「JOAハウス実行委員会」は、広報委員会の協力の下、「東京2020大会」のオリンピック競技大会開催期間中に「バーチャルJOA HOUSE」の特設websiteを開設しました。そこでは、以下のようなコンテンツを掲載しました。
- 「JOAの部屋」:JOAとは、JOAのwebsiteへの導入
- 「活動の部屋」:Peace ORIZURU、TOKYO 2020 Share The Passion、トーチの花を咲かせましょう
- 「学びの部屋」:オリンピズムの3つの柱、オリンピック基礎講座、オリンピックと人権
- 「クーベルタンと芸術の部屋」:国際ピエール・ド・クーベルタン委員会が制作したバーチャル・ミュージアム「クーベルタンと芸術展」
- 別館「芸術館」
- 別館「学習館」
参照:https://olympic-academy.jp/joahouse/
(website構築:広報委員会來田享子理事)
また、「参加の部屋」と題して、以下のようなオンライン・イベントを開催しました。
- 「JOAフォーラム」:情報交換と自由な意見交換の場
- 「NOAイブニング・プログラム」:外国のオリンピック・アカデミーメンバーとの活動に関する情報・意見交換
- 「特別レクチャー」:特別テーマでのレクチャーと意見交換
これらの開催概要は以下のJOA House専用サイトをご覧下さい。
https://olympic-academy.jp/joahouse/action/
なお、Virtual JOA HOUSEオンライン・イベントの本部会場は、武蔵野大学有明キャンパス6号館をお借りして開設しました。会場を無償提供頂いた武蔵野大学さまに感謝申し上げます。
①7月24日(土)17:00-19:00:「JOAハウス」opening記念「JOAフォーラム」
テーマ:「東京2020大会に期待すること/期待すべきこと」
コーディネーター:飯塚俊哉(JOA会員)
参加者数:37名(最大時)(参考申込者数:国内25名、海外11名)
PartⅠ:1700~19:00
オープニング 開館挨拶:「JOAハウス」館長 望月JOA会長
実行委員長 舛本副会長(東京都立大学・武蔵野大学 客員教授)
1.JOA会員4名程度予定(ジェンダー、平和運動、SDGs等)より情報提供、意見表明
宮嶋泰子氏(元テレビ朝日、一般社団法人カルティベータ代表)
佐藤次郎氏(元東京新聞編集委員)
野上玲子氏(日本女子大学)
建石真公子氏(法政大学)
2.野口亜弥氏(一般社団法人 S.C.P.Japan 代表:ジェンダー)
3.都築則彦氏(NPOおりがみ理事長、学生団体おりがみ設立者(ボランティア関連)
4.杉山文野氏(JOC理事:プライドハウス東京)
Part Ⅱ:19:00~19:30
写真展「平和への道」紹介 高田トシアキ氏(写真家)
概要:JOA HOUSEの開設を記念し、「東京2020大会」の競技の初日に、このコロナ禍の東京大会に「期待すること」および「期待すべきこと」について自由に意見を述べ合いました。共生社会、SDGs、ジェンダー平等、平和運動などなど。広島市の平和運動写真家の広告など、何人かの方に基礎的な情報提供をお願いしました。
②7月26日(月)17:00-19:00:「台湾イブニング」(英語逐語通訳付き)
テーマ:「台湾におけるオリンピック・ムーブメント:台湾オリンピック・アカデミーの活動紹介」
コーディネーター:舛本直文+荒牧亜衣(JOA会員)
レクチャラー:Leo Hsu(許 立宏)博士+Felix Chan氏&Kathy Ko先生
参加者数:33名(最大時)(参考申込者数:国内24名、海外33名)
概要:台湾のオリンピック研究の第1人者による台湾のオリンピック・ムーブメントについての紹介。特に、大学のオリンピック養育実践、国立台湾体育大学のオリンピック・ミュージアムの紹介などを中心に。後半は台湾の高校教員から、彼らが実践しているオリンピック教育の様子を紹介して頂きました。
③7月29日(木)17:00-19:00:「シンガポール・イブニング」(英語逐語通訳付き)
テーマ:Olympic Movement in Singapore: The activities organised by SOA and or Schools in Singapore post 2010
コーディネーター:唐澤あゆみ+大津克哉(JOA会員)
レクチャラー: Mrs. Tam-Lim Kim Gek(タン-リン キム ゲク校長)+Mrs. Teo-Koh Sock Miang(SOA会長)+Loo Chuan Long Richmond先生+Sulasteri Binte Mohammed Sidek先生
参加者数:34名(最大時)(参考申込者数:国内24名、海外41名)
概要:シンガポールは2010年に世界初のYOGを開催。そのレガシーとしてのYOGパークやYOGオリンピック・ミュージアムも設置。最近はSOAが国際オリンピック・アカデミー・セッションを開催し、日本からも若手のJOA会員が参加しています。Tam-Lim Kim Gek SOAフェローには、シンガポールのオリンピック・ムーブメントの様子を紹介してもらいました。Bendemeer小学校でのオリンピック教育の紹介に応じて意見交換を行いました。
④8月2日(月)17:00-19:00:「特別レクチャー」(英語逐語通訳付き)
テーマ:「2012年ロンドン大会のレガシーとしてのGet Set(Get Set as the legacy of the 2012 London Games)」
レクチャラー:Vassil Girginov(ワシル・ギルギノフ)博士
コーディネーター:本間恵子(JOA会員)
参加者数:23名(最大時)(参考申込者数:国内25名、海外38名)
概要:著名なオリンピック研究者であり、2012年ロンドン大会のレガシーの評価もしている立場から、ロンドン大会から始まった英国のオリンピック教育「Get Set」について報告してもらいました。今も継続しているこのオリンピック教育はどのようなものであったのか? 今ではどのような学習活動をしているのか?レガシーはどうなのか? などJOA会員にとっても貴重な情報提供の場となりました。
⑤8月5日(木)17:00-19:00:「ドイツ・イブニング」(英語逐語通訳付き)
テーマ:GERMAN OLYMPIC ACADEMY(DOA):Five Rings – One Idea – Many Ideals
レクチャラー:Holger Preuss(ホルガー・プロウス)博士
コーディネーター:舛本直文+岩瀬裕子(JOA会員)
参加者数:29名(最大時)(参考申込者数:国内23名、海外37名)
概要:ドイツのオリンピック・アカデミー(DOA)の活動紹介を中心に情報提供して頂きました。IOAとの連携プログラムだけでなく、ドイツのNOCや政府との連携プログラムについて情報提供頂きました。また、IOCのサステナビリティ&レガシー委員会の委員としての活動の他、レガシー・キューブに代わるレガシー・フレームの概要について情報提供して頂きました。
⑥8月9日(月)17:00-19:00:「JOAハウス」closing「JOAフォーラム」
テーマ:「東京2020大会を評価する:未来への継承(警鐘?)とは」
コーディネーター:野上玲子(JOA会員)
参加者数:34名(最大時)(参考申込者数:国内35名、海外18名)
概要:「東京2020大会」のオリンピック大会閉会式直後に、このコロナ禍の東京2020大会の評価を行いました。
Part Ⅰ:17:00~18:00
1.学術研究者による情報提供、意見表明
「東京2020大会におけるジェンダー平等を評価する」
松宮智生氏(清和大学法学部准教授、スポーツ哲学、スポーツ法、スポーツとジェンダー)
2.学術研究者による情報提供、意見表明
「東京2020大会が『歴史』となるその時に向けて:『神話』化へのささやかな抵抗の表明」
冨田幸祐氏(日本体育大学オリンピックスポーツ文化研究所助教、スポーツ史、スポーツ社会学)
Part Ⅱ:18:00~18:30
openingテーマ「東京2020大会に期待すること/期待すべきこと」を評価する
飯塚俊哉氏(JOA会員)
Part Ⅲ:18:30~19:00
クロストーク「東京2020大会における評価と未来への継承(警鐘?)とは」
登壇者、参加者によるクロストーク
付記:上記②~⑤の英語逐語通訳付きイベントでは、通訳者の人選および調整にはJOAの和田恵子理事にご尽力頂きました。また、海外への告知のための英文作成および配信、参加証の発行も和田理事にお願いしました。
文責:舛本直文(JOAハウス実行委員会委員長)