第221回JOAコロキウム開催報告
・日 時:2021年3月17日(水):18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:10名
・テーマ:自由テーマ
1.情報提供
◎オリンピック・パラリンピック関連情報(事前配布資料)
1)https://www.gov.uk/international
GOV.UK Speech : Human rights and the Olympic and Paralympic Games(森田会員)
2)https://www.tokyo-np.co.jp/article/90826?rct=sports
人権団体、北京で「祭典」許すな 国際社会に五輪中止訴え(東京新聞)
3)<資料翻訳紹介>「人権とオリンピック・パラリンピック」-イギリス,ロシア,ブラジル,韓国共同声明-
2012 年8 月29 日:Human Rights and the Olympic and Paralympic Games A Joint Communiqué between the United Kingdom, The Russian Federation, The Federative Republic of Brazil and The Republic of Korea London, 29 August 2012 訳:建石真公子(法政大学)(森田会員)
4)https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/02/post-95710.php
東京五輪は、日本が多様性を容認する社会へと変わるチャンス Newsweek日本版 2021年2月26日(金)17時00分 にしゃんた(羽衣国際大学教授、タレント)
5)その他、IOC news、 BBC、AP、Reuter、New York Times、Newsweek、Inside the Games、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、東京新聞、日刊スポーツ、報知新聞、デイリー、The Pageなど「東京2020大会」に関する記事多数
2.意見交換:
1)オリンピック・パラリンピック人権共同コミュニケ関連(森田会員提案)
・動画視聴:衆議院予算委員会第3分科会で自民党の鈴木人権PT座長が茂木外務大臣に2012年の人権コミュニケを紹介して東京2020大会での取り組みに関して質問し、茂木大臣から「先例を研究し4か国を加えてどういうことができるか、何が大切か検討する」という答弁を引き出したことに意味がある。この先どうなるか注視との紹介(森田会員)。
・森田会員は、中国に平和のバトンを渡すことに意味があるとし、日本の外交力が問われていると主張。
・その他、国際女性デーに合わせた5者によるステートメント。車椅子バスケット連盟の声明なども紹介もされた。
・リオの難民選手団編成に合わせ、東京2020大会でも編成。バッハのノーベル平和賞受賞ねらいの一環か?
・東京2020大会でも従来通り苦情処理システムの体制をいかに整備するかが重要。食材調達等人権配慮の問題山積。
2)IOCバッハ会長再選とスピーチ関連
・3月10日のIOCのonline総会でバッハ会長が圧倒的支持で再選。Agenda2020+5も承認。バッハ会長は会長再選受諾スピーチの中で、オリンピック・モットーである「より速く・より高く・より強くcitius・altius・fortius」に「comunis共に:英語はtogether」を加えると提案。今の感染下ではSolidarityこそ重要という姿勢に基づく。
・日本のメディアは一切触れず。関心が無いのか? 東京2020大会の競技大会の開催可否にしか関心が無いのか?
・かつてハンス・レンク(ドイツのエイトの金メダリスト、元世界哲学会の会長)が提案した「より美しく、より人間らしくpurcliusとhumanius」のうち、「より人間らしく」こそ今のコロナ禍で重要であるという意見も。
・フランスは「自由・平等・博愛」を掲げている国柄なので歓迎するであろう。
・オリンピック精神の一つの標語の重要な変更になるので、もっと議論する必要があろう。
3)外国からの観客を受け入れない方針関連
・3月22日の5者協議で最終決定予定だが、どうなるか?
・IOCはスポンサー枠の観客の入国を希望するとのニュースも。これにはアンフェアと批判出ることが予想される。IOCの拝金主義の現れか?
・バイデン大統領の意思表明がないまま不明確。NBCの意向も大きい。
・外国からの観客排除は致し方無しとの意見も。主要な枠はスポンサー枠で押さえた売り方をしているとも予想される。
・外国から観客を迎え入れられないなら、次善の策として、国外でのPVも考慮し、onlineででも異文化交流や国際交流のイベントも組み入れる必要がある。
・観客で政治的パフォーマンスが出る可能性もある。
4)「障害者スポーツ」から「パラスポーツ」への名称変更関連
・パラリンピックに入っていないスポーツを排除するようなイメージを持たれる可能性もありはしないか。
・デフリンピックなど排除されないように。
・日本財団のパラサポセンターの存続や湾岸のパラスポーツ専用施設の継続も重要。
5)その他の情報共有など:
・JOAオリンピック教育部門で資料収集で、オリンピック・パラリンピック教育論文収集状況の紹介(青柳委員)
・JOAのwebsiteの公開と啓発的な内容の充実が必要との意見も。
・JOAステートメントの反響は?時機を失している感あり。出したことは評価できるとの意見あり。
・オリンピック・パラリンピックと人権関係の基本資料として人権啓発センター発行パンフの舛本のインタビュー記事が紹介された(森田会員)
3.終了後:online乾杯(参加者3名)約1時間
残り時間はフリーディスカス。情報交換の継続など、いつものように話題は尽きず。楽しく時間が過ぎていきました。
第222回JOAコロキウム開催案内
・日 時:2021年4月14日(水)18:00-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・テーマ:「自由テーマ」
・内 容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(聖火リレー、TOCOG、IOC、大会開催可否関連など、各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。先にPC上で開いておくと簡単です。「画面共有」でできますので)。操作が難しい方は、wordでもpdfでも添付ファイルで舛本までお送りください。前もって配信します。
②意見交換:今回も共通テーマは「自由テーマ」とします。参加者はご希望をお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
原案:3月19日:NHK時論公論「東京大会の観客問題」(小澤編集委員)
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:可能な人だけでonline乾杯など自由に!
・定 員:15名程度(事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID・PW・URLをお送りします。
・会 費:無料(Zoom利用の経費はJOA負担です)
・情報交換会:ドリンクは各自で準備
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。
◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!
◎申込み締め切り:2021年4月11日(日)17:00