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秩父宮記念スポーツ博物館巡回展in豊島区のご案内

秩父宮記念スポーツ博thumbnail of 20160801215554物館が文化庁「平成28年度地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業」の補助金により、巡回展を実施します。

今回の巡回展テーマは「2020東京オリンピック・パラリンピックがやってくる」で、豊島区役所での開催となります。

詳細は、以下のURLからご覧下さい。

秩父宮記念スポーツ博物館サイト
http://www.jpnsport.go.jp/muse/annai/tabid/330/Default.aspx

豊島区サイト
http://www.city.toshima.lg.jp/136/sports/1606241708.html

 

 

第168回JOAコロキウム 報告

第168回JOAコロキウム報告

日 時:2016年7月13日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:10名(学生2名を含む)+情報交換会から1名参加

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
①オリンピック関連情報の提供(今井、舛本)

ジェトロの文化プログラム試行プロジェクト(今井)、『栄光のランナー』公開情報(J・オーウェンスのベルリン)と伝記本、ブレードジャンパーのマルクス・レームのリオ断念、8・6にリオ開会式での黙祷運動、オリンピックコンサート2016案内、オリパラ教育、企業も一役:スポーツ教室や独自教材、吹浦さん監修『オリンピックのクイズ図鑑』(学研)の紹介(これは参加者全員に献本されました。)、第170回記念特別コロキウム企画案の審議

②若手報告:
1.我武者羅応援団の吉田沙保里選手壮行会応援ビデオ(ゲストの武藤貴宏氏):勝利や金メダルに拘泥しない応援ぶりの紹介
2.文科省「第8回オリンピック・パラリンピック教育に関する有識者会議」の傍聴報告(青柳さん):光と影の両面の学習、パラリンピックがおまけにならないような教育、東京都、スポーツ庁、組織委員会、各地方の教育委員会4者の連携が必要、H28年度は全国10カ所でコンソーシアム編成し事業展開する。

③ 「東京都のオリパラ教育映像教材を観る」(NHKエンタープライズ:日本語 約20分x1本)、Panasonicの教育プログラムの映像教材を観る(大会の意義とそれを支える人々)
東京都教育委員会が作成したオリパラ教育映像教材の第5巻「1964年東京オリンピック:2020年に向けて」(監修:舛本直文)、Panasonic映像教材「オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム」の一部を観ました。配付資料は小学校教員用の手引きの内容紹介箇所です。映像を観た後、各10分間の意見交換を行いました。 1964年東京大会の巻では、目新しい国の例としてエチオピアはあまり相応しくない、坂井義則氏の生誕地を「広島」とするには作為的である、というような意見が出ました。閉会式の祝祭的乱入がお酒のせいかどうか、話題となりました。映像教材の出来映えはまずまずという評価でした。次のPanasonicの映像教材では、オリンピックの3つの価値の誤訳の指摘、大会の裏方としてのPanasonicの活躍が大きな時間を割いているなどの意見がありました。ワークブックに基づいて用いられる映像教材、ティーチャーズガイドも準備され、Panasonicの力の入れ方が窺えまました。
終了後は,いつもの情報交換会。賑やかで盛会の居酒屋談義でした。

第167回JOAコロキウム 報告

第167回JOAコロキウム開催報告

日 時:2016年6月14日(火)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:15名(学生2名含む)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
① オリンピック関連情報の提供(舛本)  

シンガポールの「スポーツと環境シンポジウム」参加報告&シンガポールのスポーツ・ハブの紹介、東京都のオリパラ教育(重点校と夢・未来プロジェクト指定校の紹介)、2020年東京大会招致疑惑報道、東京2020大会広報メッセージ「みんなの輝き、つなげていこう。」の紹介、IOCのOlympic Channel、特別コロキウム企画案の紹介。吹浦さんの『なるほど、なっとく!世界の国旗』(新刊)の紹介。これは情報交換会でプレゼントされました。

② 「東京都のオリパラ教育映像教材を観る」(NHKエンタープライズ:日本語約20分x2本
東京都教育委員会が作成したオリパラ教育映像教材の第3巻「クーベルタン:夢と理想」(監修:和田浩一)、第4巻「嘉納治五郎:オリンピックへの道」(監修:真田 久)を観ました。配付資料は中学校教員用の手引きの両巻の内容紹介箇所です。各巻を見た後、今回も各10分間の意見交換を行いました。
クーベルタンの巻では、クーベルタンの格言をオリンピズムとして紹介しているナレーション、アンリ・ディドン神父が提案した「オリンピック・モットー」をクーベルタンが提案したと紹介した内容には少し問題があるという意見がありました。嘉納治五郎の巻では、平沢和重氏の招致演説の録音の存在に関心がありましたが、この件は不明です。嘉納の人物像は多面的であり、柔道家、教育家、体育人、国際派、IOC委員、1940年大会招致の立役者などなど多くの面がDVDで紹介されていて、フォーカスが難しいという意見もありました。女子柔道の推進者であったことの紹介も欲しいところです。また、1964年東京大会を紹介する際には入場行進が日本選手団からになるのは誤解される可能性、入場行進では、ギリシャを先頭にして欲しいという意見もありました。
終了後は,いつもの情報交換会。吹浦さんの著書のじゃんけん大会など、賑やかで盛会の居酒屋談義でした。

2016年度第39回JOAセッションについて

第39回JOAセッションの開催日、会場が下記の通り決定いたしました。
開催日:2016年12月11日(日)
場 所:立教大学池袋キャンパス 〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
プログラムの詳細等につきましては、あらためてご案内させていただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
JOAセッション&レクチャー委員会

第166回JOAコロキウム 報告

第166回JOAコロキウム報告

日 時:2016年5月13日(月)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

<内容>
① オリンピアでのIOAのNOA・NOC合同セッション報告(舛本)
5月7日-12日の間にレクチャラーとして参加したIOAのNOA・NOC理事者・役員合同セッションの報告を写真と旅行記で行いました。併せて、国際オリンピック休戦センターIOTC訪問とそこで発見した2004年アテネ大会のオリンピック休戦賛同者のサインボードの紹介をしました。IOTCの所長等は2020年東京大会に大いに関心を持っていました。オリンピア市には日本人の国分博士の銅像があります。稲沢市との姉妹縁組を仲介した哲学者です。そこには日の丸とギリシャの市民旗(初参加の吹浦さんから教えて頂きました)が掲げられていました。必見です。

② 「東京都のオリパラ教育映像教材を観る」(NHKエンタープライズ:日本語約20分x2本)
東京都教育委員会が作成したオリパラ教育映像教材の第1巻「オリンピック:オリンピズムが求める世界」(田原さん監修)、第2巻「パラリンピック:人間の可能性」(來田さん監修)を観ました。配付資料は教員用の手引きの両巻の内容紹介箇所です。映像は45分授業の中で活用できるように20分少々で編集されています。ナレーションにはNHKの専門アナウンサー達です。両巻を見た後、10分の意見交換を行いました。映像教材で良い内容や欲しい内容、問題の指摘など、様々な意見交換がありました。この映像教材には小・中・高の学校種別の内容がないので、低学年の先生方の活用には難しさがあるように思いました。また、オリンピックの問題点を考えさせる内容がないのが残念という意見もありました。さらには、一般市民向けのオリパラ教育の機会や教材が必要である、という意見もありました。JOAのメンバーが監修者ですが、シノプシスはNHKエンタープライズが作成しているので、内容チェックやアナウンス内容のチェックなどが監修の主な仕事です。映像入手の限界などもあると思われます。後は、学校での活用の仕方次第!
終了後は,いつもの情報交換会。賑やかで盛会の居酒屋談義でした。