JOAコロキウム 第234回報告&第235回開催案内

第234回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年5月19日(水):18:20-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:8名
・テーマ:IOC・IPCのロシア・ベラルーシ対応および「2030札幌招致」関連

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.IOC・IPCのロシア・ベラルーシ対応関連(野上会員のコメントも含め意見交換)
・今回のウクライナ戦争でIOCとIPCが課した、あるいは課そうとする制裁に対して、事前に野上JOAコロキウム委員に以下の3点の資料を提示し、当日にコメントを求めることを依頼しておいた。
・IOCの役割とオリンピック大会の場として役割をきちんと区別すべきである。IOCの立ち位置や役割は、オリンピックの場の外での戦争には批判声明を出し、さらにオリンピックの場が代理戦争にならないようにすべきである。オリンピックの場は、スポーツには国境がない世界市民・地球市民が集う場であり、そのフィールドで平和希求する場(野上)。
・個人参加の道を開くべき。ロシア・ベラルーシの選手だけに反戦の意思表明するよう求めるべきなのか?他国の選手には求めないのに。大会はNOCが参加主体で国ではないはず。同じ国土にいただけで同罪にする制裁には疑問。
・「スポーツに国境がない」というのは夢物語。ドーピングも国と国との問題となってしまったように、国別参加形態である限り、優位な差を求める国対国の感情が支配することになる。
・IOCのオリンピック運動は任意団体が行っているに過ぎない。IFが1票を持っているわけでもなく、会長推薦を含め115名のIOC委員が決定権を持っている。それはそれで良いものとして130年も継続してきた。IOCが政治から離れている方が良いし個人参加を認めても良いが、今の状態でそれが可能かどうか?また1992年のIOCのオリンピック休戦前の1991年のサダム・フセインの問題に時にはIOCは何も行っていないはず。今回のプーチン・ロシアのウクライナ侵攻に対しては、西洋だからIOCは動いたのか?文句を言われないように動いたのか?
・ロシアは自分達ではなく他国が悪いと思っているのでは。国旗・国歌無しで個人参加の形で競技するしかない。
・亡きオシム監督を想起する。ユーゴが分裂している中のw-cupサッカーでの監督手腕ぶり。1986年メキシコ大会のマラドーナの神の手事件があった大会では、マルビナス戦争(イギリスvsアルゼンチンの戦争)下での因縁の対決も。
・IOC・IPCには難民選手団のカテゴリーがある。政治的主張ではあるが個人参加のチャンネルがある。このように、国の代表枠と信条としての個人参加の枠の両方を提案しても良いのでは?
・ラグビーのような参加資格も参考になる
資料1:オリンピズムの伝道館、そぞろ歩記No21「ロシアとベラルーシのIPC加盟と資格問題」参照https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%BC%9D%E9%81%93%E5%B8%AB%E3%81%AE%E9%80%8D%E9%81%A5%E8%A8%98%E3%81%9D%E3%81%9E%E3%82%8D%E6%AD%A9%E8%A8%98#h.t9ngoh11v5lc
資料2:Exclusive: Russia and Belarus to face vote on IPC membership in November (ITG 7 May 2022)https://www.insidethegames.biz/articles/1122850/russia-belarus-ipc-membership-vote-egm
資料3:スポーツが未来を変える 五輪と平和、問われるIOCの覚悟 黒須朱莉(産経新聞 2022年5月6日)https://www.sankei.com/article/20220506-XJC43YQUWRL3BEWX65CDD5YF6M/

2.「2030年札幌冬季大会」の招致運動に関して(自由意見交換)
・2030年札幌、34年ソルトレイクの2大会同時決定の可能性もある。ここに来てスペインの人脈を元にしたバルセロナ・ピレネーチームの巻き返しも気になる(但し、コロキウム後にスペインチームの意見不一致のニュースも)。札幌計画では、帯広のスケート会場の観客席の少なさ、札幌ドームの2030年までの維持可能性、分散開催による選手村分散問題、スケート人口減問題など、懸案事項多しとの意見。
・1972年札幌大会をイメージして、同じようなオリンピック開催計画にして欲しくはない。スケート人口減も気になる。
・儲かるという経済効果のみ関心のある札幌招致に関わる人々にはあきれるほかはない。東京2020大会は住民投票がなかった。札幌では住民投票が行われるか?行われても政治にきちんと反映されるのか?
・泊原発は2029年に40年を迎えるはず。廃炉にするのか、継続活用か?現状のエネ政策では継続が既定路線か?
・ロシアの北方領土での軍事演習などから北海道侵攻の心配は?
・アイヌの人々は文字を残さないので、歴史学的に過去を調べることは難しいの考古学の対象。しかし、ロシアが北海道に侵攻するとは考えられない。1988年に定められた現在のヨーロッパの国境も変えられないように。
・札幌の計画には理念不足。東アジアの平和構築への寄与も見受けられない。2024年には江原YOG大会が予定され、2022年には日中韓3か国のオリンピック・パラリンピックを通じた平和構築宣言の第4回目が出される見込み(2016年平昌宣言、2018年東京行動計画、2020年北京声明として出されてきた過去から)。そのような内容にも一切触れてもいない開催計画案で、札幌開催の意義など道民や国民に賛同されるとは思えないが、、。

3.近況報告の中で
・ロシアのウクライナ戦争中にIOCやJOCの発信ぶりを見て、「スポーツがいかに無力かを痛感した」との声。「スポーツ界は、普段からスポーツと社会の関わりについて常に幅広く発信し続けなくてはならない」という考えが示された。
・漫画家の北沢楽天に関しての情報提供:Wikiから:(きたざわ らくてん、1876年7月20日 – 1955年8月25日)は明治から昭和にかけて活躍した日本の漫画家、日本画家である。本名は保次(やすじ)。楽天は『時事漫画』や『東京パック』等の新聞や雑誌を中心として、多数の政治風刺漫画や風俗漫画の執筆で活躍した。楽天は日本初の職業漫画家とみなされる事もあり、その漫画の人気は、現代における「漫画」という用語が広く一般に普及するのに多大な影響を与えた。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回も、自由参加で様々な話題に対して自由に意見交換をしました。

 

第235回JOAコロキウム開催案内

日 時:2022年6月23日(木)18:00-20:00(オリンピック・デーです!)
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!

〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年6月20日(月)17:00