アーカイブ

‘第14号記事’ カテゴリーのアーカイブ

JOC「オリンピック・コンサート2014」報告

2014 年 3 月 24 日 Comments off

執筆:舛本直文(首都大学東京/JOA理事/オリンピック研究委員会委員長/オリンピック・コンサート部門委員)

2014年6月6日(金)18:00開場-19:00開演、オリンピック・デーを記念して、今年のオリンピック・コンサートが開催されました。これはJOCによるオリンピック運動の一環として毎年実施されているものですが、今年は、2020年東京大会調整委員会の初来日に先駆けて大会準備の盛り上げも兼ねて、6月初旬に東京国際フォーラムのホールAにおいて開催されました。下野竜也指揮「東京交響楽団」の演奏、ナビゲーター藤本隆宏氏のもと、辻井伸行氏のピアノ演奏、StarSをゲストとして2時間半の映像と音楽の競演、JOCスポーツ賞受賞者でソチ冬季大会出場のオリンピアン・パラリンピアンたちの登壇もあり、彼らの活躍を音楽と映像とトークで振り返りました。

JOAは今年から広報委員会の中にオリンピック・コンサート部門を設置し、佐藤副委員長をリーダーとして展示ブースを出して広報活動をするとともにオリンピック・ムーブメントを展開しましたので、報告させていただきます。

JOAの展示ブースは、昨年よりも拡張し、さらに多くの人で賑わいました。今年のJOAの展示のメインテーマは「1964年東京から2020年東京へ:オリンピズムの飛躍!」と題しました。來田理事を中心とした広報委員会および東海地区会員の総力を挙げたJOAに関する力作ポスターのパネル展示と、YOGや1964年東京大会の紹介チラシの配布を行いました。1964年の公式ブレザーの展示には、藤崎テーラーの協力をいただきました。聖火リレートーチは今年は残念ながら3本(アテネ2本、北京1本)と少なくなりましたが、トーチ展示と記念撮影は例年の通りの大賑わいでした。師岡会員の協力により、師岡宏次&東京エイト制作の1964年の大会の懐かしい映像をVTRで流すとともに、JOAパンフと日本スポーツ芸術協会の機関誌の配布など、さまざまな広報活動を行いました。用意したチラシや機関誌など各200部はあっという間にさばけました。今回はブースの拡張とともにパネルが8枚に増えたため、フォート・キシモトの協力の下に、1964年および2020東京招致決定時の写真など、写真の展示を増やしました。さらに、野崎会員の協力により、1964年の公式ポスター3枚組とパラリンピックの公式ポスター(これはレアものです)の展示を行いました。学習院女子大学および東海大学の学生さん、中京大学の院生さんたちの協力によって、今年も多くの方々にトーチを手に持って笑顔で写っていただきました。(写真参照)

 今回で4度目の有料のコンサートでしたが、今年は平日(金曜日)の夜であったため集客が心配されました。しかし、今回も多くのオリンピアンたちの参加もあり、お客さんも思った以上に多く(約3,000人)、成功裡に終わったと思います。しかしながら平日のため、お手伝いの学生さんには授業などで迷惑をかけました。6月23日のオリンピック・デーの関連事業としては、その時期に近い土日のオリンピック・ムーブメントのイベントとして実施して欲しいものです。

当日は、雨天の中の撤収など、佐藤会員を中心とするオリコン部門の皆さま、どうもご苦労さまでした。ご支援いただいた企業の皆さまにも心より感謝申し上げます。

<協力スタッフ>
学生スタッフ:中京大学院生2名(和田、石塚会員)、東海大学学生6名、学習院女子大学院生3名
聖火トーチ3本協力:サムスン電子ジャパン(株)、日本コカ・コーラ(株)
写真パネル展示協力:(株)フォート・キシモト(松原茂章会員)、『スポーツと芸術』(大野益弘会員、日本スポーツ芸術協会)

(オリコン部門委員:副委員長:佐藤政廣、委員:石塚創也、大津克哉、木村華織、舛本直文、和田拓也)