリンピック評論家)

司会:荒牧亜衣(JOA ユース&レクチャー委員会副委員長)
参加費 無料

参加申込み方法

JOAセッション・オリンピックレクチャーともに、以下の要領でお申し込みください

参加申込: 12月6日(月)までに「参加申込書」を下記にFAXしてください。

e-mail で申し込まれる方は、必ず「件名」に「JOA参加申込」と明記の上、お名前、ご住所、電話番号、ご所属、JOA会員の有無、学生・院生の有無、参加される行事名をお知らせください。

要項および参加申込書はこちら(33rd_joasession.pdf)(PDFファイル)

FAX:03-5300-1240
E-Mail gotms@kisc.meiji.ac.jp (スパム対策のため全角表示しています)
JOAセッション委員会 後藤 光将(明治大学政治経済学部)

第98回JOAコロキウム 報告

日 時:2010年9月21日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:8人(院生2名)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

前半の題 材:IOC版「OLYMPICA!オリンピック100年の歴史」⑧(日本語吹き替え版55分)

登場選手: 92年バルセロナ大会でのカール・ルイスとパウエルの走り幅跳びの戦い、ゲイル・ディバースの写真判定の金メダル、男子体操の旧ソ連の若いエース、シェルボの金メダルラッシュの映像は演技を真上から映す珍しい映像でしたし、補欠だったルイスの米国400mリレーチームの快走もありました。また、この92年では男子10,000mでモロッコのハリド・スカーのブーイングの中のウィンニングラン映像が印象的でした。一度失格となり抗議して金メダルになった曰く付きのレースです。戦後初の48年ロンドン大会陸上5000mではザトペックを破ったガストン・ライフも珍しい映像でした。ハンガリーのハンマー投げ選手メーメトはロンドンとヘルシンキの大会2連勝。このロンドンでは、自転車ロードレースでぶつかった選手同士が口論するシーンも含まれていました。オリンピック精神は何処へ?84年ロス大会では水泳のルンドクイストや女子走り高跳びのシメオニとアッカーマンのライバル対決、具志堅、ヴィドマー、リ・ネイらの体操競技での勇姿も観られました。女子陸上のエッカートやターザンになりたかったというドン・ブラックの棒高跳びのシーン、56年ストリックランドの快走、小児麻痺を克服したウィルマ・ルドルフなど、あまり見られない珍しい映像が多くありました。

後半:YOGレポート紹介。開会式、CEP、ツイン交流校への訪問、SYOGOCのブリーフィング、環境プログラムなどweb版の原稿を紹介しました。また、毎日新聞の井沢記者の5回連載も紹介しました。

終了後:いつもの居酒屋談義、今回も話が弾んだ夜でした。

第97回JOAコロキウム 報告

日 時:2010年8月25日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:9人(院生1名)(居酒屋から1名参加)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

題 材:IOC版「OLYMPICA!オリンピック100年の歴史」⑦(日本語吹き替え版55分)
登場選手:80年モスクワ大会では、男子走り高跳びのヴェッシクとウゾラの熱戦、メンネアとウェルズの男子陸上短距離などあまり知られていないシーン。
92年のシンクロでカナダのフレシェットが審判の採点ミスで2位となったが、93年に2人が1位になったエピソードはあまり知られていませんでした。64年東京の東洋の魔女の優勝シーンでは大松監督の心情をしつこく映し出していました。
ジャネット・エバンスのソウル女子水泳では人間風車ばりのストロークが話題を呼びました。56年メルボルンではダークホースのベティ・カスバートの女子陸上短距離での勝利。48年ロンドン大会の仏ミシェリーヌ・オステルマイヤーは金メダリストでありながらピアニストでもあったという逸話。68年メキシコ陸上男子200mの「ブラック・パワー・サリュート」では、カルロスは人権擁護のバッジを決勝で走るときにも付けていた事実。36年ベルリンの十種競技ではグレン・モリスら米国3選手の活躍など、14の映像でした。あまり見られない珍しい映像が多くありました。

後半:YOG体験報告会:OさんのYOGの写真スライドショーとVTRを見て、シンガポールの様子を皆で鑑賞しました。美しい映像が多く、盛り上がりました。ツイン交流校への訪問、SYOGOCのブリーフィング、楽しい宴会風景など、映像をもとに実感していただきました。この映像は12月のJOAセッションでも話題をよぶことでしょう。

終了後:いつもの居酒屋談義でしたが、今回はYOGのお土産争奪ジャンケン大会で盛り上がりました。いつもよりお酒も食事もすすみ、話も弾んだ夜でした。

第96回JOAコロキウム 報告

日 時:2010年7月21日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:7人(院生1名含む)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

題 材 前半:IOC版「OLYMPICA!オリンピック100年の歴史」⑥(日本語吹き替え版55分)
登場選手:トンプソンVSヒングセンの戦いで優勝したトンプソンの84年ロス十種競技は2日間競技を2パートで収録。最終のテレビ報道アメリカ中心を皮肉ったTシャツ姿は有名。ボロゾフ(72年ミュンヘン100m)のリラックスした走りは頬の筋肉のゆるみで分かる?モスクワの開会式ではマスコットのミーシャにミハイル・パタビッチという名前が付いていたとは、、。開会式の人文字で
「おースポーツ!汝は平和なり」というメッセージはボイコットの皮肉?バルセロナの開会式はカタロニア文化やシュールリアリズムのパフォーマンス。ソ連邦の崩壊や南アの参加が思い出されました。コーとオベットライバルの戦いも見物でした。68年メキシコのサッカー決勝ではラフプレーの応酬。レフェリーの頭にボールを投げつけた有名なシーンも収録されていました。チェルピンスキー(80年マラソン)やクロフォード(72,76年男子100m)などは有名選手ですが、その他、女子走り高跳びのヨランダ・バラシュ(東京大会にも参加)、フェルミン・カチョ(スペイン選手、バルセロナ男子1500m金メダリスト)、マーク・マッコイ(カナダ、92年バルセロナ男子110mH金メダリスト)等、あまり知られていないオリンピアン達の映像を見ることができました。

2010年度第1回オリンピック憲章勉強会 開催案内

日時:2010年7月8日(木)18時より

場所:岸記念体育会館内スポーツマンクラブ

話題:2010年2月にオリンピック憲章の一部が修正されたとのことです。このことをまずは久しぶりのテーマとしたいと思います。
情報の御持ちの方はぜひ持ち寄って下さい。

勉強会終了後、懇親会を開催する予定です。宜しければこちらにも参加して下さい。

JOA会員の皆様の参加をお待ちしております。
ゲストの皆様も御誘い合わせの上、御参加下さい。
資料準備の都合上、初参加の際にはJOA事務局メールアドレス(ホームページ下部に表示されています)まで、「オリンピック憲章勉強会への参加について」という表題をつけメールで御知らせ下さい。