JOC「オリンピック・コンサート2019」におけるJOA展示ブース設置による広報活動の報告
執筆:石塚創也
((公財)日本スポーツ協会スポーツ科学研究室研究員/JOA会員(広報委員会オリンピック・コンサート部門)
「オリンピック・コンサート2019」は、2019年6月14日(金)(17:30開場-18:30開演)に東京国際フォーラムにおいて開催されました。この催しは、日本オリンピック委員会(JOC)がオリンピック・ムーブメント推進事業の一環として、「オリンピック精神」を広く多くの方に伝えることを目指す活動です。
今年は「輝く夢に向かって」をテーマに、ナビゲーターの藤本隆宏さんの進行のもと、粟辻聡さんの指揮による “THE ORCHESTRA JAPAN”の演奏や、スペシャルゲスト藤巻亮太(レミオロメン)さんのスペシャルステージが行われ、「粉雪」、「もっと遠くへ」、「3月9日」など、多くの方が一度は耳にしたことがある曲が演奏されました。また、今後の活躍が期待されているスキージャンプの小林陵有さんや、フィギュアスケートの紀平梨花さんなど、多くのオリンピアンが登壇されました。
JOA広報委員会オリンピックコンサート部門では、例年佐藤政廣会員を中心に展示ブースを開設し、広報活動を行っています。展示ブースでは、聖火トーチの展示やオリンピックに関する知識の提供など、積極的にオリンピック・ムーブメントを展開しています。今年度は、通例となった聖火トーチ展示・撮影会や、「オリンピックと環境」をテーマとした写真パネル、映像、ポスターの展示とともに、JOA広報用のポスター3枚を掲示しました。聖火トーチについては、2016リオデジャネイロ大会、2012ロンドン大会、2010バンクーバー冬季大会および1964東京大会の計4本の展示を行うことができました。
展示ブースには例年通り多くの来場者が集まり、聖火トーチを持って記念撮影を楽しむ来場者の姿を目にすることができました。これら展示のほかに、パンフレットやチラシの配布も行いましたが、準備したもの全てを配り終えることができました。やはり今年も、青柳秀幸現場監督による事前準備と現場での臨機応変な対応には目を見張るものがありました。
来場者とポスターの距離が遠いという課題を克服するため、今年度も「ポスターゾーン」と「トーチゾーン」を分離し、さらに「ポスターゾーン」に誘導できるような動線を確保しました。しかし、ポスターを眺める方は増えたものの、素通りしてしまう方が多く見受けられました。今後はポスターをしっかりと観て頂く仕掛けが必要です。
当日は、JOA会員や学生の方々、その他多くの方々にご協力をいただきました。ご支援いただいた企業や関係機関の皆様にも、心より感謝申し上げます。
【運営・展示協力】
聖火トーチ展示:パナソニック株式会社
映像・ポスター展示:中京大学(伊東佳那子氏ほか)
写真パネル展示:(株)フォート・キシモト(松原茂章会員)
日本スポーツ芸術協会機関誌『Sport Art 2019スポーツ芸術』(大野益弘会員)
学生スタッフ:東海大学6名、武蔵野大学5名
JOA会員スタッフ:唐澤あゆみ会員(東海大学職員)
【JOA広報委員会オリンピックコンサート部門】
委員長:來田享子
副委員長:佐藤政廣
委員:青柳秀幸、飯塚俊哉、石塚創也、大津克哉、木村華織、谷口晃親、舛本直文、和田拓也