第210回JOAコロキウム 開催報告
・日 時:2020年1月22日(水)18:00-20:00
・場 所:JSOSの3F「スポーツマンクラブ」
・参加者:6名(学生1名を含む)、情報交換会から参加者1名
・テーマ:「映像で見るオリンピックの歴史」
情報提供
①「2020年ローザンヌ冬季YOG」視察報告(舛本)
②著作紹介『オリンピック・パラリンピックを学ぶ』(岩波ジュニア新書、2020)(後藤光将編著)(舛本)
③JOC「オリンピックコンサート2020プレミアムサウンドシリーズ」(4月4日)紹介(舛本)
④オリンピック関連情報の提供
・東京2020高校生英語スピーチコンテスト(TOCOG):「休戦のムラール(壁)」と表記する、相変わらずの誤解のままの組織委員会の平和運動担当者。「オリンピック休戦の壁画(Olympic Truce Mural)」と2016年リオ大会から決定されています。「ムラール」ではなく「ミューラル」、「壁」ではなく「壁画」です。これは世界共通の理解事項です。組織委員会には、正しい情報発信を望みます。(他にも間違っている事項がありますが、、。)
・国連総会、東京2020開催中のオリンピック停戦を全加盟国に呼びかけ(NU News記事・日本語訳)(国連広報センター、20191227)
・UN Assembly calls on all States to observe Olympic Truce throughout Tokyo Summer Games(UN News 20191209)
・森会長によるオリンピック休戦決議に関する国連総会演説(2019年12月9日)(TOCOG)
・Tokyo 2020 Unveils Official Art Posters to Celebrate the Games (IOC, 20200107)
・Gangwon 2024: Legacy of PyeongChang 2018 Lives on in First Winter Youth Olympic Games Awarded to Asia (IOC, 20200110) (以上舛本)
⑤オリンピック関連の映像
『Vancouver 2010: Stories of Olympic Glory』(バド・グリーン監督の遺作、2011年、116分の後半)
2010年バンクーバー冬季大会、グリーンスパン監督の制作メンバーが編集・完成させた作品の後半。全部で6つの物語のうち残り3本を観ました。
第4話:アメリカのクロスカントリーチームの大活躍の物語。先ず、クロカンスキーの歴史を振り返る。トッド・ロドウィック、ジョニー・スピレーン、ビル・デモンらのアメリカのクロスカントリーチームが団体で銀メダル、個人でもロドウィックとスピレーン、デモン等が大活躍。表彰台に2本、星条旗が翻るほどの成績を残す様子を描いていく。
第5話:ペトラ・マジッチ(スロベニア)の骨折を押しての銅メダル:クロカン女子クラシカルスプリントで、ウォーミングアップ中にコースアウトして転落し、骨折したマジッチ。怪我を押して出場。予選、準決勝、決勝と痛みをこらえながら大奮闘のレース。最後の力を振り絞って3位に。レース後診断の結果、5本肋骨が折れていた。医者は表彰式への出場など論外と言うが、この日のために練習してきたというマジッチ、支えられながらの表彰台。笑顔が良い!
第6話:カナダの国技アイスホッケー物語:アイスホッケーの歴史を描き出すグリーンスパン。1920年アントワープ夏季大会で初登場したアイスホッケー。「氷は敵ではなく友達だ」というカナダのホッケーファン。熱狂的な市民、女子選手達も意気盛ん。1998年長野でもカナダが女子で優勝。しかし、長年の強敵のライバルはアメリカ。予選トーナメントではアメリカに苦杯をなめたカナダ、決勝では延長戦に、サドンデスで、シンディ・クロスビーの股抜きショットでカナダの劇的勝利。試合の時間にはカナダ中の通りには人がいない? 最後のナレーションは「Hockey is Canada’s Game」やはりこれですね。カナダの国技は「ホッキー」なのです!
残り時間はフリーディスカス。終了後は、いつもの「燈庵」で恒例の情報交換会。1名遅れて参加ながらも、ローザンヌYOGがらみの話など、いつものように話題は尽きず。おでんをつまみながら、楽しく時間が過ぎていきました。
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