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「オリンピックコンサート2019 in川越」におけるJOA展示ブースを設置した広報活動:報告

2019 年 8 月 30 日

執筆:青柳 秀幸 
国士舘大学大学院 スポーツ・システム研究科/JOA会員(広報委員会オリンピック・コンサート部門)

 「オリンピックコンサート2019 in川越」は、2019年8月3日(金)[17:00開場-18:00開演]に、ウェスタ川越大ホールにおいて開催されました。オリンピックコンサートは、日本オリンピック委員会(JOC)が、全世界で行われているオリンピックデーイベントの一環として日本独自に開催しているイベントです。

 今回は、去る6月14日に東京国際フォーラムにおいて開催された東京公演と同様に「輝く夢に向かって」をテーマに行われました。川越市での開催は、2015年より4度目です。コンサートは、14回のオリンピックを取材した工藤三郎さんによって進行され、東京公演と同様、粟辻聡さん指揮のもと、”THE ORCHESTRA JAPAN” によって、8楽曲が映像とともに演奏されました。また、ゲストアスリートを招いたトークコーナでは、ラグビーフットボールの中村知春選手や、東京2020大会時に川越市で行われるゴルフと関連した、プロゴルファーの深堀圭一郎選手、中嶋常幸選手が登壇されました。そして、最終プログラムでは、「オリンピック讃歌」が、このコンサートのために集った川越市内にある4つの高校の音楽部員によって合唱されました。

 JOA広報委員会オリンピック・コンサート部門としては、川越市役所の方々と事前に企画・準備を重ね、東京国際フォーラムでは恒例となっているブース展開をしました。具体的な内容は、1)通例となった聖火リレーのトーチ展示・記念撮影会の実施 2)石塚創也会員作成の「オリンピックと環境」をテーマとしたポスターの掲示 3)オリンピックと環境関連の写真パネル(フォート・キシモト)の展示 4)和田拓也会員作成のJOA広報用のポスターの掲示とその解説 5)チラシ(「オリンピックと環境」をテーマとしたポスターの縮小版及びJOAオリンピック小事典(青柳秀幸会員作成))の配布でした。なお、聖火リレートーチは、パナソニック株式会社さまの協力により、3本(2016リオデジャネイロ大会、2012ロンドン大会、2010バンクーバー冬季大会)用意することができました。

 現場での活動を担った委員及び学生スタッフは、「ポスターを眺める方は増えたものの、素通りしてしまう方が多く見受けられました」という前回までの課題を解決するために試行錯誤し、チラシ(ポスターの縮小印刷)の配布や、写真①②のような工夫(足元への順路の作成、待機列へのパネル展示)を試みました。

 その結果、石塚創也会員作成のポスター・チラシを用いて、オリンピック・ムーブメントの基本理念には、その柱として「スポーツ」「文化」とともに「環境」が掲げられていることをこれまで以上に解説・周知することができました。また、フォート・キシモトさまにご作成いただいたパネルやトーチを活用しながら、リオデジャネイロ大会において緑豊かに演出された開会式や聖火リレートーチにも「環境」への配慮やムーブメントがあったことなどを周知することができました。

 ブース設営には若干苦戦した場面もありましたが、それがきっかけとなって生まれた学生スタッフさんの斬新なアイデアにより、JOAブースのレイアウトには新たな風が吹きこまれました。

 今後は、今回実現することができた、地方自治体との連携・協力といった形での活動を継続・発展させることも視野に入れつつ、引き続きトーチとの記念撮影を通じてオリンピックを身近に感じてもらうのと同様に、JOAの中期目標である「オリンピズムの普及と浸透」の一助となるよう、より検討・対策を重ねて参ります。

 予てより、川越市役所の方々には大変お世話になりました。そして、このような機会をご提案・ご提供くださりありがとうございました。当日はJOA会員や学生の方々、その他多くの方々にもご協力をいただきました。ご支援いただいた企業や関係機関の皆さまにも、心より感謝申し上げます。

【運営・展示協力】
聖火リレーのトーチ展示:パナソニック株式会社
写真パネル展示:(株)フォート・キシモト(松原茂章会員)
学生スタッフ:東海大学:5名、首都大学東京:1名 
JOA会員スタッフ:唐澤あゆみ会員(東海大学職員)

【JOA広報委員会オリンピックコンサート部門】
委員長:來田享子   副委員長:佐藤政廣
委員:青柳秀幸、飯塚俊哉、石塚創也、大津克哉、木村華織、谷口晃親、舛本直文、和田拓也

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