年別アーカイブ: 2022年

2022年度開催IOA海外セッション参加者募集のご案内(2022/05/08)

国際オリンピック・アカデミー(IOA)より、2022年度に開催される各種セッションの案内が届きましたのでお知らせいたします。(参加者はJOAの会員資格を有している必要があります)

応募される方は、JOA事務局メールアドレス宛にメール表題を「2022年IOAプログラムの応募について(参加希望プログラム名)」として、ご連絡ください。海外セッション派遣委員会担当者より折り返し要項をお送りいたします。

①および②のセッションのJOAへの参加申込み〆切:2022年5月13日(金)

①第29回 大学院生オリンピック研究国際セミナー(2022/9/7 – 9/26)

MAIN TOPIC:​The Olympic Movement and Olympism in digital era
SPECIAL TOPIC:​The promotion of physical activity via digital engagement strategies and virtual sports

  • 参加資格:​45歳以下で英語に堪能であること。セッション終了後に指定の報告書をIOAに提出すること。
  • 発  表:​英語で書かれたオリンピック研究に関する論文を提出すること。
  • 費用負担:​登録費150EUR、航空券代・現地滞在費(1,350EUR)
  • 募集人数:​1名(プログラム全体で最大20名)

②国際オリンピック・アカデミー(IOA)大学院修士課程プログラム2022-2023

2009年よりギリシャ・スパルタにあるPeloponnese大学とIOAが連携し開設した修士課程プログラムであり、3セメスターで構成されている。

POSTGRADUATE TITLE: Olympic Studies, Olympic Education, Organization and Management of Olympic Events

  • 開始時期:​受験志望者には別途情報を伝達する。
  • 費用負担:​航空券代及び学費5,000EUR(3セメスター合計)
  • 奨 学 金:オリンピック・ソリダリティーによる奨学金はJOCを通じて申込むこと。

※下記プログラムは2020年、2021年青年セッション(オンライン開催)の参加者を優先的に派遣するため公募の実施は致しません。
③第62回国際ヤングオリンピックアンバサダーセッション(2022/6/11 – 6/23)
 本年より名称(旧、青年セッション)及び対象年齢が変更となりました。

MAIN TOPIC:​The Olympic Movement and Olympism in digital era
SPECIAL TOPIC:​The promotion of physical activity via digital engagement strategies and virtual sports

  • 参加資格:​20歳から30歳。原則としてNOA開催のセッションに参加していること(応相談)。IOAの教育的な意義を理解していること。英語・フランス語・ギリシャ語のいずれかに堪能なこと。セッション終了後に指定の報告書をIOAに提出すること。
  • 費用負担:​登録費150EUR、航空券代(エコノミークラス)の半額(半額はIOCソリダリティが補助)、ギリシャ国内の滞在費はIOA負担
  • 募集人数:​男女1名ずつ計2名

①および②のセッションのJOAへの参加申込み〆切:2021年7月9日(金)17時

 

 

【重要】オンライン会議システムでの2022年度総会開催のお知らせ(2022/04/30)

【重要】2022年度通常総会に関するお知らせと資料送付について
(2022年度通常総会は終了いたしました)

4月23日開催の理事会において、新型コロナウイルス感染推移の先行きが不透明であることを踏まえ、今年度の総会も「オンライン会議システム(Zoom)による開催」と決定しました。お忙しいこととは存じますが、会員の皆様のご出席を頂きたく、ご案内申し上げます。

*日 時 2022年5月28日(土)15:00 ~ 16:30(終了時間は予定)
*場 所 オンライン会議システム(zoom)による開催

この総会に関する詳細および会員の出欠届については、以下のサイトをご覧下さい。
会員専用 総会案内ページ

 

JOAコロキウム 第233回報告&第234回開催案内(2022/04/27)

第233回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年4月20日(水):18:20-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:9名
・テーマ:「2020東京パラリンピック大会」記録映像他

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.「2020東京パラリンピック大会」記録映像関連
(1)パラリンピック記録映像作成の経緯について(師岡会員)
・1964年東京パラリンピック大会での記録映像は非公式。角川の協力の下、残された映像を上智大学で上映。関心呼ぶ。
・2020大会ではIPCとNHKが協力して記録映像化決定、森喜朗元組織委員会会長の尽力もあった。
・3月29日深夜のNHK放映は、3月24日の組織委員会理事会の配付資料にも掲載済み。各メディアは取り上げず周知されなかった。JPCもNHKのパラスポーツ担当者も知らず。PR不足であり広報の目詰まり感あり。
・5月3日18:10-NHKのBS1で再放送予定。今後は、IPCが編集し、英語字幕をつけて公開予定。
・河瀬監督のオリンピックの公式記録映画は2本立て:6月3日、6月24日に公開予定
・参考:その後、予告編が公開されました:https://www.youtube.com/watch?v=NMxbMwKDyo8&t=5s

(2)記録映像の概要(舛本)
・17本の物語構成。東京パラ大会の競技パフォーマンスではなくヒューマンストーリーに焦点。事前に登場人物を決定して、家族など追いかける、Bud Greenspan的な構成。パラリンピアンだけでなく、パラ開会式で独演した森田かずよ氏や「ギソクの図書館」で義足を体験する子どもたちなどの姿も収録されている。
・大会のテーマソングがないことが、記録映像化でインパクト不足の原因にも。(オリンピックでもマスコットでも同様か)
・参考:『オリンピズムの伝道館』の『映像記録 東京2020パラリンピック』字幕解説 (逍遥=そぞろ歩記NO.20 ) https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/ホーム/オリンピズムの伝道師の逍遥記そぞろ歩記#h.qoemjsrjanfx

(3)自由意見交換
・競技パフォーマンスに焦点化して欲しい。ヒューマンストーリーに関心がある人と分かれるかも知れないが。
・東京都や文科省がオリンピック・パラリンピック教育上でどのような対応をするのか関心がある。しかし、コロナ禍の現状、各学校では観覧推奨することは難しい状況。東京都の「学校2020レガシー」プログラムでも方向性は不明である。
・組織委員会は小規模化で残務整理のみ。人手不足。教育面では布村副会長にアプローチする方が良いであろう。既に東京都もオリンピック・パラリンピックには無関心。外部からの圧力がないと動かないのが官僚組織。
・D&Iとしてのパラリンピック競技大会の方向性のもと、日本の障害者団体にとってはどのような位置づけに? 障害者をパターン化して「やればできる」的に見なすべきではない。パラアスリートは特別な存在であること、よりwell beingで過ごせるような取り組みこそが大切。スポーツをするしないは別の問題。また、エイブリズムの問題も考慮する必要があろう。
・スポーツとして扱われることには賛同あり、しかし超人として見られることには違和感あり。 Sport for all は健常者の障害者も同じ方向。スポーツを楽しめる方向こそ望ましい。

2.「2030年札幌冬季大会」の招致運動に関して(自由意見交換)
・第3期スポーツ基本計画にもぎりぎり間に合わせた。招致が前提となっている。しかし、一部の人たちだけが動いている感じでもある。意向投票の数字も変化している。環境問題、コロナ対策のほうが先決、ロシアの北海道侵攻の危惧などのほうの関心が大である。特に、ロシアへの対応やつき合い方を決定する必要がある。IOCの守備範囲を超えるが政治を巻き込んだ議論が必要。また、現状日本が開催できる国力があるのかどうか?
・日本ハム球団が移動した後の札幌ドーム球場の存続可能性とそこで大会の開閉会式を計画する案の問題。北海道全体の具体的なスポーツ問題との関係が重要。長野のスパイラル再利用にかかるお金の問題も不明。
・招致計画自体が都市開発と経済振興であり、オリンピズムなどに基づいた理念や開催意義が不明である。
・2030年はSDGsのゴール達成年度である。ウクライナ戦争で気候変動への対応などが遅滞する中、人権問題なども含めSDGsへの配慮が重要である。
・2030年までのあと8年間で新しいオリンピック・パラリンピックの姿を作り上げていく発想が大切。IOCに提案するためにも、開催計画案には「アジェンダ2020+5」などの理念を再確認すべきである。さらに、地球温暖化が進行する中、夏季大会の屋内種目を冬期に移行するなど、大胆なオリンピック改革が必要であろう。
・IOCが一方的に開催費負担を押しつける開催都市の持ち回り方式の要再考。アテネ、ローザンヌなど大会の定点開催案も考慮すべき。
・北海道は不景気の状況下、企業の体力は弱い。対ロシアの問題でもサケマス交渉、北方領土問題、軍事演習など問題が大きい中、金のかかる冬季大会が開催できるのか?
・考えるべきことはオリンピックの開催がスポーツ振興には繋がらないというデータがあること。国民のwell-being、健康で楽しめるスポーツの振興のための普及と環境整備が重要。
・日本全体が、スポーツは観るものとなってしまった。大会開催がスポーツ振興にはマイナスにはならないであろうが。

3.山下JOC会長の個人的なプーチン批判声明に関連して(自由意見交換)
・この個人的声明の発信に関して、「それだけ?」「今頃?」など批判的な感想が多い状況である。タイミングが悪い。
・JOC自体としてのステートメントは出されていない。(これは日本のスポーツ界全体に言えることではあるが、、。)
・「オリンピックは戦争を止める力があるのか?」というようなトーク企画があるが、その発想にも問題が。
・ロシア&ベラルーシ選手団の排除は国際水泳連盟も立場を変更した。ウィンブルドンは未決定(このコロキウムの後、AELTCは両国選手の排除の方針を打ち出したが、、。)
・条件つけて受け入れる方向も考えられる。

4.4月6日の「開発と平和のためのスポーツ国際デーIDSDP」関連
・4月6日は「開発と平和のためのスポーツ国際デーInternational Day of Sport for the Development and Peace (IDSDP)」でした。IOCはそのためのメッセージと動画を配信しました。その動画には、これまでのオリンピック開閉会式で歌われた『イマジン』の映像が編集されています。2024パリ大会組織委員会もイベント開催しました。
・残念なことに日本では何もイベントやメッセージが配信されませんでした。札幌冬季大会招致はニュースになっても、オリンピズムの究極的な目標である世界平和希求運動は全く理解されていないようです。
・何故4月6日なのかは、近代オリンピック大会の第1回である1896年アテネ大会の開会式の日だからです。
・参照:『オリンピズムの伝道館』「世界平和に向けたオリンピック・ムーブメント」の一例(逍遥=そぞろ歩記NO.19) https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/ホーム/オリンピズムの伝道師の逍遥記そぞろ歩記#h.hpzcb6j9o8oo

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回も、自由参加で様々な話題に対して自由に意見交換をしました。

 

第234回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2022年5月19日(木)18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!

〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年5月16日(日)17:00

スポーツ3団体からのウクライナへの義援募金に関する依頼について(お知らせ)(2022/04/25)

公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)、公益財団法人日本パラスポーツ協会(JPC)の3団体が連携し、すべてのスポーツ関係者に対し、ウクラナの避難民の支援ならびに本土復興のための支援金を募集しています。

日本オリンピック・アカデミーでは、この募集情報を得て、広く、関係の方々に情報を共有することといたしました。

詳細につきましては、3団体から発信された依頼文書をご参照ください。

JSPO・JOC・JPCからのウクライナ義援金募集のお願い