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活動報告:オリンピックコンサート2025におけるJOAブース出展(2025/08/08)

2025年7月12日(土)、東京国際フォーラム ホールCにて、オリンピックコンサート2025が開催されました。オリンピックコンサートは、日本オリンピック委員会(JOC)が、オリンピック・ムーブメントの推進を目的に、オリンピズムに掲げられたスポーツと文化の融合をかたちにしたオリンピック映像とフルオーケストラが競演する唯一無二のコンサートです。1997年より、オリンピックデー(6/23)イベントの一環として開催されています(詳細はこちら→https://www.harmonyjapan.com/joc2025/)。

今回のコンサートは、来年のミラノ・コルティナ2026冬季大会を見据え、これまでのオリンピックをめぐる勇気と挑戦の名場面を壮大なシンフォニーにのせて振り返る内容でした。12名のアスリートによるトークや子どもたちからのインタビュータイムなども準備され、多様な視点からオリンピックを楽しめるプログラムになっていました。他方、JOAでは、JOCとの連携により毎年ブース出展の機会をいただいており、今回はコロナ禍を挟んで5年ぶりの出展となりました。

JOAブースの出展は、JOA広報委員会のオリンピック・コンサート部門によるもので、今回は青柳秀幸・唐澤あゆみ・木村華織・松原茂章委員に加え、東海大学:大津委員ゼミ4名、清和大学:青柳委員受講生3名の協力を得て行いました。すべての来場者に入場時の配布物としてJOAパンフレットを配布するとともに、入場口の横に設けられたブースには、大人気の聖火リレートーチとの記念撮影スポットを準備しました。記念撮影スポットには、日本オリンピックミュージアム(JOC)からお借りしたトーチ(平昌2018冬季大会、東京2020大会)と、猪谷千春最高顧問にお借りしたトーチ(パリ2024大会、東京2020大会)、合計4本のトーチが展示されました。来場者のみなさんは、トーチを手に取り笑顔で記念撮影していました。16:00の開場とともにJOAブースへの列ができ、開演までに250人近くの方が来場し、写真撮影を楽しんでいました。その後も休憩時間や公演終了後に列ができるなど、約400名の方々と交流することができました。

最終版_オリコンフライヤー2025のサムネイル新たな取り組みとして、写真撮影用の手持ちポップ=「オリンピズム」や「クーベルタンの髭」(をイメージしたもの)を作成しました。これにより、来場者の笑顔とともにオリンピズムやクーベルタンが来場者の記憶と写真に刻まれました。オリンピズムおよびオリンピック休戦、平和、JOAについて紹介するフライヤーも作成し、用意した300枚をすべて配布することができました。大きなスクリーンには、来場者のみなさんからご回答いただいた〈オリンピックに惹かれる理由、感動する/した理由、シーン、要素、アスリートのお名前〉が表示・共有されました。JOAには、こうした価値や意義を、一人でも多くの方へアカデミーとして伝えていく役割があると再確認しました。今後は、JOAのSNSアカウントを立ち上げるなど、更なるムーブメントが期待されます。

2025年度の各種委員会編成に伴い、オリンピック・ムーブメントに関するあらゆる普及・啓発活動が模索・実施される予定です。今後は会員のみなさんにもご協力いただきながら、活動を継承・発展できたらと考えております。活動希望やアイディアなど、ぜひお寄せください。

JOCおよび関係スタッフのみなさん、サポート学生のみなさん、この度もありがとうございました。

文責:青柳秀幸・木村華織

 

 

 

 

 

 

活動報告:JOAオリンピックデーイベント2025(2025/07/14)

6月23日は、国際オリンピック委員会(IOC)が設立されたことを記念する日「オリンピックデー」です。世界中で記念イベントが開催されています。JOAは今年度、日本オリンピック委員会(JOC)と協力して、2つのイベントを開催しました。

【オリンピック・ムーブメントセミナー(令和7年度第1回オリンピアン研修会)】
 日時:6月21日(土) 13:00~16:00
 場所:日本オリンピックミュージアム
JOA_olympic-event2025のサムネイル
JOAからは、オリンピック研究委員会副委員長の青柳秀幸氏(清和大学_専任講師)が登壇し、「東京1964大会から未来へ~オリンピックの理念(オリンピズム)と共に考える~」というタイトルで講演しました。24名のオリンピアンのみなさんを含む33名が参加され、全員でオリンピック・ムーブメントの歴史に学び、eスポーツについて知り・考え、「今」と「これから」できる・でき得るオリンピック・ムーブメントについて、一緒に考えました。JOCのHPにて、当日の概要が公開されていますので、併せてぜひご一読ください。https://www.joc.or.jp/news/20250626_01.html

【オリンピズムに触れよう】
 日時:6月22日(日) 10:00~12:00
 場所:はるみらい(東京2020大会選手村跡地)

オリンピックデーの全世界的テーマである「Let’s Move」に沿った活動として、椅子を使ったヨガ/ストレッチ体験を行いました。講師は北京2008大会に出場した坪井保菜美氏(体操/新体操)が担当し、子どもからご高齢者まで気軽に身体を動かしました。

また、アテネ2004大会と北京2008大会に出場して2大会連続金メダルを獲得した谷本歩実氏(柔道)と一緒に、選手村にどんなものがあったら選手がより活躍できたり、様々な国の選手と交流できるか考え ながら、オリンピズムについて意見を交わしました。

(執筆:JOA会員 小口貴久、青柳秀幸)

活動報告:オリンピックの理念の普及・広報活動(2025/0615)

Team JAPANのみなさんへ向けた、オリンピックの理念の普及・広報活動@NTC

広報委員会:オリンピック・コンサート部門活動報告

4月24日(木)〜25日(金)、ミラノ・コルティナ2026 冬季オリンピック競技大会に向けた「TEAM JAPAN Building Up for MICO 2026」が、味の素ナショナルトレーニングセンターで開催されました。本イベントは、2026年に開催されるミラノ・コルティナ冬季五輪に向けて日本オリンピック委員会(JOC)が開催し、当日はオリンピアンやトップアスリート・スタッフの方々が集いました。
https://www.instagram.com/p/DI3Jc_pROno/?igsh=Nnh4ZDl2bXE0Mnlt )。

今回、小口貴久会員(オリンピアン/JOC)による提案およびJOCの協力により、初めて当部門としてJOAブースを設置することができました。参加者のみなさんにオリンピックの理念(オリンピズム)や価値、意義に触れていただけたらとの想いで、新たに作成したフライヤーやJOAパンフレットなどの配布・説明に努めました。当日は、青柳・小口・木村会員の他、サポート学生(清和大学1年生_青柳ゼミ)の力を借りて活動を展開しました。olympism_flierのサムネイル

アスリートのみなさんは朝から複数のプログラムに取り組んでいたため、我々がフライヤーの配布を開始する夕刻には疲れていて耳を傾けてもらえないかもしれないと不安でしたが、それは全くありませんでした。丁寧に目を合わせ耳を傾けてくださいました。当日同行したサポート学生からは「テレビやニュース番組でしか見たことのない、とてつもない練習やパフォーマンスをされているトップアスリートのみなさんは、とても優しくて驚きました」と興奮気味に語ってくれました。アスリートのみなさんは、競技のパフォーマンスを超えて、人としてのロールモデル(人生のお手本)としての姿を示されていました。

特筆すべきことは、サポート学生の頑張りに目に留めてくださった講師の先生のお声がけにより、アスリートのみなさん一人ひとりに、オリンピズムやオリンピック休戦に関するフライヤーを届けられたことです。JOAが2020年に主催したユース・セッションの参加者(当時:高校生_後にユースオリンピック冬季競技大会(2020/ローザンヌ)銀メダル)と、当時講師を務めた青柳・木村会員との嬉しい再会もありました。オリンピックと向き合う度に、当時の学びを思い出してくれているとのことでした。

先日開催されたJOAセミナー(5/24開催、於:武蔵大学)では、本年度よりTeam JAPANのみなさんに対し、オリンピックの理念(オリンピズム)に関する学びの機会が提供されていることが報告されました。今後もJOCをはじめとする諸機関とJOAとの連携・協働が継続していくことで、オリンピックの本質的な価値や意義を問い、体感・発信できる人々や機会が更に増えていくことと思います。当部門は、会員のみなさんと共に、JOAの役割や特徴を意識しながら活動を展開していきたいと考えています。新たな活動先・方法についてアイディアがございましたら、ぜひお寄せください。

改めまして、JOC並びにアスリート・スタッフの皆様にお礼申し上げます。

(執筆:JOA会員・広報委員 青柳秀幸、木村華織)