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JOA Statement: JOA Executive Board Condemns Russia’s Breach of the Olympic Truce Resolution

28 Feb 2022

 The Japan Olympic Academy (JOA), an organization committed to the Olympic Charter which advocates promoting a peaceful society that respects human dignity, strongly condemns the breach of the Olympic Truce by the Russian government.

 All of the 193 United Nations member states adopted the Olympic Truce at the UN General Assembly held on December 2, 2021. The world must observe the Olympic Truce resolution in solidarity, which begins seven days prior to the opening of the 2022 Beijing Olympic Winter Games and ends the seventh day following the closing of the 2022 Beijing Paralympic Winter Games. Russia, in particular, is one of the 173 nations that co-sponsored the most recent Olympic Truce resolution. Moreover, the Olympic Truce spirit must be respected beyond the truce period.

 On March 4, 2022 the Beijing 2022 Paralympic Winter Games will start. The Paralympic Games were created based on the idea of using the power of sport to help people injured during World War II return to society. The Paralympics history started with mutual respect for diversity and the promotion of peace, denying engaging in conflict with each other. As we stand on the verge of the Paralympic Winter Games, we strongly condemn the breach of the Olympic Truce resolution.

 The JOA, in agreement with the statement announced by the IOC*, IOA** and IPC***, strongly requests Russia observes the Olympic Truce Resolution.

 

* IOC strongly condemns the breach of the Olympic Truce”
https://olympics.com/ioc/news/ioc-strongly-condemns-the-breach-of-the-olympic-truce

** The International Olympic Academy unites its voice with the International Olympic Committee, firmly condemning the Russian invasion to Ukraine.
https://ioa.org.gr/the-international-olympic-academy-condems-the-russian-invasion-to-ukraine/

*** IPC calls for peace ahead of Beijing 2022 Paralympic Winter Games
https://www.paralympic.org/news/ipc-calls-peace-ahead-beijing-2022-paralympic-winter-games

 

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Déclaration du Conseil d’administration du JOA condamnant la violation de la résolution sur la “trêve olympique

 Le 28 février 2022

L’Académie olympique japonaise (JOA), une organisation à but non lucratif, condamne fermement la violation de la trêve olympique par le gouvernement russe, conformément aux principes de l’Olympisme, qui visent à promouvoir une société pacifique fondée sur la dignité humaine.

 Lors de l’Assemblée générale des Nations unies du 2 décembre 2021, la résolution relative à la trêve olympique a été adoptée par les 193 États membres des Nations unies.

 7 jours avant l’ouverture des Jeux olympiques d’hiver de Pékin 2022, le 4 février 2022, et 7 jours après la clôture des Jeux paralympiques d’hiver de Pékin 2022, le 13 mars 2022, la société internationale doit être solidaire et nous devons respecter la trêve olympique. En particulier, la Russie est l’un des 173 pays qui ont coparrainé cette résolution.
 En tout état de cause, l’esprit de la trêve olympique ne doit pas être respecté uniquement pendant les Jeux.

 Le 4 mars 2022, les Jeux paralympiques d’hiver débuteront à Pékin.
 Les origines des Jeux paralympiques remontent à la tentative d’utiliser le potentiel du sport pour réhabiliter les blessés de la Seconde Guerre mondiale. Ce que ces origines révèlent, c’est un rejet fondamental des conflits entre les peuples, une reconnaissance de la diversité et un esprit de promotion de la paix. 
 La rupture de la trêve olympique à l’approche des Jeux paralympiques doit être condamnée.

 JOA approuve la déclaration suivante du CIO et du CIP et exhorte la Russie à respecter la trêve olympique.

 

* Le CIO condamne fermement la violation de la Trêve olympique.
https://olympics.com/cio/news/le-cio-condamne-fermement-la-violation-de-la-treve-olympique

** L’Académie Internationale Olympique joint sa voix à celle du Comité International Olympique pour condamner sans équivoque l’invasion de l’Ukraine par la Russie.
https://ioa.org.gr/5217/?lang=fr

*** IPC calls for peace ahead of Beijing 2022 Paralympic Winter Games
https://www.paralympic.org/news/ipc-calls-peace-ahead-beijing-2022-paralympic-winter-games

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「オリンピック休戦」決議違反を非難するJOA理事会声明

2022年2月28日

特定非営利活動法人日本オリンピック・アカデミー(以下、JOA)は、人間の尊厳に重きを置く平和な社会の推進をめざすという、オリンピズムの原則に則り、ロシア政府によるオリンピック休戦の違反を強く非難します。

 2021年12月2日の国連総会では、193の国連加盟国すべてによって、オリンピック休戦決議が採択されました。2022年北京冬季オリンピック競技大会が開幕する2022年2月4日の7日前から、2022年北京冬季パラリンピック競技大会が閉幕する3月13日の7日後まで、世界は連帯してオリンピック休戦を遵守する必要があります。とりわけロシアは、このたびの休戦決議を共同提案した173カ国のひとつです。さらに、オリンピック休戦の精神は、期間中を超えて尊重されるべきものです。

 2022年3月4日には、北京で冬季パラリンピック競技大会が開幕します。パラリンピックの起源は、第二次世界大戦で傷ついた人々の社会復帰のためにスポーツの力を活用しようとしたものです。この成り立ちは、人々の争いを根源的に否定し、多様性を認め合い、平和を推進する精神に満ちています。そのパラリンピック競技大会を目前にして、オリンピック休戦が破られたことは、厳しく非難されるべきです。

 JOAは、国際オリンピック委員会(IOC)、国際オリンピック・アカデミー(IOA)および国際パラリンピック委員会(IPC)による以下の声明に賛同し、ロシアに対し、オリンピック休戦の遵守を強く求めます。

 

<IOCによる声明>
2022年2月24日「IOC はオリンピック休戦違反を強く非難する(IOC strongly condemns the breach of the Olympic Truce)」
https://olympics.com/ioc/news/ioc-strongly-condemns-the-breach-of-the-olympic-truce

<IOAによる声明>
2022年2月27日「IOAはIOCの声明と連帯し、ロシアのウクライナ侵攻を断固として非難する(The International Olympic Academy unites its voice with the International Olympic Committee, firmly condemning the Russian invasion to Ukraine.)」
https://ioa.org.gr/the-international-olympic-academy-condems-the-russian-invasion-to-ukraine/

<IPCによる声明>
2022年2月24日「IPCは北京パラリンピック冬季大会に向け平和を呼びかける(IPC calls for peace ahead of Beijing 2022 Paralympic Winter Games)」
https://www.paralympic.org/news/ipc-calls-peace-ahead-beijing-2022-paralympic-winter-games

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English Version

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”バーチャルJOA HOUSE”オンライン・イベント概要報告

「JOAハウス実行委員会」は、広報委員会の協力の下、「東京2020大会」のオリンピック競技大会開催期間中に「バーチャルJOA HOUSE」の特設websiteを開設しました。そこでは、以下のようなコンテンツを掲載しました。

  • 「JOAの部屋」:JOAとは、JOAのwebsiteへの導入
  • 「活動の部屋」:Peace ORIZURU、TOKYO 2020 Share The Passion、トーチの花を咲かせましょう
  • 「学びの部屋」:オリンピズムの3つの柱、オリンピック基礎講座、オリンピックと人権
  • 「クーベルタンと芸術の部屋」:国際ピエール・ド・クーベルタン委員会が制作したバーチャル・ミュージアム「クーベルタンと芸術展」
  • 別館「芸術館」
  • 別館「学習館」

参照:https://olympic-academy.jp/joahouse/
(website構築:広報委員会來田享子理事)

また、「参加の部屋」と題して、以下のようなオンライン・イベントを開催しました。

  • 「JOAフォーラム」:情報交換と自由な意見交換の場
  • 「NOAイブニング・プログラム」:外国のオリンピック・アカデミーメンバーとの活動に関する情報・意見交換
  • 「特別レクチャー」:特別テーマでのレクチャーと意見交換

これらの開催概要は以下のJOA House専用サイトをご覧下さい。
https://olympic-academy.jp/joahouse/action/

なお、Virtual JOA HOUSEオンライン・イベントの本部会場は、武蔵野大学有明キャンパス6号館をお借りして開設しました。会場を無償提供頂いた武蔵野大学さまに感謝申し上げます。

①7月24日(土)17:00-19:00:「JOAハウス」opening記念「JOAフォーラム」
テーマ:「東京2020大会に期待すること/期待すべきこと」
コーディネーター:飯塚俊哉(JOA会員)
参加者数:37名(最大時)(参考申込者数:国内25名、海外11名)

PartⅠ:1700~19:00
オープニング 開館挨拶:「JOAハウス」館長 望月JOA会長
実行委員長 舛本副会長(東京都立大学・武蔵野大学 客員教授)

1.JOA会員4名程度予定(ジェンダー、平和運動、SDGs等)より情報提供、意見表明
  宮嶋泰子氏(元テレビ朝日、一般社団法人カルティベータ代表)
  佐藤次郎氏(元東京新聞編集委員)
  野上玲子氏(日本女子大学)
  建石真公子氏(法政大学)
2.野口亜弥氏(一般社団法人 S.C.P.Japan 代表:ジェンダー)
3.都築則彦氏(NPOおりがみ理事長、学生団体おりがみ設立者(ボランティア関連)
4.杉山文野氏(JOC理事:プライドハウス東京)

Part Ⅱ:19:00~19:30
写真展「平和への道」紹介  高田トシアキ氏(写真家)

概要:JOA HOUSEの開設を記念し、「東京2020大会」の競技の初日に、このコロナ禍の東京大会に「期待すること」および「期待すべきこと」について自由に意見を述べ合いました。共生社会、SDGs、ジェンダー平等、平和運動などなど。広島市の平和運動写真家の広告など、何人かの方に基礎的な情報提供をお願いしました。

②7月26日(月)17:00-19:00:「台湾イブニング」(英語逐語通訳付き)
テーマ:「台湾におけるオリンピック・ムーブメント:台湾オリンピック・アカデミーの活動紹介」
コーディネーター:舛本直文+荒牧亜衣(JOA会員)
レクチャラー:Leo Hsu(許 立宏)博士+Felix Chan氏&Kathy Ko先生
参加者数:33名(最大時)(参考申込者数:国内24名、海外33名)

概要:台湾のオリンピック研究の第1人者による台湾のオリンピック・ムーブメントについての紹介。特に、大学のオリンピック養育実践、国立台湾体育大学のオリンピック・ミュージアムの紹介などを中心に。後半は台湾の高校教員から、彼らが実践しているオリンピック教育の様子を紹介して頂きました。

③7月29日(木)17:00-19:00:「シンガポール・イブニング」(英語逐語通訳付き)
テーマ:Olympic Movement in Singapore: The activities organised by SOA and or Schools in Singapore post 2010
コーディネーター:唐澤あゆみ+大津克哉(JOA会員)
レクチャラー: Mrs. Tam-Lim Kim Gek(タン-リン キム ゲク校長)+Mrs. Teo-Koh Sock Miang(SOA会長)+Loo Chuan Long Richmond先生+Sulasteri Binte Mohammed Sidek先生
参加者数:34名(最大時)(参考申込者数:国内24名、海外41名)

概要:シンガポールは2010年に世界初のYOGを開催。そのレガシーとしてのYOGパークやYOGオリンピック・ミュージアムも設置。最近はSOAが国際オリンピック・アカデミー・セッションを開催し、日本からも若手のJOA会員が参加しています。Tam-Lim Kim Gek SOAフェローには、シンガポールのオリンピック・ムーブメントの様子を紹介してもらいました。Bendemeer小学校でのオリンピック教育の紹介に応じて意見交換を行いました。

④8月2日(月)17:00-19:00:「特別レクチャー」(英語逐語通訳付き)
テーマ:「2012年ロンドン大会のレガシーとしてのGet Set(Get Set as the legacy of the 2012 London Games)」
レクチャラー:Vassil Girginov(ワシル・ギルギノフ)博士
コーディネーター:本間恵子(JOA会員)
参加者数:23名(最大時)(参考申込者数:国内25名、海外38名)

概要:著名なオリンピック研究者であり、2012年ロンドン大会のレガシーの評価もしている立場から、ロンドン大会から始まった英国のオリンピック教育「Get Set」について報告してもらいました。今も継続しているこのオリンピック教育はどのようなものであったのか? 今ではどのような学習活動をしているのか?レガシーはどうなのか? などJOA会員にとっても貴重な情報提供の場となりました。

⑤8月5日(木)17:00-19:00:「ドイツ・イブニング」(英語逐語通訳付き)
テーマ:GERMAN OLYMPIC ACADEMY(DOA):Five Rings – One Idea – Many Ideals
レクチャラー:Holger Preuss(ホルガー・プロウス)博士
コーディネーター:舛本直文+岩瀬裕子(JOA会員)
参加者数:29名(最大時)(参考申込者数:国内23名、海外37名)

概要:ドイツのオリンピック・アカデミー(DOA)の活動紹介を中心に情報提供して頂きました。IOAとの連携プログラムだけでなく、ドイツのNOCや政府との連携プログラムについて情報提供頂きました。また、IOCのサステナビリティ&レガシー委員会の委員としての活動の他、レガシー・キューブに代わるレガシー・フレームの概要について情報提供して頂きました。

⑥8月9日(月)17:00-19:00:「JOAハウス」closing「JOAフォーラム」
テーマ:「東京2020大会を評価する:未来への継承(警鐘?)とは」
コーディネーター:野上玲子(JOA会員)
参加者数:34名(最大時)(参考申込者数:国内35名、海外18名)

概要:「東京2020大会」のオリンピック大会閉会式直後に、このコロナ禍の東京2020大会の評価を行いました。

Part Ⅰ:17:00~18:00
1.学術研究者による情報提供、意見表明
 「東京2020大会におけるジェンダー平等を評価する」
  松宮智生氏(清和大学法学部准教授、スポーツ哲学、スポーツ法、スポーツとジェンダー)

2.学術研究者による情報提供、意見表明
 「東京2020大会が『歴史』となるその時に向けて:『神話』化へのささやかな抵抗の表明」 
  冨田幸祐氏(日本体育大学オリンピックスポーツ文化研究所助教、スポーツ史、スポーツ社会学)

Part Ⅱ:18:00~18:30
  openingテーマ「東京2020大会に期待すること/期待すべきこと」を評価する
  飯塚俊哉氏(JOA会員)

Part Ⅲ:18:30~19:00
  クロストーク「東京2020大会における評価と未来への継承(警鐘?)とは」
  登壇者、参加者によるクロストーク

付記:上記②~⑤の英語逐語通訳付きイベントでは、通訳者の人選および調整にはJOAの和田恵子理事にご尽力頂きました。また、海外への告知のための英文作成および配信、参加証の発行も和田理事にお願いしました。

     文責:舛本直文(JOAハウス実行委員会委員長)

 

 

 

東京2020 D&Iアクションのお知らせ

東京2020組織委員会が、大会を契機に、多様性と包摂(ダイバーシティ&インクルージョン、D&I)を備えた社会へと確かな一歩を踏み出すためのアクションを大会関係者とともに宣言しました。
ムーブメントの趣旨に賛同するスポーツ組織や大会パートナー企業による宣言も公表されています。

このムーブメントは、一般市民も参加することができますので、ムーブメントの趣旨・参加方法・アクション例を示した資料を紹介します。

組織委員会関連HP
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/paralympics/games/diversity-inclusion-tokyo2020-actions/

<日本語版>
東京アクション呼びかけ資料(PDF、日本語)
アクション記入用紙

<英語版>
Tokyo 2020 DI Actions_en(PDF、English)