第45回JOAセッション開催要項/参加申込み案内

日本オリンピック・アカデミー「2022年度第45回JOAセッション」の開催概要をご案内します。

JOAセッション2022のPDF版開催要項(PDF)をダウンロードする

専用の参加申し込みフォームがあります(参加申し込みは締切りました) 

オリンピズムの普及・浸透にとってのTOKYO2020

 “オールジャパン”のかけ声で国民の参画を呼びかけた東京 2020 大会は、新型コロナウイルス感染症の影響により、史上初の 1 年延期となるなど変容を余儀なくされた。コロナ以前の期待値に照らして振り返ってみても、無観客開催やボランティアの辞退など不完全燃焼となった感は否めない。それでも開催の遂行と周到な準備過程を通じ、得られた成果や意義は小さくないはずである。

 JOAでは、東京 2020 大会開催が決定した 2013 年の翌年より「オリンピズムの普及と浸透」を活動目標に掲げ、JOAセッションにおいてはオリンピック教育や組織連携、オリンピックミュージアムなど、オリンピズムの普及と浸透に不可欠、効果的とみられるツールや機会、場などの役割やあり方を展望してきた。

 そこで本セッションでは、東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会公式報告書など、今年になって様々な大会総括が行われたことも踏まえつつ、東京 2020 大会の価値を改めて評価したい。特に東京大会が、こうしたツールを実際にどう活用しつつ、オリンピック(或いはパラリンピック)運動の本質を社会に伝え、いかなるレガシーを残そうとしたのかを振り返り、JOAの今後の課題と役割を考える機会としたい。

プログラムのダウンロード
(JOA会員には会員用メーリングリストを通じファイルを開くためのパスワードが通知されます)

<日時> 2022年12月11日(日) 13:30〜16:20

<会場> 明治大学 和泉キャンパス メディア棟 M302 およびオンライン(zoom)

<主催> 特定非営利活動法人日本オリンピック・アカデミー(JOA)

<後援>(予定)
国際オリンピック・アカデミー
国際ピエール・ド・クーベルタン委員会
スポーツ庁
独立行政法人日本スポーツ振興センター
公益財団法人日本オリンピック委員会
公益財団法人日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会
公益財団法人日本スポーツ協会
公益財団法人ミズノスポーツ振興財団
一般社団法人日本パラリンピアンズ協会
特定非営利活動法人日本オリンピアンズ協会

<協力> 筑波大学オリンピック教育プラットフォーム

<参加資格と参加費> JOA会員のみの参加とし、対面およびオンラインともに無料
 *会員の紹介がある学生、会場校の在学生は参加可(無料)

【参加申込みについて】
 期限:2022年12月2日(金)専用フォームよりお申し込み下さい。)

 参加申込み専用フォームにアクセスする(参加申し込みは締切りました)
  申し込み受付メール内に当日の接続情報が記載されています。
  当日まで大切に保管してください。

<プログラム>
13:30〜13:45 オープニング

主催者挨拶  望月 敏夫 JOA会長
御来賓挨拶  登壇者未定

13:45〜14:15 基調講演
「オリンピック史における東京2020大会」
  真田 久 IOA科学委員会委員、元・東京2020組織委員会参与

古代・近代のオリンピックの歴史において、東京2020大会はどのような大会として特筆されるべきか、大会公式報告書に触れながらも、それには収まらないオリンピックの新たな価値創出と課題を振り返る。

14:30〜16:10 パネルディスカッション
「東京2020大会はオリンピズムの普及・浸透にどう貢献したか」

 昨年のJOAセッションでは、オリンピズムの普及・浸透の面からJOAが近年注目してきた学校やホストタウン、スポンサー、競技団体に焦点を当ててその影響等について検討した。本年度はさらに大学連携、日本オリンピックミュージアム、聖火リレーを取り上げ、その取り組みと成果を振り返るとともに、大会に関わる様々な問題など、昨今の社会情勢も鑑みながらJOAの今後の取り組みついて考えるヒントを得たい。

モデレーター:結城 和香子 JOAセッション委員

①大学連携による大学と学生の変化
  朴 ジョンヨン 神田外語大学体育・スポーツセンター准教授

2015年から全国の外語大学の連携のもと、通訳ボランティア育成プログラムが始められ、平昌2018大会、東京2020大会に学生たちを送り出した。ボランティアとして参加した学生の意識変化と効果、さらに全国外語大学連携の今後の展望等について語っていただく。

②日本オリンピックミュージアムを中心としたオリンピアンの活動
  谷本 歩実  JOC理事/オリンピアン(柔道)

東京2020大会に向けたミュージアムでの取り組みとともに、JOCのオリンピック・ムーブメント活動におけるオリンピアンの関りやそこにある課題等について語っていただく。

③聖火リレーが灯した人々の心の灯
  田口 亜希 東京2020大会聖火リレー公式アンバサダー/パラリンピアン(パラ射撃)

Hope Lights Our Way/Share Your Lightのコンセプトの下、コロナ禍で大きく変容した聖火リレーは、人々にどんな影響を与えたのか。オリパラを通じ選手村の副村長だった体験も踏まえて、東京五輪・パラリンピック開催が社会に残した変化や今後への課題を語っていただく。

16:10〜16:20 閉会スピーチ
  舛本 直文 JOA副会長

*懇親会は開催いたしませんのでご承知おきください

 

専用の参加申し込みフォームにアクセスする(参加申し込みは締め切りました)

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【セッションに関するお問い合わせ】
JOA事務局アドレス
 inform@olympic−academy.jp
 (スパム対策のため全角表示しています)

 

 

 

 

 

JOAコロキウム 第239回報告&第240回開催案内(2022/11/09)

第239回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年10月19日(水):18:00-20:00
・場 所:Online  Zoom会議
・参加者:10名
・テーマ:「東京2020大会」1周年記念イベント参加報告、2030年札幌冬季大会招致など

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.「東京2020大会」1周年記念イベント参加報告(師岡会員)
・10月16日、IOCと東京都の主催でイベント開催。テーマは「Thank you Tokyo」 バッハ会長が来日をキャンセルしビデオメッセージ。コロナ禍の開催で日本に感謝。猪谷IOC名誉委員、山下・渡辺IOC委員は起立して挨拶。
・安倍元首相の慰霊の黙祷があったが、違和感あり。新国立のスタンドの約7割が埋まるが、約1/3の観客は起立せず。
・オリンピック・パラリンピックの共同開催の形で実施しないのは残念。
・IOC主催なのに会長もIOC委員も来日せず。日本の汚職問題にだめ出しが欲しかったのであるが、、。
・渡辺守成氏は、「スポーツ界はもっと怒るべき、カネにまみれた五輪は徹底的に究明すべき」と主張しているが...。
・レガシーとして何が遺ったかが重要。競技場の通路の一角に東京都の数値で見るレガシーデータが表示されていた。パラスポーツへの関心度、バリアフリー化、スポーツ施設数、スポーツ実施率など数値が示されていた。

〇以上の報告に基づいて意見交換:
・渡辺氏の発言はIOCを守ろうとしている発言が多いようである。高橋元理事氏1人の問題で済まそうとする方向が感じられる。
・JOCが何をすべきか? JOAとは感覚の違いが見られる。JOCが独立した際には自主財源確保しようとしたが。公的な資金に頼るべきではないが、民間任せではできないため広告会社に頼らざるを得ない仕組みが作り上げられた。
・過去の日本開催の大会と違い、メディアも学会もスポーツ界も主要な人材をTOCOGに出してはいない。役人と電通で仕切った大会であった。
・メディア委員会も大会運営には人を出さず。技術的な側面支援には人を出してはいるが、、。
・電通頼みの日本のイベント開催方式。下請け・孫請け、関連団体、コンサルタント介在など電通次第。膿を出すべき。
・Thank you Tokyo とは?IOCが東京に感謝するのは当然だが、主催者の東京都はTokyoの誰に感謝するのか?
・SNS映像には子どもたちがブレイキンやスポーツクライミングなどのスポーツを楽しんでいる風景があったが、動員ではない。競技場外に各競技団体が体験コーナーを設置し、観客は自由に体験していた。2024年パリ大会に向け、ラスト演技はブレイキンであった。
・演出上Togetherを入れたのであるが、パラリンピックはこのイベントに入っていない。大会コンセプトの「多様性と調和」はどこに行ったのであろうか?
・東京2020大会では様々な問題があるが、物語のグラデーションを勘案すべき。スポーツをビジネスにしたのが電通であるが、オリンピックが生き延びた側面もある。
・しかし、広告代理店や政治家に任せるのではなく、自立したスポーツ界をつくるためには、スポーツ人がスポーツ界を牛耳る世界を作る必要がある。Jリーグはその好例。地域に根付いたクラブづくりやスポーツがwellbeingや人を作るための東京大会の青写真が必要であった。
・高橋元理事を通さざるを得ないようなシステムを作ったのが問題。このような変な仕組みがなぜできたのか要検証。

2.2030年札幌冬季大会招致関連
・バンクーバーが習政府のバックアップ得られず札幌とソルトレイクのレースに。
・渡辺氏は、東京の問題があっても2030年は札幌市開催が有力との談話記事(朝日)。
・JOCが音頭取り。JOCの在り方はJOAが期待するものとは異なるようである。2023年12月31日までの第32次東京オリンピアードとしての活動も不明。レガシーは5年、10年かけないと見定めが困難のはず。
・渡辺氏が会長であるFIGの新体操の扱いは、ロシアの選手不在下では但し書き付きの成績結果となり、選手達がかわいそうでもある。現在の日本でのイオンカップにおけるウクライナ選手団支援も中途半端な支援に。
・世界の新体操界の特殊性を勘案すべき。ガスプロムの会長夫人が牛耳る体制が継続しており、渡辺会長も女帝の支援を受けている。最近はジャッジ団が女帝に半旗を翻した例も見られた。

3. その他
・サウジアラビアのスポーツ界の国際政治:2029年アジア冬季大会にトロヘナ招致を明言。World Beach Gamesも開催を狙っている。サウジがアジアでの存在感を増そうとしている。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回もonlineでしたが、様々な話題に関して自由に意見交換をしました。

 

第240回=20周年記念特別コロキウム開催案内

・日 時:2022年11月30日(水)19:00〜21:00
・場 所:Online Zoom会議
テーマ:「オリンピズムを次世代に:Olympism for the next generation! 」
〇定 員:30名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年11月27日(日)17:00

◎なお、諸事情で参加できない皆様からJOAコロキウム20周年記念回に際して、メッセージ等をお寄せ頂ければ有り難く存じます。当日何らかの形で参加者の皆さんと共有させて頂きたいと思います。

JOAコロキウム 第238回報告&第239回開催案内(2022/10/08)

第238回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年9月21日(水):18:00-20:00
・場 所:Online  Zoom会議
・参加者:7名
・テーマ:高橋元TOCOG理事贈収賄問題、2030年札幌冬季大会招致、東京2020大会」記念モニュメントなど

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.高橋元TOCOG理事贈収賄関連
・高橋問題が「オリンピックの価値や東京大会自体の価値を貶める」という論調には疑問という意見。「行きすぎた商業主義がオリンピックをだめにした」という主張には「オリンピックだけが神聖であるべき」という考えがある。税金を投入するよりも民間資金で運営を。「オリンピックだけが悪い商業主義」なのではなく、他の大イベントも同様。
・「TOCOGがだらしなかったから」「オリンピックの環境がだめになった」というようなメディアの論調は問題。今回の問題は高橋氏の個人的な問題である。IOCもTOCOGも「オリンピックの価値を損なった」とは見ていないはず。
・オリンピックへのイメージは悪くなり、札幌への悪影響は免れないとJOC幹部も見ているが...。IOC自体もスポンサー収入を確保することが大切というスタンスであった。オリンピックの商業化をなくそうという考えはなさそう。
・開かれた招致運動、透明性の高い決定プロセス、しかるべき所がウォッチするような体制がとれていないことが問題。
・主要メディアの社説は型どおりで中身に欠ける。「オリンピック=カネ」→「神聖なオリンピックを汚した」という形。オリンピックの一般的なイメージを汚したことは事実であるが、一般のファンに、どのようなイメージを流布するのか?
・「行きすぎた商業主義」という表現を使うが、それは極端には「オリンピックは何の価値もない」ものとして、競技や選手を単なるコンテンツにしてしまい、一般の支持を失うことになる。
・日本のスポーツ界には高橋氏のような頼れる人が余りに少ないことが問題。スポーツビジネスやスポーツ界に人材がいないため、高橋氏の思うつぼであった。
・スポンサーからお金を集めることは必要であるが、集める体制や方法が問題。最下層のスポンサー(T-3)には「オリンピックを応援できる権利」を買うことであったはず。定価表の15億円が半値にされるなどし、余剰の20%を自分の懐にした。
・問題は2点ある:①値引きできる権限を持つ人がいて、その利益を得る人が同一人であること。②マネジメントをチェックする体制がないこと。メディアやTOCOGも良く集めたと賞賛するだけでチェックできていなかった。チェックする体制が整備されるべき。JOCとスポーツ庁は「残念、遺憾である」で済まそうとしてはならない。
・安倍元首相の死後、色々なことが明るみに出ている。問題の根を探ろうとしているが、それは大きな政治への不信と一緒に語られることが多い。そのため、スポーツ界で語られないまま、選手たちが発言できる場がなくなっている。
・日本と中国は人権の観点からもIOCから問題視されてきた。東アジアの後進国として国際基準からかけ離れていると批判されていることと同じ構図。
・スポンサー資金は必要。TOCOGのコンプライアンスの問題。高橋氏を元電通と表記することにも違和感がある。とっくに会社を退職しているはずだが。
・電通以外に人材がいないことが大きな問題。ESG投資、SDGsなど世界的な眼で見て行くとガバナンスの問題でもある。世界的に見て「オリンピックの価値はいささかも揺るがなかった」が中身はどうか?利権に群がる人々をどうチェックするかが重要。JOAはオリンピズムをしっかり踏まえて対応を。
・「オリンピックの価値自体は減じない」という考えには違和感あり。「東京2020大会」では様々な問題が生じても根本的な問いに誠実に応えてきていない。ファンや視聴者のオリンピック離れを促進しオリンピック嫌いを作った。イメージを悪化させたし、イメージダウンさせたことは事実である。札幌大会をもし開催するのであれば、「オリンピックはそんなものではない。今後は良いものにする」と表明すべきである。
・オリンピックの競技大会と組織委員会を一体化して考えてしまう。イメージダウンは確実にあるが、大会開催前には反対意見が多かった一方、閉幕後は開催して良かったという意見が多かった。それは競技を見ての反応であったはず。

2.2030年札幌冬季大会招致関連
・大会招致を今なお進める政府と札幌市。市民はそこしか見ていない。厳しい風が吹いているのは事実。3月の市民アンケートでの52%の支持から変わっているのが現実。
・オリンピックの競技大会の価値自体には傷ついていない。札幌大会を開催したい人たちは東京大会の問題と切り離してイメージ戦略を展開するべき。
・IOCの将来招致委員会はアメリカ、カナダ、日本、カタルーニャとコンタクトしている。選考は新プロセスで行われている。札幌のイメージダウンの中、暫く招致活動を凍結することも必要。
・札幌だけでなく、帯広や長野も関わる計画だが、札幌ドームの扱いが北海道として不明。北広島市の交通インフラを含め、北海道の方針が明確でない。ニセコを含め、世界に誇るスポーツ景観を作る意気込みが必要。
・カタルーニャのプランも政治でひっくり返される。独立運動もしかり。またゼロからのスタートになるかも?
・2030年は近くも遠くもない。イメージダウンの中、開催の支持率が回復はしないし、スポンサーも付かないであろう。今回の膿を一回全部出して、2024年パリ大会を挟んで、カオスの中ではなく落ち着いた段階で仕切り直しをすべき。
・組織、イベント、ムーブメントという観点から考えると、札幌のムーブメントは何か?2017年にはスイス政府の主導で人権がらみのワークショップが開催され、日本の経済人も参加して調達における人権問題など検討した。国際的な人権問題には基準があるが日中はそこまで届いていない。言ってはいるがやってはいないし、オリンピック・パラリンピック宣言もしなかった。ポーズでも良いから人権保護などのムーブメントが必要であろう。

3.「東京2020大会」の記念モニュメント関連
・新国立のメダリスト銘板や聖火台など、記念モニュメントが各地に設置されている。これらは、東京大会のメモリーを想起させ、オリンピズムやパラリンピックムーブメントを学習する好機であり好教材である。今後の一層の活用が望まれるところである。
・その一環で、所謂「オリンピック休戦ムラール」と「パラリンピックムラール」も都内各地に設置され公開され始めている(ここで、「所謂」と付記するのは「ムラール」という語はTOCOGの造語であり、英語表記はmuralであり、カタカナ表記すると「ミューラル」となるからである。2度にわたって表記の修正を申し入れたが、TOCOGは修正せずに代わりに間違った英語表記である「ムラールが既に定着している」からとして公式報告書を含め、間違い表記を日本国内に流布することに執着してしまった。現在の日本オリンピックミュージアム(JOM)の企画展で「ムラール」として展示されている)。ここには一旦決定したら間違いであっても修正しないという官僚主義的な姿勢が見て取れはしないか?
・「東京人権プラザ」では所謂「パラリンピックムラール」の常設展示の記念イベントを9月15日に開催した。関連動画を作成し、イベントの際のトークショーやイベントの内容をwebsiteにアップしている。そのコーディネーターをJOAコロキウムメンバーの舛本が務めたこと、そのうちに本イベントの動画もアップされること、「人権プラザ」では「ムラール」の表記ミスへの注釈をつけることなどについて報告した。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回もonlineでしたが、様々な話題に関して自由に意見交換をしました。

 

第239回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2022年10月19日(水)18:00〜
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!
〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年10月16日(日)17:00

JOAコロキウム 第237回報告&第238回開催案内(2022/09/06)

第237回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年8月23日(火):18:00-20:00
・場 所:Online  Zoom会議
・参加者:10名
・テーマ:高橋元TOCOG理事贈収賄問題、2030年札幌冬季大会招致、LA28追加種目など

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.高橋元TOCOG理事贈収賄関連
・IOCオリンピック憲章第59条関連による制裁、IPACSの腐敗防止対策などの規定から、札幌冬季大会招致に関して、日本にはオリンピックを開催する資格がない、という制裁が課される可能性はないか?という問題提起があった。
・高橋元理事の「東京2020大会」招致決定への貢献の言説には賛否両論あり。
・今回は、日本の体育会的な組織の在り方が露呈した結果の問題。
・今回の問題が、高橋元理事止まりなのか、ゼネコンや政治家まで波及するのか?
・電通がイベント支配するようになり、不祥事などの問題も電通がらみで発生。TOCOGも寄せ集めで電通仕切り頼み。
・日本社会の劣化の象徴が今回の事件である。電通も政治も劣化。
・メディア報道の変化も大いに関係。主要メディア中心からSNS時代に。従来の伝統メディアがスポンサーになり問題を押さえてきたこれまでの傾向が変化している。
・スポーツガバナンスの問題であるが、スポーツ界からは何も発信されない現実。社会のパワーバランスで動くスポーツ界の利権の構造。スポーツと営利の難しさを実感したとの意見も。
・IOCにとってみれば問題ではない。30年間も何もしない体制が続いてきた日本の問題。

2.2030年札幌冬季大会招致関連
・IOC理事会には今回の高橋元理事問題は影響しないであろう。札幌が辞退しない限り最有力候補のままであろう。
・札幌招致案は時代や社会の流れに合わせようとしない、従来の大会開催時の都市開発と経済振興案。このままでは良い大会にはならないであろう。
・地元の北海道新聞も力を発揮せず。北海道の経済振興志向。
・住民投票しない市議会の方針も問題。これは民度の問題でもあるし、民主主義が根付いていない証拠でもある。

3.LA28追加種目関連
・9種目のショーリスト発表。選手は10,500人以内の計画では団体種目の編入は難しいかも。しかし、野球・ソフトはこれまでの経緯から入る可能性も。フラッグ・フットボールに力が入るが…? ジェンダー平等からラクロスも可能性。
・アメリカではオリンピックに無関心という現実。4大スポーツと欧州サッカー&アーバンスポーツ(特にXゲーム)、e-sportsに人気や関心はあるが…。e-sportsは無視できない存在、と言う情報提供も。
・「世界陸上」が興味深いのは、陸上競技というベーシックで歴史的広がりもあり、奥が深い土台があるからである。オリンピックもそのような競技が中心になって欲しいという意見も。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回もonlineでしたが、様々な話題に関して自由に意見交換をしました。

 

第238回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2022年9月21日(水)18:00〜
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!
〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年9月18日(日)17:00