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2020年JOA特別コロキウム開催案内

2020年JOA特別コロキウム参加申込みサイトはここをクリック

<開催趣旨>

COVID-19のパンデミックにより、オリンピック史上で初めて「東京2020大会」の1年延期という事態を受け、2021年の「東京2020大会」の開催自体の可能性やその開催可能な形態に関して、様々な意見が披瀝されています。今年の10月には開催可否の一応の方向性が示され、来春には最終決定が下される見込みです。

ご存じのように、オリンピック大会自体はその120年を超す歴史の中で、「オリンピズム」という理想に支えられ、IOCによる様々な改革を経ながら、今日の形を築きあげてきました。しかし、そこにはオリンピックの政治利用や行きすぎた商業主義などの問題を抱えてきていることも周知の通りです。しかしながら、今回の「東京2020大会」の延期に伴う議論の多くは、COVID-19のパンデミックによる大会中止論や分散開催案・規模縮小案、あるいはこれまでの準備への投資額や延期による財政負担などの問題など、限定的で対症療法的な議論しか展開されていないように思われます。そのため、オリンピックそのものの存在意義や今後の在り方などに関する本質的な議論はあまり開陳されていないように思われます。

そこでJOAコロキウム委員会では、この度のオリンピック大会の延期という歴史的事態に際し、オリンピックの今後の在り方を再考する好機と捉え、自由闊達に意見交換することによって来年開催予定の東京2020大会を含め、今後の新しいオリンピックの形について話し合うために、以下のように特別コロキウムを開催することにしました。

ただし、COVID-19の感染状況に鑑み、集会による対面議論ではなく、リモートによるシンポジウム形式を採用することとしました。このように意見交換に制限がある中でも、できるだけ可能な形で本題に関心のある会員の皆様の建設的な意見の表明とその集約の場を提供できるように努めたいと考えています。

 

1.主 催:(特非)日本オリンピック・アカデミー(JOA)オリンピック研究委員会コロキウム部門

2.日 時:2020年10月31(土)午後13:00-16:00

3.場 所:Zoomミーティング上

4.テーマ:「東京2020大会の延期とPost COVID-19のオリンピックの新しい形」

5.内容とスケジュール

13:00-挨拶および企画主旨説明:舛本 直文(JOA副会長・東京都立大学/武蔵野大学客員教授)(10分) 

13:10-14:50

進行:舛本 直文

1) 高嶌 遥(JOA会員・元アイスホッケー日本代表)「IOA青年セッションへの参加による学び」

2) 佐藤 次郎(JOA監事・JOAコロキウム委員会):「かつてない危機、乗り越えるには」

3) 宮嶋 泰子(JOA会員・カルティベータ代表理事):「オリンピックで目に見えないものを見る」

4) 岩瀬 裕子(JOA会員・東京都立大学社会人類学博士研究員):「コロナ禍におけるオリパラ開催の賛否をめぐって分断される「社会」」

5) 伊藤 みき(JOA会員・オリンピアン):「変動し続ける東京オリンピック」

<以上、一人20分以内、敬称略、順不同、また状況によってはQ&Aを咲きに取り入れる場合もあります。>

14:50-15:00(10分途中休憩)

15:00-16:00  Q&A 及び 意見交換

6.情報交換会16:10-17:30:Zoomでオンライン乾杯(自由参加、飲み物等はご自分で準備願います)

7.申込み:以下のJOA専用websiteからお申し込みください。記念ポロシャツの購入希望もこちらから受け付けています。
2020年JOA特別コロキウム参加申込みサイトはここをクリック

・申し込み締め切り:2020年10月25日(日)17:00

・定員:100名
(先着順:参加申し込みを受け付けた方には、後日Zoom招待状と資料をお送りします)

・なお、参加受付の方には、事前に関連資料および簡単な意見調査を予定しています。ご協力ください。

8.参加費:無料

9.記念企画:JOAロゴマーク入りのポロシャツ販売予定
        カラー:白色およびライム
        サイズ:S/M/L/LL/3L 
        価 格:1着3,500円(送料込み、JOAへの寄附金約500円含む)
       (2020年JOA特別コロキウム参加申込みサイトよりお申込下さい)

10.問い合わせ先:joa_colloquium*olympic-academy.jp
*上記アドレスの*を@に変更してメールをお送りください。
            

なお、Zoom会議を使用しますので、通信回線の状況によっては入室できない、あるいは中断する等のトラブルが発生することがありますので、予めご了承下さい。

以上

JOAコロキウム 第216回報告&第217回開催案内

第216回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2020年9月16日(水):18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:8名
・テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

1.情報提供
◎オリンピック・パラリンピック関連情報の提供
1)日本スポーツ学会動画:刈屋富士雄「2020年東京大会へのロードマップ」(約49分)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=124&v=IEk-6mtf2XU&feature=emb_logo
(舛本提供)

2)カルティベータの動画=「日本の部活を含めたスポーツ文化」日独比較スポーツ文化論「サンドラ・ヘフェリンさんスタディートークShortV」(5:43)
https://www.youtube.com/watch?v=-zI-7RuzboQ&t=268s(宮嶋泰子会員提供)

3)人権と数字 シリーズ全3回 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 レギュラトリストラテジー 東京五輪「オリ・パラ同時開催」の経済効果を試算してみた(初出:2017年)
https://www2.deloitte.com/content/dam/Deloitte/jp/Documents/strategy/cbs/jp-cbs-human-rights.pdf(森田明彦会員提供)

4)舛本配布資料
①性的少数者の拠点、10月開所 五輪・パラ開幕に向け、東京(中日新聞20200907)
②陸上女子のセメンヤ選手敗訴確定 新規定問題で(共同通信20200909)
③Japan to allow foreign athletes to enter country to aid Tokyo 2020 preparations(ITG 20200913)
④東京五輪は「新型コロナに関係なく開催」 IOC副会長(時事通信20200907)
⑤五輪へ、感染対策本格化 IOC会長表明 ワクチン、開催条件にせず(中日新聞20200911)
⑥【全⽶OP制覇】⼤坂なおみ〝抗議マスク〟が五輪憲章を変える!(東スポweb20200914)
⑦大坂なおみの行動はスポーツの政治利用 それは五輪プロ化の帰結だ(武田薫 月刊現代20200912)
⑧大坂なおみは「ソーシャル・ジャスティス」全米2度目Vを各国メディア絶賛(NumberWeb20200913)
⑨大坂なおみ「どんなメッセージを受けとった?」スポンサー失うリスクも貫いた覚悟(デーリー20200913)

2.自己紹介・近況報告等

3.意見交換:
1)共通テーマ1:日本スポーツ学会動画:刈屋富士雄「2020年東京大会へのロードマップ」(事前配付資料をもとに、再確認):刈屋氏の言う「全てをそぎ落として残るものは命がけの競技」かな? 参加者はトップアスリートに限らず「参加することに意義がある」ので多くのマイナーなアスリートもIOCのソリダリティで参加しているが、、。

2)共通テーマ2:カルティベータの動画
・日独比較スポーツ文化論から、日本の体育会系スポーツ文化に関して意見交換。「大坂なおみの行動は彼女が日本の部活出身者であったら可能であっただろうか?」との問題意識。体育会の他にも宝塚音楽学校や高校のブラスバンド部にも見られる日本の集団文化。明治の文明開化以来の身体訓練も影響。文化相対主義と切り捨てるのではなく、その文化の社会構造等背景を探る必要。IOCの反体罰キャンペーンとJOCの対応を見守る必要性。東京大会で変革できるか?

3)共通テーマ3.デロイトトーマツ:「東京五輪「オリ・パラ同時開催」の経済効果」の資料に関して意見交換。パラを先に開催する案、パラを内包しているスポーツ団体の少なさ。日本財団が退いた後の日本のパラ競技界が心配。人権がらみであること、同時開催のイメージは?共生社会に向けては?同時開催の諸問題などに関して意見交換。

4)東京2020大会の延期問題:先月のコロキウムから引き続いての意見交換
・調整委IOCコーツ副会長の観測気球的発言とIOCバッハ会長の打ち消し発言。スポンサーのつなぎ止めの発言意図や何としても開催したいIOCサイドの姿勢表明か。9月15日のTOCOGの理事会開催と約60の見直し項目と予算削減案など今後のTOCOGの活動などに関して意見交換

5)大坂なおみの反人種差別行動:事前配布のメディア資料に基づいて意見交換
・「政治をスポーツに持ち込むな」というスポーツ観は? 本件に関して議論が少ない日本の現状こそ問題。
・全米オープンだったから可能でもオリンピックでは可能だったろうか?大坂なおみの日本のスポンサー各社が外国のメディアからの取材に対し「ノーコメント」とだんまりを決めたことの問題点。
・かつては3.11の際にも福島の放射線状況でSNS発言をすると選手のスポンサー社からだめ出しがあった経緯も。
・全米での無観客であったからこそ実行でき影響も大きかったのかも?観客を入れる全仏ではどうなるか?
・批判を怖がって反対意見を発信しない日本人、それは文化なのか?そうなる社会の背景まで探る必要がある。
・「政治問題ではなく人権問題」であり丁寧な切り分けが必要。しかし、人権問題がアメリカでは国内政治問題になる現実もあり、切り分けの難しさ。
・「アスリートである前に一人の人間である」という在り方が全米プロでは容認され、マスクのデモンストレーションも許可されたが、日本社会での難しさ。日本の特殊性の問題になろうか。
・人々のスタンスの表明の仕方の難しさ、「企業として」というが、そこには多様な意見の人々が現実には存在するはず。日本社会の難しさ:「出る杭は打たれる」現状や「いじめ」が現に存在する学校社会での人権教育や民主教育の困難さも。

4.終了後:online乾杯(参加者4名)約1時間
残り時間はフリーディスカス。情報交換の継続など、いつものように話題は尽きず。楽しく時間が過ぎていきました。

 

第217回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2020年11月18日(水)18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議(JSOSのスポーツマンクラブも検討)
・テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」
・内 容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますのでご準備ください。先にPC上で開いておくと簡単に「画面共有」でできます)。操作が難しい方は、wordでもpdfでも添付ファイルで舛本までお送りください。
②意見交換:今回も共通テーマは自由テーマとします。参加者はご希望をお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:可能な人だけでonline乾杯など自由に!

・定 員:15名程度(事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID・PW・URLをお送りします。
・会 費:無料
・情報交換会:(ドリンクは各自で準備)

☆入室・退室は自由です!
☆通信回線の状況次第で、途切れる可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:joa_colloquium*olympic-academy.jp
(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:11月15日(日)17:00

 

2020特別コロキウム開催案内

1.主 催 :特非日本オリンピック・アカデミーJOAコロキウム部門
2.日 時 :2020年10月31(土)午後13:00-16:00
3.開催方法:Online Zoom会議
4.テーマ :「東京2020大会の延期とPost COVID-19のオリンピックの新しい形」

特別コロキウムの詳細については、後日ご連絡いたします。

 

 

JOAコロキウム 第215回報告&第216回開催案内

第215回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2020年8月26日(水):18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:14名
・テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

①情報提供
◎オリンピック・パラリンピック関連情報の提供
・「五輪をめぐる:五輪の理念 今度は捨てない」(朝日新聞20200723)
・「東京五輪まで1年 今こそオリンピズム」(朝日小学生新聞20200723)
・「感染予防や費用で課題 あらゆる違い超えられる祭典」(朝日中高生新聞20200726)
・「都政新報」30回連載(オリンピック基礎講座:「開・閉会式編」6本)
・「識者が語る東京五輪の在り方 「オリンピックたるゆえん、大事に」「選手の発表機会を」(時事通信20200816)
・IOC Athletes’ Commission considering Opening Ceremony minute’s silence as protest solution for Tokyo 2020 (ITG 20200731)
・Los Angeles 2028 chief Wasserman joins call for Rule 50 to be amended (ITG 20200801)
・Framework: Rule 50 – Athlete Consultation (IOC, Athletes’ Commission 20200825)
・The Difficult legacy of IOC President Avery Brundage (ATR 20200719)
・IOC会長「トンネルの先の光」 東京五輪まで1年(FNNプライムオンライン 20200723)
・IOC and JOC Discuss Measures to Eradicate Harassment and Abuse in Japanese Sport (IOC 20200806)<以上、舛本提供>

②自己紹介・近況報告

意見交換:
1.共通テーマ「IOCオリンピック憲章第50条改正要求問題」
(配付資料をもとに、この問題の流れを再確認)
・2020年7月31日IOC Athlete Commission(AC)の東京2020大会で1分間の黙祷案紹介。2028ロスの組織委員会のWasserman会長も改正に賛成。IOCのACは2021年第1四半期に調査をして最終のリコメンデーションを提示するタイムラインを発表。USOPCとEUの対応の差やUSOPCの動向を見守る必要性、人権を含む関連情報の確認の後、以下の例のように自由な意見交換を行った。
・大阪なおみと八村塁以外の日本のアスリートたちの対応不十分。オリンピックの国際平和運動は国際政治活動になるという前提からしても、政治活動と人道的活動との線引きの難しさ。人権運動の一環としての現状認識の必要性。
・オリンピックでできることの根本をシンプルに考え直す必要性。様々な運動を取り込むことによって複雑化しすぎた現状の見直しを。教育も政治化している現状で、オリンピック・パラリンピック教育で何ができるか?「社会を映す鏡としてのスポーツ」、社会的な問題と不可分のIOCのオリンピック運動の必然。
・IOCとJOCの「日本スポーツ界のハラスメントと虐待に対する声明」に関し、7月のHuman Right Watchの日本批判後、JOCのスタンス不明。勝利至上主義が跋扈し、改善への期待は?JOC声明の和訳がないのは引け腰のせい?
・暴力と政治や教育、女性の参画、女性の発言機会が増える必要性、「女性」という枠の括りの問題、能力で評価される社会になる必要性、「多様性と調和」および「共生社会」の実現を標榜するTOCOG、この状況で果たして実現するか?
・オリンピックの政治利用を禁止している理由と歴史的流れは?など、人権と政治に関して様々な意見が出ました。

2.共通テーマ2:東京2020大会の延期問題
・先月のコロキウムから引き続いての意見交換
・医師の立場から:ワクチン・治療薬は大会までには間に合わない見込み、中止ならば早い意志決定の必要。TOCOGはオリンピックの在り方に関するコングレスなどすべき、という意見。
・オリンピックの今後の在り方に関して、アテネやオリンピアでの恒久開催案の紹介。
・日本社会の世界の発展の波へ乗り遅れ、それを東京2020大会が起爆剤となって改善されていくことを期待。新しいオリンピック開催の形を求めていく必要性。
・合意形成など何もせずに中止決定するような単に引き下がるだけでは問題、オリンピック・パラリンピックの理念の再確認の好機
・パラの1年前イベントを何もしないTOCOGに対して、オリンピックと同じ期待をかけられたパラ、そのマイナスの面が出ている。パラはオリンピックとは違う開催意義があることを伝える好機である。原点見直しの必要性。
・中止となった際の対応案:代替の国際スポーツ大会の計画等、様々な意見がでました。

3「聖火」展示と「聖火リレー」計画の問題
・TOCOGの9月1日よりのJSOSのJOMで「聖火」展示計画発表、および来年の聖火リレーのほぼ今年の計画踏襲案に関し、意見交換を行った。
・TOCOGと準備現場の自治体との間の温度差や仲介する立場としての苦労の紹介。再計画や準備の負担感や徒労感、セレブレーション費用の地元負担、聖火リレーの4大スポンサーの継続問題、日程の変更による他のイベントの調整の問題なども紹介された。
・CO2をばらまく聖火リレーへの批判、代替燃料の考慮や花火自粛も含めてリオの聖火台のような環境配慮の必要性。
・「聖火リレーは実施するものだ」という前提を問題視すべき、ビジネス最優先の聖火リレーの現状批判など、意見交換されました。
・最後にIOC制作の「聖火リレー動画」”Every Olympic cauldron lighting _ Top Moments”(約7分)を視聴。1900年パリ大会のフランスサッカーチームの胸のエンブレムの2つの輪(五輪のアイデアの元とされる)、1956年はメルボルンとストックホルムの2カ所での聖火点火、1964年東京大会の坂井義則の点火シーンは左手で(ビデオ編集上の裏焼きという失態)、1988年ソウル大会の点火前の聖火台上の鳩の姿、1996年アトランタ大会でのモハメッド・アリの点火したトーチの保管問題、など映像を見ながら話題にしました。

⑤終了後:online乾杯(参加者3名)約1時間
残り時間はフリーディスカス。情報交換の継続など、いつものように話題は尽きず。楽しく時間が過ぎていきました。

 

第216回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2020年9月16日(水)18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議(JSOSのスポーツマンクラブも検討)
・テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」
・内 容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(資料はZoomの画面共有機能で提示できます)。操作が難しい方は添付ファイルで舛本までお送りください。
②意見交換:今回も共通テーマは自由テーマとします。参加者はご希望をお寄せ下さい。
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:可能な人だけでonline乾杯など自由に!

・定 員:15名程度(事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID・PW・URLをお送りします。
・会 費:無料
・情報交換会:(ドリンクは各自で準備)

☆入室・退室は自由です!
☆通信回線の状況次第で、途切れる可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:joa_colloquium*olympic-academy.jp
(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:9月13日(日)17:00

 

JOAコロキウム 第214回報告&第215回開催案内

第214回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2020年7月15日(水):18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:10名
・テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

①情報提供
◎オリンピック・パラリンピック関連情報の提供
・「競技場内での人種をめぐる主張を禁じるオリンピック憲章の規定」資料
・多事奏論:「肌の色」認め合う五輪 東京から開幕をまたずに発信(朝日新聞20200612)
・オリパラを考えるTOKYO2020 「人権問題とIOC」來田享子(毎日新聞中部朝刊20200610)<以上、師岡会員>
・「都政新報」30回連載(オリンピック基礎講座:「平和運動編」6本)
・オリンピック休戦決議 来夏への期間変更を国連総会で採択(TOCOG20200707)
・UN General Assembly confirms new dates for the observation period of the Olympic Truce(IOC 20200707)
・「反差別 岐路に立つ憲章」(北海道新聞、20200706)
・Rule 50 Guidelines Developed by the IOC Athletes’ Commission (IOC, 2020年1月)
・Olympic Charter Rule 50 (IOC)
・USOPC Athletes’ Advisory Council and John Carlos call for abolition of Rule 50 (Inside the Games, 20200627<以上、舛本>
・季刊セクシュアリティ、NO.97特集「オリンピック・パラリンピックと<性>」エイデル研究所<事後、青柳委員>
・TOCOGの検討状況の情報提供<事後、谷口会員>

②自己紹介・近況報告

③「オリンピック休戦」の時期変更情報確認。さらに、TOCOG掲載のオリンピック・パラリンピック教育用の教材動画「オリンピック休戦」における間違い点の確認:期間、スポンドフォロイの出発時期、1992年バルセロナ大会の休戦アピールの目的、「休戦のムラール(壁)」という誤用、以上4点の間違い点を確認した。<舛本>

④意見交換:共通テーマ「東京2020大会の延期問題に関連して」
1.共通テーマ「IOCオリンピック憲章第50条改正要求問題」
・北海道新聞で、この問題の流れと各機関の対応を整理
・2020年1月のIOC Athlete Commission(AC)の東京2020大会での政治的パフォーマンス禁止事項の確認
・オリンピック憲章第50条および細則の確認
・USOPCの憲章第50条の改正要求のニュース確認
・IOCの対応はバッハ会長が再度ACにオリンピアンにふさわしい対応のあり方を検討するように丸投げ。
・さらに、人権を含む関連情報の確認の後、自由な意見交換を行った。
・IOCの対応批判:ACでは対応できず、「IOCの定見のなさ、身に降る火の粉を払う主義」では解決しないだろう。専門員会の編成? IOC委員に対応できるだろうか?
・日本のアスリートたちの対応:アメリカにいるアスリートのみ発信? 国内のアスリートの態度表明は? 同調主義? 出る杭は打たれるへの怖れ? JOCの立場表明も必要!
・政治的意思表明:政治とは? 国際平和運動は国際政治活動になる。社会問題の平和的解決に向けてスポーツが利用された歴史もあること、国際政治だけでなく身近な生活の中の政治もある。
・オリンピックの政治利用とは? 以上、様々な意見が交換されました。

2.東京2020大会の延期問題
・先月のコロキウムから引き続いての意見交換
・今年度の特別コロキウムで取り上げることも検討。今年度のJOAセッションでは取り上げられることが見込み薄のため、「東京2020大会のあり方」(仮称)などとして、ポスト・コロナ時代の新しいオリンピックの形も念頭に今後のオリンピックのあり方などに関して、一般にも公開して議論することも検討。マスメディアにも関心を持ってもらえるように、可能なら声明の発信なども考慮すること、10月当たりをめどに検討する、等の意見がでました。

3.コロナ禍の経済不況でのスポンサー離れの問題
・IF、NF、NOC等の収入減による、大会や団体、選手のスポンサー離れの深刻な状況。スポーツ団体の今後の運営や活動に支障を来すし、倒産する団体も出かねない。
・IFによっては問題解決して正常化に向かうものもあるかもしれないが、スポンサー頼みの運営のあり方の再考も必要。

⑤終了後:online乾杯(参加者4名)約1時間
残り時間はフリーディスカス。情報交換の継続など、いつものように話題は尽きず。楽しく時間が過ぎていきました。

 

第215回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2020年8月26日(水)18:00-20:00(注意:1時間早くなっています)
・場 所:Online Zoom会議
・テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」
・内 容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(資料はZoomの画面共有機能で提示できます)。操作が難しい方は添付ファイルで舛本までお送りください。
②意見交換:今回も共通テーマは自由テーマとします。参加者はご希望をお寄せ下さい。
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:可能な人だけでonline乾杯など自由に

・定 員:15名程度(事前登録制:参加予定の方には後日Zoomへの招待とID・PWをお送りします。
・会 費:無料
・情報交換会:(ドリンクは各自で準備)

☆入室・退室は自由です!
☆通信回線の状況次第で、途切れる可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:joa_colloquium*olympic-academy.jp
(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:8月23日(日)17:00

JOAコロキウム 第213回報告&第214回開催案内

第213回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2020年6月17日(水):19:00-21:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:12名
・テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」

①情報提供
◎オリンピック・パラリンピック関連情報の提供
・パラリンピック記録映像の保管継承問題(NHK):1964年東京パラ大会の記録映像の紹介と来年の東京2020大会のパラ競技の記録映像化への必要性と状況。NHKの放映後はIPCに映像を託す。IPCが作成予定(師岡文男さん)
・「コロナ後のオリンピック」:根本的な議論をJOAで(佐藤次郎さん)
・第212回JOAコロキウムへの参加を踏まえたコメント:-JOAセッション(12月開催予定)へのテーマ「東京2020大会の延期問題」(案)提案に向けて-:JOAで若手MTG、SNSでIOPAメンバーとも(青柳秀幸 嘉正空知 唐澤あゆみ 時田瞳さん)
・「都政新報」30回連載(『都政新報』オリンピック基礎講座:「文化プログラム編」6本)
・TOCOG大会延期の再調整(TOCOGのwebsite資料)
・延期開催に向けた調整のロードマップ(TOCOGのwebsite資料)(以上、舛本)

②自己紹介・近況報告

③意見交換:共通テーマ「東京2020大会の延期問題に関連して」
・延期決定後の最近の動きの確認
 6月10日:TOCOGがIOC理事会に延期に向けた調整状況報告:大会の位置づけ・原則・ロードマップの提示
・現状のメディア関連情報:簡素化案・無観客開催案・規模縮小案・延期案(2022年、2024年)・中止論など確認
・オリンピック開催の必要条件の確認
・JOAとして政策提言の必要性
・若手を中心とした議論の必要性
・地域住民にも開かれた議論の必要性と体制整備
・中止の可能性も含めて、JOAとして根本的な議論の必要性。
・オリンピアンとしては、発言を控えながらもトレーニングせざるを得ない苦しい立場の紹介
・この危機が、オリンピック再考の絶好機であることの再確認!
・7月の都知事選に向けての争点化を注視
・7月のIOC総会(online)に向けて、動きが見えず。 
・IOCバッハ・コーツ、遠藤副会長、高橋理事らの観測気球的発言や先手打ちが目立つ状況。
・経済面では、スポンサーの撤退問題やIOC分配金不足によるIFの資金難問題。
・ホストタウンや合宿受け入れの外国選手問題、2022年北京冬季大会への問題、2021年世界マスターズ大会は?
・今後の大会開催の見通し・開催形態、中止の可能性など、今回も多様な意見が出されました。
◎このような意見を元に、6月28日のJOA総会(online)に臨むこととなりました。

④終了後:online乾杯(参加者5名)約1時間
残り時間はフリーディスカス。コロナ自粛の中での活動状況の紹介など、いつものように話題は尽きず。楽しく時間が過ぎていきました。

 

第214回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2020年7月15日(水)19:00-21:00(注意:1時間遅くなっています)
・場 所:Online Zoom会議
・テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」
・内 容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(資料はZoomの画面共有機能で提示できます)。操作が難しい方は、wordでもpdfでも添付ファイルで舛本までお送りください。
②意見交換:今回も共通テーマは自由テーマとします。参加者はご希望をお寄せ下さい。
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:可能な人だけでonline乾杯など自由に

・定 員:15名程度(事前登録制:参加予定の方には後日Zoomへの招待とID・PWをお送りします。
・会 費:無料
・情報交換会:(ドリンクは各自で準備)

☆入室・退室は自由です!
☆通信回線の状況次第で、途切れる可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:joa_colloquium*olympic-academy.jp
(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:7月12日(日)17:00