年別アーカイブ: 2014年

第37回JOAセッション開催日の変更について(お詫びとお知らせ)

2014年6月8日(日)に開催されました「2014年JOA通常総会」におきまして、「第37回JOAセッション」の開催日を、2104年12月6日(土)とすることをご報告いたしました。

しかし、その後、2014年12月7日(日)にIOC臨時総会(モナコ)が開催されることが確認され、JOAセッションの登壇者や参加者が標記臨時総会に出席しなければならない等の諸事情が生じてまいりました。そこで、理事会では、急遽、日程を変更したほうがよいという結論に至り、2014年11月30日(日)を開催日とすることに致しました。

会員の皆様には大変お忙しく、様々なご予定があるかと存じますが、事情をおくみ取り頂き、下記日程での開催をご了承頂きたくお願い申し上げます。

なお、詳細を記しました要項等は例年通り、セッション委員会より開催前に郵送にてお送り申し上げます。取り急ぎ、お詫びかたがた急ぎお知らせ申し上げます。

 記

 

<2014年 第37回JOAセッションの開催について>

開催日:2014年11月30日(日) (13時〜17時、引き続いて懇親会を17時〜19時頃まで予定)

会場:学習院女子大学

 

 

 

第147回JOAコロキウム 報告

  • 日 時:2014年10月15日(水)18:00-20:00 (定例の第3水曜日)
  • 場 所:「新中野切手サロン」 (地下鉄丸ノ内線「新中野」下車、4番出口 徒歩1分 LAWSONのあるボニータビル6F)
  • テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
  • 内 容:2004年アテネ大会の閉会式(NHK:日本語 約2.5時間)
    前半:若手研究者報告:近代オリンピックにおける国歌国旗廃止案について③(黒須朱莉)
     1973年オリンピック・コングレスの前後の理事会や総会の議事録から,IOCにおける国旗国歌廃止案がどのような展開を見せたか,特にブランデージ体制からキラニン体制へと移行するにつれて,IOC委員の中で意見の変容が見られることを議事録から実証した報告でした.ナショナルアイデンティティ確認と過度なナショナリズムのせめぎ合い,重要な論点です.発表後は質問や意見が百出.大いに盛り上がった研究報告でした.この研究はまだまだ継続されていきます.今後も乞うご期待.
    後半:オリンピックの母国ギリシャの2004年アテネ大会閉会式像鑑賞。(NHK:日本語 約2.5時間)
    アテネ大会の閉会式です。パパイアアノウ監督はギリシャの歌とダンスの共演を披露します.フィールドには麦畑,ギリシャのローカリズムの演舞,ワイン造りも演じられます.閉会式の最中には男子マラソンの表彰式.バルディニ(伊)が優勝,走路妨害されたリマ(伯)選手を覚えていますか?202カ国の旗手の入場後,選手達は走って入場です.アンゲロプロス女史が閉会挨拶,ロゲ会長はギリシャ語で挨拶開始.リスペクトとフェアプレーの大切さと,選手達が自国に戻っての普及を祈る.子ども達の参加はここまでは少ない.ハンドオーバーセレモニーと北京のウェルカムセレモニーでは,舞台をチャン・イーモー監督が勤めました。テーマはdancing Beijing.女子12楽房の派手な演出と太極拳の演舞など中国文化を披露し,北京大会をアピールしました.聖火は少女のフォディニちゃんがランタンに火を分け,中国の子供も含めて分け与えます.会場にライトが広がった後,少女がフーッと息を吹きかけると,聖火台の炎は静かに消えていきました. 居酒屋談義は7人で盛会に!誕生日前夜祭で「もんし」の店長から純米吟醸の差し入れも.嬉しい限りです!

第146回JOAコロキウム報告

  • 日 時:2014年9月22日(月)18:00-20:00
  • 場 所:「新中野切手サロン」 参加者:13名
  • テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
  • 内 容:2004年アテネ大会の開会式(NHK:日本語 約3時間)
    前半:南京ユースオリンピック大会の報告(舛本)
    開会式と5日間の競技、選手村のCEPの様子などを資料を配付して報告しました。藤原庸介団長も今回のコロキウムに参加して頂いたので、詳しく状況を補足して頂きました。特に、エボラ出血熱での参加取りやめになった国々、種目(格闘技群)、SNSのSAMUSUNの機種配布はアンバサダーのみで、選手団にはPINコードが配布され、関係者はSNSを利用できたことなどです。藤原さんにはウェアのプレゼントもして頂きました。
    後半:オリンピックの母国ギリシャのアテネ大会の開会式映像鑑賞
    第1回アテネ大会から108年の時を経て帰ってきた夏季オリンピック大会。パパイアアノウ監督による演出、開会式ではギリシャ文明の歴史を古代から存分に披露してくれました。テーマは「人間とは何か」、擬人化した神々から現代の遺伝子の2重らせん構造まで十分に表現していました。平和の祭典をアピールするよりも、古代ギリシャのカロカガティアやギリシャ神話、オリンピック復興、これぞギリシャのメッセージを伝えます。スタジアムの中央にはオリーブの木が登場し、平和と豊穣を象徴する中選手団の入場です。先頭はギリシャの伝統通り、旗手のみ。2時間を超える入場行進の最後にギリシャ選手団入場。そうしてセレモニーが始まりました。子ども達の参加はボートのハジス君と合唱隊の少年少女達のみ。聖火の最終点火はセーリングの選手、聖火台が頭を垂れて点火に至ります。私も坂本先生もその近くで見ていたことを思い出しました。(残念ながら、今回の映像はNHKの再放送版のようで、ロゲ会長の挨拶などがカットされていました。残念でした。)

 

第145回JOAコロキウム報告

  • 日 時:2014年8月5日(火)18:00-20:00
  • 場 所:「新中野切手サロン」
  • 参加者:10名
  • テーマ:映像で見るオリンピックの歴史
  • 内 容:2002年ソルトレークシティ冬季大会の閉会式(NHK:日本語 約2時間) この閉会式のテーマは “Let’s Party”でした。1970年代の懐かしのミュージシャンと音楽、それに懐かしのプロスケーター達の共演で華々しいショーの幕開けです。クリスティ・ヤマグチ、カタリ-ナ・ヴィット、イリヤ・クーリック、ドロシー・ハミル、スコット・ハミルトンなど名前を聞いたスケーター達の登場。KISS、グロリア・エステファン、ハリー・コニックJr.らが会場で歌い上げます。入場行進はばらばらといいながらも、各国の選手団は固まって入場します。ユタの古代からの先住のダイナサウルスの化石もユーモアたっぷりに登場。「光の子」がやはり先導役です。人類全体表し我々を導く役目です。開会式のテーマが”Light the Fire Within”でしたので、組織委員会ロムニーCOEもIOCのロゲ会長もスピーチの中に「心の中に灯した火は消えはしない」「光を灯し続けよう」訴えました。ハンドオーバーセレモニーでは、イタリアのフラッグパフォーマンスやファッションショーが華やかに演じられました。オリンピック旗の降納では、オリンピック賛歌の独唱と共に8人の子ども達がフラッグを持ち運びます。5大陸とオリンピズムの3本柱の計8人をUNICEFが選んだのですが、その中には横浜在住のヨシダミカさんがアジア代表で選ばれていました。ウィリー・ネルソンの「明日にかける橋」をカントリー風にゆったり歌い上げるピースアピールソング、エンディングで白い布でできた鳩の乱舞のスケーティングが平和のメッセージを伝えます。「光の子」がトリノの少女にランタンを渡し、「心の火」がトリノへと引き継がれたのでした。アイスダンスのゆったりとした演技と共に聖火が静かに消えていきました。パーティはまだ続く!

 

 

 

JOA Reviewオンライン第14号刊行のお知らせ

Web版として刊行されているJOAによるオンライン読み物”JOA REVIEW ONLINE”第14号がアップされました。

JOA REVIEWは、日本オリンピック・アカデミー創立25周年の節目に、『JOA Times』とは別に、「JOAの歩み」をまとめつつ、未来に語り継いでゆきたいという趣旨で、後藤忠弘会員、伊藤公会員のお二人が中心となって創刊されました。創刊号は2003年11月に冊子体で刊行されています。第2号は2005年4月に刊行されました。その後、トリノ冬季オリンピック直後に刊行すべく、第3号の準備を進められていましたが、諸事情で長い間、棚上げされていましたが、2008年にWeb版として、再びお届けすることになりました。

以降、不定期ながらほぼ年1回ペースで、みなさまにお届けしています。

第14号では、舛本会員がJOAが展示を行った「JOCオリンピック・コンサート2014」の報告をしてくださっています。ぜひ、お読みください。

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