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国際クーベルタン委員会シンポジウム開催案内

今年12月にリニューアル・オープンするIOCオリンピック博物館で、国際ピエー ル・ド・クーベルタン委員会主催のシンポジウムが開催されますので、ご案内 します。
JOA会員でクーベルタン研究家の和田浩一先生が登壇されます。

日時:2014年1月24日・25日(金・土)
場所:IOCオリンピック博物館(スイス・ローザンヌ)

詳細はProgramme Congrès PdC online. pdfをご覧ください。

 

 

 

 

第136回JOAコロキウム 報告

  • 日 時:2013年11月20日(水)18:00-20:00 (定例の第3水曜日)
  • 場 所:「新中野切手サロン」 (地下鉄丸ノ内線「新中野」下車、4番出口 徒歩1分 LAWSONのあるボニータビル6F)
  • テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
  • 内 容:
    ①1994年リレハンメル冬季大会開会式(NHK:後半)
    1994年リレハンメル冬季大会の開会式の後半。前回、ホーコン皇太子による聖火点火まで観たため、その後の展開を視聴。選手宣誓、審判宣誓の後、ノルウェーの国歌が演奏され、軍隊のマーチングバンド。その間、NHKアナはオリンピック休戦による世界平和希求活動やOCOGがOlympic Aidとして4億円をサラエボに支援したこと、ノルウェーのオスロがノーベル平和賞授賞式の式典会場である理由などを伝えていく。見せ場の文化プロはノルウェーのおとぎ話による伝統的なパフォーマンス。自然と人間をつなぐベッテルが主役である。大勢のベッテルに地中から引き出されたのは大きな卵。それが光り輝き、地球に姿を変える。最後はその地球から大きな鳩の模型が登場し、さらに鳩型の風船が卵から夜空に舞い上がっていく。ジャンプ会場の開会式、ランディングバーンにも鳩が映写され、平和のメッセージを色濃く伝え、花火でフィナーレとなった。
    ②1994年リレハンメル冬季大会の閉会式(NHK:日本語)
    環境五輪のリレハンメル、大会中にサラエボまで出向いたサマランチの平和主義、閉会式でもオリンピック休戦とサラエボへの継続的支援のメッセージを伝えた。環境保護メッセージを伝える犬ぞり隊も登場。シベリアを横断し、長野へはローラースキーで運ぶとのこと。(実際は自転車であったが、、)。ベッテルとトロルのノルウェーのおとぎ話のパフォーマンスが文化プロで再演。平和希求のメッセージは今回は「世界人権宣言」のが力強く読み上げられた。これはオリンピック精神に共通するものであるとされたからである。1500個の風船の鳩が夜空に舞い上がり、聖火が消えていく。長野への伝達儀式では日本の伝統的な着物様式の「雪の精」が登場し、ベッテル達との踊りの共演後、スノーフラワーの6辺の風船が登場。長野のエンブレムを象る。ランディングバーンにsee you in Naganoと投影されフィナーレに。
  • 環境と平和のメッセージを伝統的なパフォーマンスで伝えていく開閉会式のスタイルは、コロキウム参加者にも好評であった。暑いながらもソンドレのセーターを着てきた白髭さん、この開会式の現地取材者である。
  • 居酒屋談義:終了後はいつものように居酒屋談義。ビールと「黒龍」の特選純米吟醸を楽しみながら、オリンピック招致決定後の動向、その他の話題で盛り上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

第14回スポーツ基本法勉強会開催案内

第14回のスポーツ基本法勉強会は本来5月に行う予定でしたが、以下の要領で開催します。

  • 日時:10月29日(火曜日)午後6時から8時
  • 会場:スポーツマンクラブ(岸記念体育会館1階、渋谷区神南1-1-1)
  • 内容:今回の勉強会では、以前既に取り上げた部分ですが、「国際競技大会と基本法」(71頁-)を取り上げます。今回のオリンピック招致、これからの組織委員会の立ち上げが本格化する中で、オリンピック招致や開催に基本法が具体的にどう役立つのか、役立ったのかを考えてみようと思います。
  • テキストは「詳解スポーツ基本法」日本スポーツ法学会【編】成文堂 (2011/12/20 出版)¥3,360 (税込)を使用します。

前回6月の第13回の勉強会では、「体罰や暴力問題を考える」のに関連する競技団体のガバナンスと紛争解決の部分を取り上げました。

 

 

 

 

第135回JOAコロキウム 報告

  • 日 時:2013年10月23日(水)18:00-20:00
  • 場 所:「新中野切手サロン」 (地下鉄丸ノ内線「新中野」下車、4番出口 徒歩1分 LAWSONのあるボニータビル6F)
  • テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
  • 内 容:①1994年リレハンメル冬季大会の開会式(NHK:日本語 3時間強の前半)

    ②JOA監訳:CIPC制作「ピエール・ド・クーベルタン:過去、そして現在」

    ・前半:1994年のリレハンメル冬季大会開会式のNHK国際映像を観ました。環境五輪(グリーン・オリンピック)と呼ばれたこの大会、組織委員会のハイハイベルグ委員長は本大会のテーマを、スポーツ・文化・環境の3つであると述べていました。8月にIOC総会が開催され、オリンピズムの3本柱が決定しますが、彼によって既にここでその3つが表明されていました。IOCサマランチ会長の要請でサラエボの被害者に黙祷を捧げ、「どうか、戦いをやめよ、殺し合いをやめよ、銃を置いてください」とのスピーチに対し、スタンドから大拍手が起きました。国連のオリンピック休戦決議が初めて採択された大会であったのです。演出にはノルウェーのローカル色豊かなパフォーマンスが盛りだくさん。テレマーク集団のジャンプのランディンバーンの大滑走、子供達や民族衣装の人々のダンスや音楽、民族色豊かな開会式のパフォーマンスでした。最後は、ジャンプする聖火ランナーとホーコン皇太子による聖火点火で締めくくりました。

    ・後半:JOAのクーベルタン委員会が監訳された30分強のDVDを観ました。クーベルタン委員会のメンバーも4人参加され、解説とともに吹き替えの声の出演も楽しむことができました。DVDにはクーベルタンに対する批判的な意見も取り入れられ、バランスがとれた資料であると思われました。しかし、情報量が多く、一回の鑑賞では理解が難しい点もあります。中学生の理解のためには副教材資料が必要であろうという意見もありました。クーベルタン委員会の日本語版編集のご苦労に感謝いたします。

    ・居酒屋談義:終了後はいつものように居酒屋談義。ビールと「菊姫」の山廃吟醸を楽しみながら、オリンピック招致決定後の動向、その他の話題で盛り上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

第134回JOAコロキウム 報告

  • 日 時:2013年9月18日(水)18:00-20:00 (定例の第3水曜日)
  • 場 所:「新中野切手サロン」 (地下鉄丸ノ内線「新中野」下車、4番出口 徒歩1分 LAWSONのあるボニータビル6F)
  • テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
  • 内 容:①若手研究者による研究成果紹介:黒須朱莉会員による研究報告「近代オリンピックにおける国歌国旗廃止案について」
    オリンピックとインターナショナリズムに関連した研究内容、つまり1950年代~1960年代に開催されたIOC総会議事録・IOC理事会議事録・IOC理事会とNOCsの合同会議議事録等を基にして研究された結果を、資料をもとに発表して頂きました。その後に参加者より、様々な意見が出され、活発な討論が行われました。

    ②2020年オリンピック・パラリンピック東京開催決定について:2020年東京オリンピック招致決定に関する談義が活発に行われました。

・居酒屋談義:終了後はいつものように居酒屋談義、オリンピック招致決定、研究成果紹介についてなど話題は尽きませんでした。