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第168回JOAコロキウム 報告

第168回JOAコロキウム報告

日 時:2016年7月13日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:10名(学生2名を含む)+情報交換会から1名参加

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
①オリンピック関連情報の提供(今井、舛本)

ジェトロの文化プログラム試行プロジェクト(今井)、『栄光のランナー』公開情報(J・オーウェンスのベルリン)と伝記本、ブレードジャンパーのマルクス・レームのリオ断念、8・6にリオ開会式での黙祷運動、オリンピックコンサート2016案内、オリパラ教育、企業も一役:スポーツ教室や独自教材、吹浦さん監修『オリンピックのクイズ図鑑』(学研)の紹介(これは参加者全員に献本されました。)、第170回記念特別コロキウム企画案の審議

②若手報告:
1.我武者羅応援団の吉田沙保里選手壮行会応援ビデオ(ゲストの武藤貴宏氏):勝利や金メダルに拘泥しない応援ぶりの紹介
2.文科省「第8回オリンピック・パラリンピック教育に関する有識者会議」の傍聴報告(青柳さん):光と影の両面の学習、パラリンピックがおまけにならないような教育、東京都、スポーツ庁、組織委員会、各地方の教育委員会4者の連携が必要、H28年度は全国10カ所でコンソーシアム編成し事業展開する。

③ 「東京都のオリパラ教育映像教材を観る」(NHKエンタープライズ:日本語 約20分x1本)、Panasonicの教育プログラムの映像教材を観る(大会の意義とそれを支える人々)
東京都教育委員会が作成したオリパラ教育映像教材の第5巻「1964年東京オリンピック:2020年に向けて」(監修:舛本直文)、Panasonic映像教材「オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム」の一部を観ました。配付資料は小学校教員用の手引きの内容紹介箇所です。映像を観た後、各10分間の意見交換を行いました。 1964年東京大会の巻では、目新しい国の例としてエチオピアはあまり相応しくない、坂井義則氏の生誕地を「広島」とするには作為的である、というような意見が出ました。閉会式の祝祭的乱入がお酒のせいかどうか、話題となりました。映像教材の出来映えはまずまずという評価でした。次のPanasonicの映像教材では、オリンピックの3つの価値の誤訳の指摘、大会の裏方としてのPanasonicの活躍が大きな時間を割いているなどの意見がありました。ワークブックに基づいて用いられる映像教材、ティーチャーズガイドも準備され、Panasonicの力の入れ方が窺えまました。
終了後は,いつもの情報交換会。賑やかで盛会の居酒屋談義でした。

第167回JOAコロキウム 報告

第167回JOAコロキウム開催報告

日 時:2016年6月14日(火)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:15名(学生2名含む)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
① オリンピック関連情報の提供(舛本)  

シンガポールの「スポーツと環境シンポジウム」参加報告&シンガポールのスポーツ・ハブの紹介、東京都のオリパラ教育(重点校と夢・未来プロジェクト指定校の紹介)、2020年東京大会招致疑惑報道、東京2020大会広報メッセージ「みんなの輝き、つなげていこう。」の紹介、IOCのOlympic Channel、特別コロキウム企画案の紹介。吹浦さんの『なるほど、なっとく!世界の国旗』(新刊)の紹介。これは情報交換会でプレゼントされました。

② 「東京都のオリパラ教育映像教材を観る」(NHKエンタープライズ:日本語約20分x2本
東京都教育委員会が作成したオリパラ教育映像教材の第3巻「クーベルタン:夢と理想」(監修:和田浩一)、第4巻「嘉納治五郎:オリンピックへの道」(監修:真田 久)を観ました。配付資料は中学校教員用の手引きの両巻の内容紹介箇所です。各巻を見た後、今回も各10分間の意見交換を行いました。
クーベルタンの巻では、クーベルタンの格言をオリンピズムとして紹介しているナレーション、アンリ・ディドン神父が提案した「オリンピック・モットー」をクーベルタンが提案したと紹介した内容には少し問題があるという意見がありました。嘉納治五郎の巻では、平沢和重氏の招致演説の録音の存在に関心がありましたが、この件は不明です。嘉納の人物像は多面的であり、柔道家、教育家、体育人、国際派、IOC委員、1940年大会招致の立役者などなど多くの面がDVDで紹介されていて、フォーカスが難しいという意見もありました。女子柔道の推進者であったことの紹介も欲しいところです。また、1964年東京大会を紹介する際には入場行進が日本選手団からになるのは誤解される可能性、入場行進では、ギリシャを先頭にして欲しいという意見もありました。
終了後は,いつもの情報交換会。吹浦さんの著書のじゃんけん大会など、賑やかで盛会の居酒屋談義でした。

第166回JOAコロキウム 報告

第166回JOAコロキウム報告

日 時:2016年5月13日(月)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

<内容>
① オリンピアでのIOAのNOA・NOC合同セッション報告(舛本)
5月7日-12日の間にレクチャラーとして参加したIOAのNOA・NOC理事者・役員合同セッションの報告を写真と旅行記で行いました。併せて、国際オリンピック休戦センターIOTC訪問とそこで発見した2004年アテネ大会のオリンピック休戦賛同者のサインボードの紹介をしました。IOTCの所長等は2020年東京大会に大いに関心を持っていました。オリンピア市には日本人の国分博士の銅像があります。稲沢市との姉妹縁組を仲介した哲学者です。そこには日の丸とギリシャの市民旗(初参加の吹浦さんから教えて頂きました)が掲げられていました。必見です。

② 「東京都のオリパラ教育映像教材を観る」(NHKエンタープライズ:日本語約20分x2本)
東京都教育委員会が作成したオリパラ教育映像教材の第1巻「オリンピック:オリンピズムが求める世界」(田原さん監修)、第2巻「パラリンピック:人間の可能性」(來田さん監修)を観ました。配付資料は教員用の手引きの両巻の内容紹介箇所です。映像は45分授業の中で活用できるように20分少々で編集されています。ナレーションにはNHKの専門アナウンサー達です。両巻を見た後、10分の意見交換を行いました。映像教材で良い内容や欲しい内容、問題の指摘など、様々な意見交換がありました。この映像教材には小・中・高の学校種別の内容がないので、低学年の先生方の活用には難しさがあるように思いました。また、オリンピックの問題点を考えさせる内容がないのが残念という意見もありました。さらには、一般市民向けのオリパラ教育の機会や教材が必要である、という意見もありました。JOAのメンバーが監修者ですが、シノプシスはNHKエンタープライズが作成しているので、内容チェックやアナウンス内容のチェックなどが監修の主な仕事です。映像入手の限界などもあると思われます。後は、学校での活用の仕方次第!
終了後は,いつもの情報交換会。賑やかで盛会の居酒屋談義でした。

第165回JOAコロキウム 報告

第165回JOAコロキウム報告

日 時:2016年4月18日(月)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
① 各種情報紹介:
2016年東京都オリパラ教育「ようい、ドン!」、IOCのOlympic Laurel Awardのニュース、エンブレム4候補概要、新刊書紹介「オリンピック文化プログラム」「東京文化資源区の歩き方」「オリンピック経済幻想論」(舛本)、ピョンチャンのチケットニュース(今井さん)

② 若手研究報告:第3回ユースセッション「中京大学豊田キャンパス」(青柳さん)
3月22-24日の2泊3日、東海地区を中心に中京大学で開催されたユースセッションの各種プログラムの様子が写真を元に紹介されました。参加者は高校生18名。講師9名、29名のサポートスタッフで成功裏に終了した。

③ 2014年ソチ冬季大会閉会式の後半(NHK:日本語 約2.5時間の後半約1.5時間)
閉会式は子供たち3人が登場し、彼らが案内人となって物語が進みました。ロシアの代表的な芸術文化が音楽とパフォーマンスによって展開されていきます。先ずは、シャガールの絵の世界を描きます。音楽の世界はピアニスト達の演奏で、バレエはボリショイとマリンスキーの両バレエ団の共演、文学の世界ではロシアの12人の文豪達、最後はボリショイサーカスの道化達とパフォーマー達。ラフマニノフのピアノ曲は浅田真央選手の演技曲。オリンピック旗のハンドオーバーセレモニーでピョンチャンに手渡されました。ウェルカムパフォーマンスは韓国の伝統的な琴の演奏とユネスコの無形文化遺産である「アリラン」はオペラ歌手、ジャズ風、クラシック風、ロック調と様々な趣向で歌い上げられました。さて、東京ではどのようなウェルカムになるのでしょう。公式儀式ではSOCOGのチェルニシェンコの「ロシアは約束を果たした」とのスピーチ。IOCのバッハ会長は「アスリートの大会だった」とともに平和、寛容、尊敬の社会を希求する大切さを強調しました。聖火を消すのは3体のマスコット達、1980年の閉会式のミーシャも映像で登場。ホッキョクグマが氷の息をフッと吹きかけると聖火は静かに消えて目には涙を浮かべたのです。マスコットに愛称がないのも不思議な大会。フィナーレは花火で華やかに、フィールドではダンスパーティへと変わっていくのでした。
終了後は,いつもの情報交換会。エンブレム談義など賑やかな居酒屋談義でした。

第164回JOAコロキウム 報告

第164回JOAコロキウム開催報告

日 時:2016年3月10日(水)18:00-20:00

場 所:「新中野切手サロン」

参加者:9名(学生2名を含む)

テーマ:映像で見るオリンピックの歴史

内 容:
①各種情報紹介
2016年JOAユース・セッション打合会報告(青柳君)、2月開催のJOA特別コロキウム報告他(舛本)、東京商工会議所によるオリパラ気運盛り上げの要望書の解説(対組織委員会)(今井さん)

② 若手研究報告:IOCによる「ROA」チーム結成というニュースを受けて(黒須あかりさん)
IOC理事会が3月2日に発表した難民オリンピック選手団結成というニュースを受けて、IOAとIOPなど国別参加でなく、オリンピック旗とオリンピック賛歌を用いる方式の歴史的な紹介。

③ 2014年ソチ冬季大会閉会式の前半(NHK:日本語 約2.5時間の前半約1時間)
閉会式は子供たち3人が登場し、彼らが案内人となって物語が進みます。ロシアの代表的なパフォーマンスが文化・芸術・音楽に乗せて展開されていきます。何と言ってもまずはボリショイサーカスの道化たちです。光の伝道師たち700人がフィールドで演じたのが、開会式で4輪しか開かなかった五輪マーク展開の失敗を逆手に取ったパフォーマンス。今回は開かなかった一つの輪が開いていき、観客から大拍手。このような演出はバンクーバーの閉会式でもありましたね。ロシアの国歌は1,000人の子供たちのコーラスで。軍隊のマーチングバンドの演出の後、88NOCの旗手たちの入場です。日本の旗手はカーリングの小笠原選手。続いて選手団の入場。日本選手団は日の丸とロシアの国旗の小旗を振りながらの入場。最近はバラバラの入場行進と言っても各国の選手団が固まって入場しています。ロシアチームは最後の入場。次は男女クロカン長距離の表彰式。女子はノルウェー、男子はロシアが表彰台を独占です。ノルウェーのマリー・ビョルゲン選手は通算6個の金、全部で10個のメダル獲得です。新アスリート委員2名の紹介の後、ボランティアへの感謝の花束贈呈。引き続きがロシアの文化・芸術をベースにしたパフォーマンス。乞う後半のご期待!
終了後は,いつもの情報交換会。今後のコロキウムの映像題材、東商の要望書、などなど賑やかな居酒屋談義でした。