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JOAコロキウム 第238回報告&第239回開催案内(2022/10/08)

第238回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年9月21日(水):18:00-20:00
・場 所:Online  Zoom会議
・参加者:7名
・テーマ:高橋元TOCOG理事贈収賄問題、2030年札幌冬季大会招致、東京2020大会」記念モニュメントなど

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.高橋元TOCOG理事贈収賄関連
・高橋問題が「オリンピックの価値や東京大会自体の価値を貶める」という論調には疑問という意見。「行きすぎた商業主義がオリンピックをだめにした」という主張には「オリンピックだけが神聖であるべき」という考えがある。税金を投入するよりも民間資金で運営を。「オリンピックだけが悪い商業主義」なのではなく、他の大イベントも同様。
・「TOCOGがだらしなかったから」「オリンピックの環境がだめになった」というようなメディアの論調は問題。今回の問題は高橋氏の個人的な問題である。IOCもTOCOGも「オリンピックの価値を損なった」とは見ていないはず。
・オリンピックへのイメージは悪くなり、札幌への悪影響は免れないとJOC幹部も見ているが...。IOC自体もスポンサー収入を確保することが大切というスタンスであった。オリンピックの商業化をなくそうという考えはなさそう。
・開かれた招致運動、透明性の高い決定プロセス、しかるべき所がウォッチするような体制がとれていないことが問題。
・主要メディアの社説は型どおりで中身に欠ける。「オリンピック=カネ」→「神聖なオリンピックを汚した」という形。オリンピックの一般的なイメージを汚したことは事実であるが、一般のファンに、どのようなイメージを流布するのか?
・「行きすぎた商業主義」という表現を使うが、それは極端には「オリンピックは何の価値もない」ものとして、競技や選手を単なるコンテンツにしてしまい、一般の支持を失うことになる。
・日本のスポーツ界には高橋氏のような頼れる人が余りに少ないことが問題。スポーツビジネスやスポーツ界に人材がいないため、高橋氏の思うつぼであった。
・スポンサーからお金を集めることは必要であるが、集める体制や方法が問題。最下層のスポンサー(T-3)には「オリンピックを応援できる権利」を買うことであったはず。定価表の15億円が半値にされるなどし、余剰の20%を自分の懐にした。
・問題は2点ある:①値引きできる権限を持つ人がいて、その利益を得る人が同一人であること。②マネジメントをチェックする体制がないこと。メディアやTOCOGも良く集めたと賞賛するだけでチェックできていなかった。チェックする体制が整備されるべき。JOCとスポーツ庁は「残念、遺憾である」で済まそうとしてはならない。
・安倍元首相の死後、色々なことが明るみに出ている。問題の根を探ろうとしているが、それは大きな政治への不信と一緒に語られることが多い。そのため、スポーツ界で語られないまま、選手たちが発言できる場がなくなっている。
・日本と中国は人権の観点からもIOCから問題視されてきた。東アジアの後進国として国際基準からかけ離れていると批判されていることと同じ構図。
・スポンサー資金は必要。TOCOGのコンプライアンスの問題。高橋氏を元電通と表記することにも違和感がある。とっくに会社を退職しているはずだが。
・電通以外に人材がいないことが大きな問題。ESG投資、SDGsなど世界的な眼で見て行くとガバナンスの問題でもある。世界的に見て「オリンピックの価値はいささかも揺るがなかった」が中身はどうか?利権に群がる人々をどうチェックするかが重要。JOAはオリンピズムをしっかり踏まえて対応を。
・「オリンピックの価値自体は減じない」という考えには違和感あり。「東京2020大会」では様々な問題が生じても根本的な問いに誠実に応えてきていない。ファンや視聴者のオリンピック離れを促進しオリンピック嫌いを作った。イメージを悪化させたし、イメージダウンさせたことは事実である。札幌大会をもし開催するのであれば、「オリンピックはそんなものではない。今後は良いものにする」と表明すべきである。
・オリンピックの競技大会と組織委員会を一体化して考えてしまう。イメージダウンは確実にあるが、大会開催前には反対意見が多かった一方、閉幕後は開催して良かったという意見が多かった。それは競技を見ての反応であったはず。

2.2030年札幌冬季大会招致関連
・大会招致を今なお進める政府と札幌市。市民はそこしか見ていない。厳しい風が吹いているのは事実。3月の市民アンケートでの52%の支持から変わっているのが現実。
・オリンピックの競技大会の価値自体には傷ついていない。札幌大会を開催したい人たちは東京大会の問題と切り離してイメージ戦略を展開するべき。
・IOCの将来招致委員会はアメリカ、カナダ、日本、カタルーニャとコンタクトしている。選考は新プロセスで行われている。札幌のイメージダウンの中、暫く招致活動を凍結することも必要。
・札幌だけでなく、帯広や長野も関わる計画だが、札幌ドームの扱いが北海道として不明。北広島市の交通インフラを含め、北海道の方針が明確でない。ニセコを含め、世界に誇るスポーツ景観を作る意気込みが必要。
・カタルーニャのプランも政治でひっくり返される。独立運動もしかり。またゼロからのスタートになるかも?
・2030年は近くも遠くもない。イメージダウンの中、開催の支持率が回復はしないし、スポンサーも付かないであろう。今回の膿を一回全部出して、2024年パリ大会を挟んで、カオスの中ではなく落ち着いた段階で仕切り直しをすべき。
・組織、イベント、ムーブメントという観点から考えると、札幌のムーブメントは何か?2017年にはスイス政府の主導で人権がらみのワークショップが開催され、日本の経済人も参加して調達における人権問題など検討した。国際的な人権問題には基準があるが日中はそこまで届いていない。言ってはいるがやってはいないし、オリンピック・パラリンピック宣言もしなかった。ポーズでも良いから人権保護などのムーブメントが必要であろう。

3.「東京2020大会」の記念モニュメント関連
・新国立のメダリスト銘板や聖火台など、記念モニュメントが各地に設置されている。これらは、東京大会のメモリーを想起させ、オリンピズムやパラリンピックムーブメントを学習する好機であり好教材である。今後の一層の活用が望まれるところである。
・その一環で、所謂「オリンピック休戦ムラール」と「パラリンピックムラール」も都内各地に設置され公開され始めている(ここで、「所謂」と付記するのは「ムラール」という語はTOCOGの造語であり、英語表記はmuralであり、カタカナ表記すると「ミューラル」となるからである。2度にわたって表記の修正を申し入れたが、TOCOGは修正せずに代わりに間違った英語表記である「ムラールが既に定着している」からとして公式報告書を含め、間違い表記を日本国内に流布することに執着してしまった。現在の日本オリンピックミュージアム(JOM)の企画展で「ムラール」として展示されている)。ここには一旦決定したら間違いであっても修正しないという官僚主義的な姿勢が見て取れはしないか?
・「東京人権プラザ」では所謂「パラリンピックムラール」の常設展示の記念イベントを9月15日に開催した。関連動画を作成し、イベントの際のトークショーやイベントの内容をwebsiteにアップしている。そのコーディネーターをJOAコロキウムメンバーの舛本が務めたこと、そのうちに本イベントの動画もアップされること、「人権プラザ」では「ムラール」の表記ミスへの注釈をつけることなどについて報告した。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回もonlineでしたが、様々な話題に関して自由に意見交換をしました。

 

第239回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2022年10月19日(水)18:00〜
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!
〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年10月16日(日)17:00

JOAコロキウム 第237回報告&第238回開催案内(2022/09/06)

第237回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年8月23日(火):18:00-20:00
・場 所:Online  Zoom会議
・参加者:10名
・テーマ:高橋元TOCOG理事贈収賄問題、2030年札幌冬季大会招致、LA28追加種目など

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.高橋元TOCOG理事贈収賄関連
・IOCオリンピック憲章第59条関連による制裁、IPACSの腐敗防止対策などの規定から、札幌冬季大会招致に関して、日本にはオリンピックを開催する資格がない、という制裁が課される可能性はないか?という問題提起があった。
・高橋元理事の「東京2020大会」招致決定への貢献の言説には賛否両論あり。
・今回は、日本の体育会的な組織の在り方が露呈した結果の問題。
・今回の問題が、高橋元理事止まりなのか、ゼネコンや政治家まで波及するのか?
・電通がイベント支配するようになり、不祥事などの問題も電通がらみで発生。TOCOGも寄せ集めで電通仕切り頼み。
・日本社会の劣化の象徴が今回の事件である。電通も政治も劣化。
・メディア報道の変化も大いに関係。主要メディア中心からSNS時代に。従来の伝統メディアがスポンサーになり問題を押さえてきたこれまでの傾向が変化している。
・スポーツガバナンスの問題であるが、スポーツ界からは何も発信されない現実。社会のパワーバランスで動くスポーツ界の利権の構造。スポーツと営利の難しさを実感したとの意見も。
・IOCにとってみれば問題ではない。30年間も何もしない体制が続いてきた日本の問題。

2.2030年札幌冬季大会招致関連
・IOC理事会には今回の高橋元理事問題は影響しないであろう。札幌が辞退しない限り最有力候補のままであろう。
・札幌招致案は時代や社会の流れに合わせようとしない、従来の大会開催時の都市開発と経済振興案。このままでは良い大会にはならないであろう。
・地元の北海道新聞も力を発揮せず。北海道の経済振興志向。
・住民投票しない市議会の方針も問題。これは民度の問題でもあるし、民主主義が根付いていない証拠でもある。

3.LA28追加種目関連
・9種目のショーリスト発表。選手は10,500人以内の計画では団体種目の編入は難しいかも。しかし、野球・ソフトはこれまでの経緯から入る可能性も。フラッグ・フットボールに力が入るが…? ジェンダー平等からラクロスも可能性。
・アメリカではオリンピックに無関心という現実。4大スポーツと欧州サッカー&アーバンスポーツ(特にXゲーム)、e-sportsに人気や関心はあるが…。e-sportsは無視できない存在、と言う情報提供も。
・「世界陸上」が興味深いのは、陸上競技というベーシックで歴史的広がりもあり、奥が深い土台があるからである。オリンピックもそのような競技が中心になって欲しいという意見も。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回もonlineでしたが、様々な話題に関して自由に意見交換をしました。

 

第238回JOAコロキウム開催案内

・日 時:2022年9月21日(水)18:00〜
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!
〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年9月18日(日)17:00

JOAコロキウム 第236回報告&第237回開催案内(2022/08/09)

第236回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年7月27日(水):18:00-20:00
・場 所:Online  Zoom会議
・参加者:11名
・テーマ:2022年度IOAヤング・オリンピック・アンバサダー・セッション参加報告、「東京2020大会」オリンピック1周年記念イベント参加報告、1周年記念報道等

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.「第62回IOAヤング・オリンピック・アンバサダー」セッション参加報告(唐澤会員)
・今までの若者セッションIOA Youth SessionからIOA Young Olympic Ambassador (YOA)と名称が変わり、年齢もこれまでの20~35歳から20~30歳に引き下げられた。今年のIOAの全体テーマは「e-Sports」。
・今年のYOAのテーマはThe Olympic Movement and Olympism in Digital Era – The Promotion of Physical Activities via Digital Engagement of Strategies and Virtual Sports
・世界80か国から125名が参加、日本からは唐澤さん(日体大院生)と山崎さん(中京大院生)の2名が参加。この2名は昨年度online参加者。世界には今年が初参加の人も参加。
・毎日のレクチャー、グループ討議は必修、スポーツアクティビティと文化プログラムへの選択参加。コロナ感染拡大で帰国が相当遅れることに。さらに、全体でアテネに戻る際のデルフィの遺跡とミュージアムの見学が残念ながら中止に。
・IOAの研修所はリノベーションされ、大部屋を廃止し、快適な住環境に。各部屋にはオリンピックチャンピオンの名前が冠され、室内に選手の偉業の解説とオリンピックの有名なシーンの写真が掲示されているとのこと(例:伊調 馨選手)。
・同じ討議グループに米国のパラリンピアンがいてinclusiveに対する視野が広がったそう。そのパラリンピアンはオリンピック・パラリンピックを統合したらパラリンピック運動の発展はないだろうと主張していたとのこと。
・IOAの講義や討議では、身体運動を促進しようとするvirtual sports とTVゲームのようなgamingはしっかり区別されていたが、しかし、両方ともe-sportsと呼ぶのでややこしくなることもあったそう。
・学びと考えたこととして、以下の4点の報告:
①それぞれの国へのリスペクト、しかしexcellenceへの共存の難しさも ②昨年度のonline参加でもfriendshipの構築は可能 ③JOAのネットワークを大切にしつつ自覚と責任を ④D&Iでdiversityを意識している間は不十分。

・参加者との様々な側面からの意見交換:
AI導入による多角的な判定の可能性とAIに仕事を奪われる危惧や共感不足の問題、講師のJim Parry は身体運動を欠くgamingに批判的、参加者の様々な声の様子や参加国や講師のバランスは?、パラリンピックとe-sportsの身体運動の欠如という類似性からくる危惧、新オリンピック・モットーのtogetherに合致する可能性(ゆるスポーツもその可能性)、勝利至上主義を変えていく可能性、インクルージョンを促進する可能性(男女、年齢、障害の有無などの壁の排除)、コミュニケーションにおける表情や身振り等の重要性、IOCのe-sportsという用語の使用の慎重さ(対戦型gamingを避け、online上で参加したり身体運動を促進したりするvirtual sportsの重視)、一方ではIOCは2021年からOlympic Virtual Service を開始し、スポンサードも含めたオリンピック・ビジネスとしての関心はあり。

2.「東京2020大会」1周年記念イベント参加報告(今井委員)
・7月23日に新国立劇場で約1万5千人(募集2万人)の参加者の元に、100名超のオリンピアン・パラリンピアンを含め多くの関係者達の入場行進も見所であった。選手達は感謝を表す場としては好都合。開幕前から長時間会場内に滞在し、秩父宮記念ギャラリーや聖火台など各所の見物も行った。
・儀式は、IOCバッハ会長、IPCパーソンズ会長とも安倍元総理への長い追悼も(エスタンゲ2024POCOG会長は別)。小池都知事、橋本元TOCOG会長、室伏スポーツ庁長官の挨拶もあり。
・参加者の約半数はボランティア経験者のようであった。
・新国立競技場への危惧:アルコールも含め飲食ブースの不十分さ、座席の前後間隔が狭く移動が大変とのこと、トイレ混雑も予想されそれらへの危惧も。
・意見交換:聖火台の設置はどこに? 座席の間隔が狭くて「政治的プロパガンダ」があっても直ぐの静止は不可能であるし出場も迷路のよう、今後レガシー化していくようなイベントやメッセージなどは無し、当日反対デモの可能性のアナウンスがあったが問題なし、事前開催の日仏ラグビーでは6万人収容でも大丈夫であった、等。

3.「東京2020大会」の1周年に関するメディア報道等に関して(自由意見交換)
・7月23日の前後に主要メディア各紙を含め、「東京2020大会」の振り返りや「レガシー」特集が組まれていることに対して、自由に意見交換した。
・東京都生活文化スポーツ局による「レガシー設置物」のプレス発表を含め、メディア各紙の検証・総括の報道資料および参考資料として『オリンピズムの伝道館』の「そぞろ歩記NO.25」:「東京2020大会」1周年記念行事に向けて:「オリンピックのレガシー」に関する取材を契機に! を事前に配布しておいた。
https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%BC%9D%E9%81%93%E5%B8%AB%E3%81%AE%E9%80%8D%E9%81%A5%E8%A8%98%E3%81%9D%E3%81%9E%E3%82%8D%E6%AD%A9%E8%A8%98#h.uhye0h44vnv1
・総括などの公式報告書などには関心がなく1周年記念イベントも知らず、という感想も。
・レガシーキューブを参考にして、「東京2020大会」のレガシーを整理し分析してはどうか、という意見も。
・競技場や収支報道が中心、wellbeingに向けてどう利用していくかが重要。意図して遺そうと思って残すことが重要。
・一番のレガシーは人々の記憶に何が遺るかが重要。1964年大会は人々に強烈なインパクト(プラスの評価)を残した。さて、「東京2020大会」は?ゴタゴタ続き、無理矢理開催などの経緯からあまり期待できないとは思われるが、、。記憶に残っていくものこそ大切という意見も。
・スケートボードの若者たちの競技ぶり(「真夏の大冒険」と名付けられた)にみるチャレンジ精神と肩車したリスペクトのシーンはオリンピックに新しい風を吹かせたという意見も。
・D&Iに関しては、女性スポーツに関しても同様にダイバーシティを意識してケンケンガクガク議論している間は不十分という意見も。
・一方、「インクルーシブ」という用語の使用状況への問題視も。つまり、文化人類学上は「支配的なものの中に入れる」という力関係のある用語として簡単には使用しない用語であるという。例えば、「アーバンスポーツ」もこれまでスポーツではなかったものをスポーツに入れてあげる、というような意識が見られるという。言葉の使用には敏感であるべきであって、今までのルールや枠組みを見直すきっかけとなれば良いが、、。
・「多様性」という考え方に基づけば、「デモがある社会の方が健全」であると考える必要があろう。
・e-sportの議論の中で、身体運動が少ないとパラも同様に排除されかねないという危惧が示されたという報告に対して、スポーツの前提として先ず身体運動があり、さらに身体を肉体と脳に区分して考える思考法が反映されてはいないか。実践レベルではきちんと分けられないはずなのに、という意見も。 

4.近況報告の中で情報提供
・3年ぶりにSportechに参加、結構な盛況ぶり。東海大学ブース見学し、IOC委員の渡辺守成氏などに関して質問したが余り関心がなさそう。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回も、バルセロナからの参加者も含め、様々な話題に関して自由に意見交換をしました。

 

第237回JOAコロキウム開催案内

日 時:2022年8月23日(水)18:00〜(定例の第3水曜日ではありません。ご注意ください。)
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!

〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年8月20日(土)17:00

JOAコロキウム 第235回報告&第236回開催案内(2022/07/08)

第235回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年6月23日(水):18:20-20:00(Olympic Day)
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:8名
・テーマ:公式映画、ロシア・ベラルーシ対応、「2030札幌招致」関連、IFのジェンダー対応など

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.「オリンピック・パラリンピック人権宣言」と日中韓3か国共同宣言に関連して(森田会員)
・2012年ロンドン大会のオリンピック閉会式の日に、イギリス、ロシア、ブラジル、韓国の連続して大会を開催する4か国が「オリンピック・パラリンピック人権コミュニケ」を出したこと。それが東京大会で途切れてしまったこと。
・2018年の平昌冬季大会に向けて、2016年に日中韓3か国が東アジアの平和構築のためにオリンピック・パラリンピック大会を通じて未来志向で協力すると謳った「平昌宣言」が重要である。
・その後、2年毎に日中韓3か国のスポーツ大臣会合が開催されて、大会の2年前に「東京行動計画」や「北京共同声明」として協力して取り組む内容が調印され公開されてきた。
・その内容は文科省のwebsiteにも掲載されてきていたが、2020年「北京共同声明」に関しては未公開であった。
・森田会員が文科省に情報開示請求したところ、6月3日に文科省のwebsiteに掲出された(舛本が昨年文科省にメールで内容確認をしたときには、無視されたのだが、今回は情報公開請求故か?)
・重要なことは、この「北京共同声明」では、平和と人権の理念的な内容がなくなっている(中国の現状を反映か?)
・なお、2024年江原道YOGのために、第4回目の日中韓3か国のスポーツ担当大臣会議が2022年中に開催予定であるが、韓国がホスト国故、日本政府は韓国からの連絡を待っているとのこと。
・この第4回目の声明に何が盛り込まれるのか注目される。
・森田会員は、次の3点を盛り込むように要求してはどうかという提案がなされ、意見交換した。
 1.東アジア地域における平和的で包括的な関係構築
 2.世界人権宣言と同様、全ての人々の人権と基本的自由の保障
 3.Olympic Agenda 2020+5に含まれているAthlete Rights and Responsibilities Declarationの重要性に触れる
・現在のロシアによるウクライナへの軍事侵攻問題がこの3か国宣言に含まれることが可能かどうか?
・中国の人権弾圧状況からみて、このような内容を盛り込むことが可能か?

2.「東京2020大会」公式映画「SIDE:A」関連(鑑賞したメンバー中心に)
・芸術作品に偏向せず、アスリートの準備などスポーツの価値を前面に出した中立的な記録としての映画。無駄な色づけがされていないとの感想があった。
・観客が不入りでがらがらの映画館。内容は面白かったが日本選手の活躍が描かれておらず、日本のスポーツ関係者にしたら怒るであろうと推測するような内容であるとの感想も。
・男子柔道と女子バスケットボールの内容が多く割かれている。ビゼール会長まで。嘉納治五郎は登場しないが。
・木下グループが目立たないがあちこちに露出。同社のこの映画制作における位置づけが不明である。
・柔道48kg級のウクライナの選手を使って、ウクライナ戦争の現状を踏まえた取り上げ方に工夫があっても良い。
・ノーナレーション、字幕スーパー使わないドキュメンタリー手法をしっかり踏襲。しかし、東京2020大会を知らないと何のことか分からないことが多い。また、内容にピックアップした選手と何を捨てたのかは同義。監督の判断次第。
・バランスが重要であるが、ラストのバランスはどうだろう?名監督の演出に問題を感じた。特に、育児のために女子バスケットボールの日本代表を辞退した大崎佑圭選手とカナダのキム・ゴーシェ選手の成田空港での対面やスタンド観戦。
・なぜ二本にしたのか?一本としてのまとまりが欲しかったとの意見も。
・河瀨監督が、スポーツではなく自分を見せたいというような雰囲気の映画であるようだ。
・テクスト・コンテクスト・メタテクスト(「コンテクストに応じてメタテクストに配慮しながらテクストを解釈する」)という映像解釈の定式(1999年舛本提示)に応じて考えると、先入見に応じて様々な認識の枠組みが生じて解釈が多用になる難しさ。(参考:『オリンピズムの伝道館』の「そぞろ歩記NO.23参照」
「東京2020大会」公式記録映画 SIDE:Aを鑑賞して
https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%BC%9D%E9%81%93%E5%B8%AB%E3%81%AE%E9%80%8D%E9%81%A5%E8%A8%98%E3%81%9D%E3%81%9E%E3%82%8D%E6%AD%A9%E8%A8%98#h.n5gmdzkucqmo
・2016年リオ大会の記録映画が良い。リオの町全体が選手達を受け入れ歓迎している姿が良く映し出されている。

3.「2030年札幌冬季大会」の招致運動に関して(自由意見交換)
・ここに来てスペインが辞退。2030年札幌、34年ソルトレイクの2大会同時決定の可能性もある。
・外国2都市の住民の支持率高い。それをバッハがどう判断するかが要点。
・札幌招致計画では、開催意義だけでなく、札幌ドームの維持可能性、選手村分散問題、空港移動問題など、本気で対応すべき問題が多い。
・IOCの流れは、招致に手を上げる都市が減少する中、日本が開催に向けて乗ってくれるように躍起となっている感がある。
・日本の組織委員会メンバーは東京大会終了後燃えていない現状が見受けられる。終わってスッキリした、清清した感もあるようだ。7月23日の1周年記念に向けて同窓会ミーティングなどする部署も見られるが、、。 

4.FINAのトランスジェンダー選手の扱い
・国際水泳連盟(FINA)がトランスジェンダー選手制限方針を出したことに対して、IF任せのIOCと言う批判があるが、IF間で手を取り合って対応していくべき問題であろう。
・もう一点、セメンヤ選手などの高テストステロンの女性選手の問題がある。男女二元で分けることの問題の複雑さ。
・日本の女子サッカー代表チームで活躍する選手たちの傾向にも窺える問題も見られる

5.冬季大会の複合種目廃止問題
・スキーの複合競技(ジャンプと距離)の廃止がIOCでも話題に。男女同数の基本方針に向けて、女子を増やすのではなく男子部門を廃止する方向はどうであろうか?
・女子ジャンプ競技にもラージ種目がないが、、?
・複合は競技人口減の現状。競技の難しさがあるがそれが面白さに通じたはず。King of Skiの称号はどこに?
・ジェンダー問題や男女同数志向に関連して、IOCは男女差のない「e-sport」の可能性を考えているとの発言もあり。
・これに対して、感銘する意見であるが、「e-sport」のオリンピック加入は許したくないと言う考えも。
・IOCは「e-sport」という語の使用を慎重に避けて、「virtual sport」という語を用いて、実際のスポーツ振興に資するようなテレビゲームを考えている。
・IOCもIFもジェンダー問題に真剣に取り組んでいない。論ずること自体がタブーになっているような感がある。
・IFは建前に丸投げ、IOCはIFに丸投げ、メディアもそう。軽々には論じられない問題ではあるが、スポーツの在り方も含めて正面からの議論が必要である。
・将棋やチェスの扱い、男女一緒の競技にするか? マインドスポーツの方がより容易いのかも。

6.IOC・IPCのロシア・ベラルーシ対応関連
・ウィンブルドンの制裁のように、トップアスリートの排除の現実に関連して、オリンピックが最高の選手が参加しない種目(例えば、ゴルフ、サッカー、テニスなど)はオリンピックに不要ではないかという意見があった。
・あるいは、オリンピックは2流以下の選手の競技会で良いのか?という点を考慮すべきであろうという意見。
・テニスのようにプロ化が進みシステム化されている超プロ化の種目では、ランキングにも関係なく賞金もないオリンピックに対して、スケジューリングの難しさも含めて一流選手に参加してもらうにはもう限界に来ている。何処かで妥協する必要があるとの意見も。 

7.近況報告の中で情報提供
・JOCの「オリンピック・ミュージアム」の新装オープン関連で、過去の国旗の問題が示された。第4回ロンドン大会の前までは国別参加ではなく個人参加であったため、それまでの3回大会の参加選手の国旗の掲出は不要のはずとの意見が。しかし、それを譲らないJOCサイドの問題がある。
・IOCの文化ヘリテイジ財団の編成の経緯に関しての質問があったが、IOC理事会及び総会の議事録確認する必要あり。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回も、自由参加で様々な話題に対して自由に意見交換をしました。

 

第236回JOAコロキウム開催案内

日 時:2022年7月27日(水)18:00〜
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!

〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年7月24日(日)17:00

JOAコロキウム 第234回報告&第235回開催案内(2022/06/06)

第234回JOAコロキウム開催報告

・日 時:2022年5月19日(水):18:20-20:00
・場 所:Online Zoom会議
・参加者:8名
・テーマ:IOC・IPCのロシア・ベラルーシ対応および「2030札幌招致」関連

Ⅰ.情報提供と意見交換
1.IOC・IPCのロシア・ベラルーシ対応関連(野上会員のコメントも含め意見交換)
・今回のウクライナ戦争でIOCとIPCが課した、あるいは課そうとする制裁に対して、事前に野上JOAコロキウム委員に以下の3点の資料を提示し、当日にコメントを求めることを依頼しておいた。
・IOCの役割とオリンピック大会の場として役割をきちんと区別すべきである。IOCの立ち位置や役割は、オリンピックの場の外での戦争には批判声明を出し、さらにオリンピックの場が代理戦争にならないようにすべきである。オリンピックの場は、スポーツには国境がない世界市民・地球市民が集う場であり、そのフィールドで平和希求する場(野上)。
・個人参加の道を開くべき。ロシア・ベラルーシの選手だけに反戦の意思表明するよう求めるべきなのか?他国の選手には求めないのに。大会はNOCが参加主体で国ではないはず。同じ国土にいただけで同罪にする制裁には疑問。
・「スポーツに国境がない」というのは夢物語。ドーピングも国と国との問題となってしまったように、国別参加形態である限り、優位な差を求める国対国の感情が支配することになる。
・IOCのオリンピック運動は任意団体が行っているに過ぎない。IFが1票を持っているわけでもなく、会長推薦を含め115名のIOC委員が決定権を持っている。それはそれで良いものとして130年も継続してきた。IOCが政治から離れている方が良いし個人参加を認めても良いが、今の状態でそれが可能かどうか?また1992年のIOCのオリンピック休戦前の1991年のサダム・フセインの問題に時にはIOCは何も行っていないはず。今回のプーチン・ロシアのウクライナ侵攻に対しては、西洋だからIOCは動いたのか?文句を言われないように動いたのか?
・ロシアは自分達ではなく他国が悪いと思っているのでは。国旗・国歌無しで個人参加の形で競技するしかない。
・亡きオシム監督を想起する。ユーゴが分裂している中のw-cupサッカーでの監督手腕ぶり。1986年メキシコ大会のマラドーナの神の手事件があった大会では、マルビナス戦争(イギリスvsアルゼンチンの戦争)下での因縁の対決も。
・IOC・IPCには難民選手団のカテゴリーがある。政治的主張ではあるが個人参加のチャンネルがある。このように、国の代表枠と信条としての個人参加の枠の両方を提案しても良いのでは?
・ラグビーのような参加資格も参考になる
資料1:オリンピズムの伝道館、そぞろ歩記No21「ロシアとベラルーシのIPC加盟と資格問題」参照https://sites.google.com/view/olympism-dendokan/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%BC%9D%E9%81%93%E5%B8%AB%E3%81%AE%E9%80%8D%E9%81%A5%E8%A8%98%E3%81%9D%E3%81%9E%E3%82%8D%E6%AD%A9%E8%A8%98#h.t9ngoh11v5lc
資料2:Exclusive: Russia and Belarus to face vote on IPC membership in November (ITG 7 May 2022)https://www.insidethegames.biz/articles/1122850/russia-belarus-ipc-membership-vote-egm
資料3:スポーツが未来を変える 五輪と平和、問われるIOCの覚悟 黒須朱莉(産経新聞 2022年5月6日)https://www.sankei.com/article/20220506-XJC43YQUWRL3BEWX65CDD5YF6M/

2.「2030年札幌冬季大会」の招致運動に関して(自由意見交換)
・2030年札幌、34年ソルトレイクの2大会同時決定の可能性もある。ここに来てスペインの人脈を元にしたバルセロナ・ピレネーチームの巻き返しも気になる(但し、コロキウム後にスペインチームの意見不一致のニュースも)。札幌計画では、帯広のスケート会場の観客席の少なさ、札幌ドームの2030年までの維持可能性、分散開催による選手村分散問題、スケート人口減問題など、懸案事項多しとの意見。
・1972年札幌大会をイメージして、同じようなオリンピック開催計画にして欲しくはない。スケート人口減も気になる。
・儲かるという経済効果のみ関心のある札幌招致に関わる人々にはあきれるほかはない。東京2020大会は住民投票がなかった。札幌では住民投票が行われるか?行われても政治にきちんと反映されるのか?
・泊原発は2029年に40年を迎えるはず。廃炉にするのか、継続活用か?現状のエネ政策では継続が既定路線か?
・ロシアの北方領土での軍事演習などから北海道侵攻の心配は?
・アイヌの人々は文字を残さないので、歴史学的に過去を調べることは難しいの考古学の対象。しかし、ロシアが北海道に侵攻するとは考えられない。1988年に定められた現在のヨーロッパの国境も変えられないように。
・札幌の計画には理念不足。東アジアの平和構築への寄与も見受けられない。2024年には江原YOG大会が予定され、2022年には日中韓3か国のオリンピック・パラリンピックを通じた平和構築宣言の第4回目が出される見込み(2016年平昌宣言、2018年東京行動計画、2020年北京声明として出されてきた過去から)。そのような内容にも一切触れてもいない開催計画案で、札幌開催の意義など道民や国民に賛同されるとは思えないが、、。

3.近況報告の中で
・ロシアのウクライナ戦争中にIOCやJOCの発信ぶりを見て、「スポーツがいかに無力かを痛感した」との声。「スポーツ界は、普段からスポーツと社会の関わりについて常に幅広く発信し続けなくてはならない」という考えが示された。
・漫画家の北沢楽天に関しての情報提供:Wikiから:(きたざわ らくてん、1876年7月20日 – 1955年8月25日)は明治から昭和にかけて活躍した日本の漫画家、日本画家である。本名は保次(やすじ)。楽天は『時事漫画』や『東京パック』等の新聞や雑誌を中心として、多数の政治風刺漫画や風俗漫画の執筆で活躍した。楽天は日本初の職業漫画家とみなされる事もあり、その漫画の人気は、現代における「漫画」という用語が広く一般に普及するのに多大な影響を与えた。

Ⅱ.終了後は乾杯タイム。
・今回も、自由参加で様々な話題に対して自由に意見交換をしました。

 

第235回JOAコロキウム開催案内

日 時:2022年6月23日(木)18:00-20:00(オリンピック・デーです!)
・場 所:Online Zoom会議
・中心テーマ:自由
・その他の内容:
①オリンピック・パラリンピック関連情報の提供(各自、何かあればPC上で共有できますので、ご準備ください。)
②意見交換:今回の共通テーマは特に定めません。参加者の皆様から何かご希望があればお寄せ下さい!
③映像共有:何か時間があれば考えます。YouTube上でも探せます。ご希望があれば考慮します。
④残り時間:フリーディスカス。
⑤終了後:online乾杯など自由に!

〇定 員:15名程度
(但し事前登録制:参加予定の方には、後日Zoomへの招待とID、PW、URLをお送りします)
〇会 費:無料 (Zoom利用の経費はJOA負担です)
〇情報交換会:(ドリンクは各自で準備してください)
☆入室・退室は自由です!
☆通信環境の状況次第によっては、入室できない、あるいは中断する可能性もあります。どうぞご理解ください。

◎申込先:JOAコロキウム申し込みサイト:
joa_colloquium*olympic-academy.jp(*は小文字の@に)
☆ただし、このJOAメルマガに直接の返信は避けてください。対応できません!

◎申込み締め切り:
    2022年6月20日(月)17:00