2010年度第1回オリンピック憲章勉強会 開催案内

日時:2010年7月8日(木)18時より

場所:岸記念体育会館内スポーツマンクラブ

話題:2010年2月にオリンピック憲章の一部が修正されたとのことです。このことをまずは久しぶりのテーマとしたいと思います。
情報の御持ちの方はぜひ持ち寄って下さい。

勉強会終了後、懇親会を開催する予定です。宜しければこちらにも参加して下さい。

JOA会員の皆様の参加をお待ちしております。
ゲストの皆様も御誘い合わせの上、御参加下さい。
資料準備の都合上、初参加の際にはJOA事務局メールアドレス(ホームページ下部に表示されています)まで、「オリンピック憲章勉強会への参加について」という表題をつけメールで御知らせ下さい。

第95回JOAコロキウム 報告

日 時:2010年6月23日(水)18:00-20:00(オリンピック・デーです。注意:定例の第3水曜日ではありません)

場 所:「新中野切手サロン」(地下鉄丸ノ内線「新中野」駅、4番出口)
電話:03-6454-1405
住所:中野区中央4-1-3 BONITA 新中野ビル6階
薬屋(一本堂)のあるビルの6階です。

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

題 材 前半:IOC版「OLYMPICA!オリンピック100年の歴史」5(日本語吹き替え版55分)

登場選手:84年ロス大会水泳リレーのM・グロスvs 米チーム(「グロスバスター」という異名をとった話)、76年米陸上チームはリレー2種目のみ金メダル獲得の低迷。60年ローマ大会開会式ではユベナリスの格言(「健全なる身体に健全なる精神」)の紹介や東西ドイツの統一旗入場、カラカラ浴場などローマ時代とのつながりなど。高見山にそっくりのアレクセーエフの活躍、ブールメルカがベールを脱ぎイスラム教のタブーを破った快走、エチオピアのベテランのイフターの80年モスクワでの快走、加藤澤男と中山彰規の体操の68年メキシコでの演技。さらには エドウィン・モーゼスと妻の心配、ジェシー・オーウェンスとルッツ・ロングの友情の物語(ヒトラーの一喜一憂する映像も盛り込まれていました)など17のお宝映像でした。
今回は時間があったので、IOC作成のヴァンクーバーの総括映像とコペンハーゲンのIOCコングレスの様子の映像を見ました(Olympic Review 誌の付録DVDです) 。残念なコペンハーゲンのアナウンスでした。

終了後はいつもの居酒屋談義です。オリンピック・デーを銘酒「十四代」で祝いました。

定 員:15名程度(ルームのキャパシティのため)

会 費:1,000円(会場使用料、資料コピー代、ドリンク代他)
なお、その後の居酒屋談義に参加される方は別途会費をご用意下さい。

申込先:初めて参加を希望される方は、JOA事務局メールアドレスに「JOAコロキウム参加申込」という題でメールにてご連絡ください。コピー資料の準備と居酒屋予約の都合です。

JOAデジタルライブラリー資料掲載のお知らせ

JOAでは「デジタルライブラリー」として、JOA Timesデジタル(公開作業中)、JOA Review Online、JOAデジタル資料の3種類をサイト上に公開しています。

今回新たに追加されたのは、JOAオリンピック研究委員会 クーベルタン研究部門が作成したクーベルタンに関わる文献リストです。クーベルタン研究部門では、近代オリンピックの創始者ピエール・ド・クーベルタンに関する研究や教育の促進に資するため、文献リストの整理を継続して行っています。今回公開されたのは、リストの巻末に記したデータベースより、書名やタイトルに「クーベルタン」を含むものやクーベルタン自身による著作を中心にリストアップしたもので、Vol.1としてまとめられています。

ぜひ、JOAデジタルライブラリーのデジタル資料コーナーをご覧ください。

(JOAデジタルライブラリーは、このサイト左列のリンクからご覧いただけます)

第94回JOAコロキウム 報告

日 時:2010年5月26日(水)18:00-20:00
(注意:定例の第3水曜日ではありません)

場 所:「新中野切手サロン」(地下鉄丸ノ内線「新中野」駅、4番出口)
電話:03-6454-1405
住所:中野区中央4-1-3 BONITA新中野ビル6階
薬屋(一本堂)のあるビルの6階です参加者:7人

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ

題 材 前半:IOC版「OLYMPICA!オリンピック100年の歴史」4(日本語吹き替え版55分)
オリンピック3連勝していたサネイエフ(旧ソビエト、3段飛び)が80年モスクワ大会で敗れる。米豪の争いに食い込んだ84年ロス大会のグロス(独、水泳男子200m自由形)のアルバトロス泳法。個人総合で敗れたコマネチ(80年モスクワ女子体操)と25分の判定待ち。88年ソウル男子100mでのルイス・ジョンソン・クリスティーの争いとジョンソンのドーピング。ジャッキー・ジョイナー・カーシー(女子七種競技)と夫のコーチが目標とした自己ベスト。初登場女子柔道のヒメネス(キューバ)の優勝。アウィータ(キューバ、男子5000m)の快走。懐かしい映像でした。92年バルセロナのドリームチームの
映像も楽しめましたが、ボブ・リチャーズという選手は知りませんでした。48年ロンドンから棒高跳びに3回連続出場し、ヘルシンキ、メルボルンで連続優勝した米国選手です。お宝映像がふんだんでしたが、名前などの誤訳や直訳の解説には驚きでした。
(JOAセミナーで舛本理事がレクチャー予定の「オリンピック・バリュー」について資料が配付されました。)

終了後はいつもの居酒屋談義です。快気祝いもかねました。

第93回JOAコロキウム 報告

日 時:2010年4月14日(水)18:00-20:00
場 所:「新中野切手サロン」
参加者:9人(居酒屋からの参加2名)
テーマ:映像で見るオリンピックの歴史:「お宝映像を探せ!」シリーズ+特別コロ講演(英国のオリンピックドキュメンタリスト)

題 材:特別コロキウム講演:「オリンピック・ドキュメンタリーとオリンピズム精神」 (Ian McDonald: Brighton University:England)

特別コロキウムとして明治大学が招聘したIan McDonald氏にオリンピックのドキュメンタリー映像とオリンピック精神について特別レポートして頂いた。McDonald氏は自身がドキュメンタリストであるとともに、批判社会学やスポーツドキュメンタリー研究をマルクシストの観点から研究している気鋭の研究者である。市川崑の「東京オリンピック」について分析した論文もある(2008)。バド・グリーンスパンの”16 Days Glory(1984)”から閉会式とエンディングナレーション、市川崑の「東京オリンピック(1964)」から依田郁子のシーン、”Visions of Eight(1972)”からマイ・ゼッタリングの「The Strongest」のシーンを取り上げ、オリンピズムの神話、オリンピズムから人間物語へ、アンチ・オフィシャルなドキュメンタリーと3作品を特徴付けながら比較論評したユニークな報告であった。通訳しながらの発表で発表時間に限りがあったのが残念である。

後半: IOC版「OLYMPICA!オリンピック100年の歴史」③(日本語吹き替え版55分)
マリー・ホセ・ペレク(女子400m)、1980モスクワ大会の閉会式、ビオンディとグロスら(男子200m自由形)、ベノイト(女子初マラソン)、リンフォード・クリスティ(男子100m)、ゾーラ・バッドとメアリー・デッカー(女子3000m)らが登場したお宝映像を堪能しました。1980年の閉会式はミーシャの涙が痛々しいですね。バッドとデッカーのシーンで倒れながらもバッドのゼッケンを引きちぎるデッカーの執念がうまく撮られていますね。McDonald氏がいたので英国選手の様子を聞くことができました。参加者は全部で17の映像を
楽しんだのです。

終了後はいつもの居酒屋談義。後から来た人も交えて英国人研究者を囲み、大いに盛り上がりました。